ニワトリと畑の師匠
ニワトリと畑の師匠
2021年初納屋・初古民家
こんにちは!きょうたです。
今年も動物王国のような場所を作るべく、毎日365日、活動と発信をしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負
私がかねがね、「ニワトリを飼う」「ヤギを飼う」「自然農法」だと言いまくっているのを見て、おかげさまでたくさんの情報が集まってくるようになりました。
「そんなにニワトリが欲しいなら、隣町にいる俺の師匠がニワトリくれるっていうから見にいくか?」
いつもお世話になっている大工さんから連絡を頂いて1月2日茨城へGO!
恒例?の森の朝動画。1分弱の短い動画です。
ただただ鳥の声、森の音が聞こえます。贅沢な時間。
納屋の裏とご近所の2つの神社にもご挨拶。
今年初納屋(我が家)ですね。あけましておめでとう。
抜けるような青空です。
手前にある巨石たちは大工さんがもらって来た竃を作る用の大谷石です。
一つ50kgくらいあります。むちゃくちゃ重い。
この大工さん、職業柄か性格からなのか本当に多くの人づてがあって、必要な材料をしょっちゅう「もらってきて」くれちゃいます。昨年は立派な新品のキッチンをもらってきてもう一つの古民家に設置していました。すごいんです。
信用経済の申し子ですね。
阿見サンさんふれあい農園
そんな大工さんに連れていってもらったのがこちら
青空の下広がる広大な畑。2千坪くらいはあるでしょうか。
こちらがそのご主人。なんともうすぐ90歳になられるとか!
2千坪の荒地を、90近いおじいちゃんが一人で開拓してわずか3年で立派な畑に。
「つくばにいた時はこの3倍(6千坪)の畑を一人でやってたからなぁ。
もう体力が追いつかなくて。ワッハッハ」
驚きの連続。。
一緒に写っているのはパパイヤの木。
「え?パパイヤって地植えでそだつの?!」
「昔は数百本やってたんだけど、もうそんなにやらなくて、
いろんな人にあげたんだけど、ことごとく枯らしちゃってたねぇ」
育て方の秘密があるんだそうです。
只者ではない。。
よく見れば畑はもみ殻、落ち葉、鶏糞、馬糞(2番たい肥)が。
深い知識と経験、細かな手入れと管理が熟練の技です。
勉強になることばかり!!お師匠と呼ばせてください!
ニワトリ
そんな畑のお師匠が飼われているニワトリがこちら
現在30羽ほどいるそうですが、規模縮小を考えていて、10羽ほど分けてくださるとのこと!(10羽は多すぎる!)種類はアローカナ系の雑種。雑種の方が丈夫で卵を多く産むらしい。
今朝産んだ卵。アローカナが入っているだけあって、卵は青みがかっている。
ここにはオスもいて、もちろん有精卵。
今朝の気温は氷点下2度。卵は既に氷のようにひんやりと冷たい。
でも、ここから温めればヒナに孵るという。
ヒヨコに孵ってから冷えてしまったら寒くて死んでしまう。
なぜ卵だと平気なのか。
体温は限りなくゼロに近いのに、これは確実に生きている命だ。
当たり前のことがとてもとても不思議でならない。
殻も完全に外界とシャットアウトしているわけではない。
呼吸をするための空気は通す。でも、汚れ、ばい菌、ウィルスからは隔絶されている。
これを当たり前のように毎日作り出すニワトリって、、、すごい生き物だ。
オフレコ
農業やニワトリ(家禽)についてのいろんなお話を聞かせて頂いた。
外に放して迷子にならないのか、コントロールは聞くのか、鳴き声のトラブルはないのか。亡くなったらどうするか、自分でしめて食べることは可能か。などなど。
農家さんあるある、ニワトリ飼いあるあるを聞かせて頂いた。
穴を掘られないように30センチの鉄板を土に埋めて小屋を一周させてもイタチに襲われる。
亀甲金網は二重にしないと必ずと言っていいほど破られる。
どんな対策をしてもまたやられる、またやられるの繰り返し。
ここから、「いたちごっこ」という慣用句が生まれたのだ。。。
ためになるお話をたくさん聞くことができました。
こういうお話は後世にも残していかなければならないと思いました。
ニワトリ、ひなから育てたいと思うのですが、翁が
「ここのを数羽連れてって卵産ませてそれを孵化させれば良い」
「卵から孵した子はよく慣れるぞ〜」
とおっしゃって頂いたので、そうさせてもらおうとおもいます。
それに加えて、もみじやさくらの在来種もヒヨコで仕入れようかと。
そうなると早急に小屋が必要になります。
新年早々、チキントラクター作りだ!
おまけ
古い農機具。ソバやコメ、小麦を風力で仕分ける機械。
ニワトリ小屋の遊び場にされてたけどちゃんと動くしもったいないな。。