仮説と検証
順番を間違えない
仮説を立てること、疑問を持つこと
こんにちは!きょうたです。
動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
毎日365日こうやって活動報告や思ったことを記事にしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負
先日行われたミーティングで学んだことです。
最近、実験系の番組や動画が人気です。でん○ろう先生とか。
でもそもそも、実験とは、
「こうなるんじゃないかな?」という
仮説があって、それが正しいかどうかを確認するための作業であって、
(仮説もないのに)
何が起こるか楽しみだねー、わー!こんな変化があったよーすごいよねー!
なんていうのは実験なんかじゃないですよね。って話。
順番、大事。
こう言われると、
「そりゃそうだよね」
とは思うのですが、そうは言っても、結構やってしまうものです。
代表からは「私たちの仕事は毎日が実験だと思うように」と言われました。
仮説、実験、検証、の繰り返しです。
ある意味めちゃくちゃ恵まれた環境です。
そもそも冒頭で例に出した「似非実験」では、指導する先生は答えを知っていますよね。
正解に早く辿り着けた方が勝ち。少しでも外れれば✖️。
これが今の日本の受験教育です。
予想と違う結果が出たとしても、(だからこそ実験を行うわけで)
「予想と違う結果が得られた」
という結果が得られたことになりますが、
どうしても
「(実験に)失敗した!」「正しい結果を出したい!」
という変な気持ちが起きてしまいます。
だって、それではバツを️️もらうことになりますし、
目の前に正解を知ってる人がいるんですもん。
正解を与えて、与えて、育てられると徐々に考える力を失っていきます。
疑問を持たなくなるんですね。
「なんでだろう?」と考えないですから。
深読みしすぎかもしれませんが、そういう教育って、ちょっと、怖いですよね。
そもそも、疑問を持つこと
あのエジソンが、小さい頃先生を「なんで?なんで?」の質問攻めにしていたというエピソードは有名な話。泥団子を2つくっつけたら1個になるから「1+1=1」ではないのか?と聞いたとか。現在の受験教育だけではその天才を潰すことしかできません。
茂木健一郎氏が語る、なぜ本に囲まれた家庭で「頭のいい子」が育つのか
仮説を立てるにはまず疑問に思うことが必要で。
ムツさんのお話を聞いていても、
「よくそういうところを疑問に思うなぁ・・・」
って思うことがしばしばありました。
疑問を持ち続けることが大切なんだ
と、改めて思います。
正解を与え続けて育てる受験教育に、
「疑問を持つこと」「わからないことがある」
というのは天敵のようです。
ずーっと受験教育に染まってきた呪縛を振りほどくのはなかなかに難しい。
これって挑戦することにも言えることじゃないかと思いました。
ただ闇雲に「挑戦だー!」「行動することだー!」
って突っ走ることが良いわけじゃなくて。
その行動力も大事なんだけど、それで何が得られるか、どこを目指しているか。
やっぱりシナジーマップが大切になってくるんですね。
なんのための生物調査か
先日行った生物調査も同じで、
プラプラ歩いて「何が見られるかな〜?あ、こんな生き物がいたよ〜♫」
なんていうのは、仮説なく実験をするのと同じことですね。(反省)
野鳥が見られるタイミングは時間帯にも大きく左右されると思います。
どういう鳥の種類が見られるかで自然の豊かさや再生度が見えてくるのではないかと思います。
ロードキル(交通事故死)の骨格標本を集めることで野生動物の生態調査ができるようになります。骨格標本を作るようになれば自然と集まってくるようになるのではないかと。
狩猟免許もないのに野生動物を捕まえてくるわけにもいかないし、合法的かつ安全に野生動物の数量や解剖、調査ができるのは交通事故死のご遺体を拾うことなんですね。
こういう仮説をいっぱい立ててそれを検証するために現場に立つ。
そういうクセをつけていかないと。
メジロ
アオジ
シロハラ
カメラ、ちょっとずつなれてきてる気がする。。
霞ヶ浦再生の指標
水源地再生の指標となる生きもので、有名なところではホタルですね。
他にも、知られていない指標となる動物はいくつかいるそうです。
アカガエルは以前少し記事にもしました。
トンボもたくさんの種類がいてそれぞれに特性が違います。
アオヤンマ
ヨツボシトンボ
(写真をそれぞれリンク先「トンボフィールド観察記」より引用)
ヨツボシトンボは関東で絶滅危惧種Ⅱ、準絶滅危惧種に指定されるトンボです。
アオヤンマと生息地生息条件が似ていて、両者はニッチを分け合っています。
これらのトンボを調べることで生態系の再生を見ることができるようです。
そのためにはトンボの種類によって、どこに卵を産み、どういうところで幼体(ヤゴ)になり、どういう生活をするか、生活環をそれぞれ知る必要があります。
勉強することが多いー。
体験を重ねて身につけて行くのだっ。