飢えについて考える(前編)

ヤギ, 犬猫

飢えについて考える(前編)

犬猫と食餌

動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
毎日365日こうやって活動報告や思ったことを記事にしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負

いきものを考えたとき、「食べること」ってやっぱり大事なことですよね。


先日、こちら
「ヤギたちが自分で食べるものを選び食べることが大事なのではないか」
と言う記事を書きました。そこにちょっと繋がる話でもあります。

これから烏骨鶏を迎えるにあたり

こちらの本を参考にしているのですが

適度な「飢え」を作ることが大切と言う内容がありました。
「餌を与えたら数時間で食べ終わり、次の餌を与える数時間前には餌箱がカラになっている状態が良い」と。

「飢え」か!なるほど。考えたことがなかった。
今回はいきものの飢えについて考える記事です。

犬の場合

例えば犬たち。
犬はオオカミに近いいきもので、群れで行動し、獲物を狩る動物でした。
その獲物はシカなどの大きな動物だったでしょう。

だから、獲物が捕れた時はわーーっとお腹に詰め込めるだけ詰め込むのです。
で、雨が降ったり、狩りに失敗したりすると、数日はご飯にありつけなかったりするのは日常茶飯事でした。

つまり、犬は食いだめができて絶食に強い動物であるとわかります。

飼っている犬のご飯を1日1食でもいいし、極端な場合、数日に1食でもいい。
お腹を壊した時は絶食(水分は取らせた方がいいかも)して胃腸を休ませるというのも割と一般的な療法です。

猫の場合

一方、同じ狩りをする動物である猫。犬との違いは「単独行動」ということ。

一人で大きな獲物を捕まえることは無理ですよね。
せいぜい昆虫とか、大きくてもネズミ、ヒヨコくらいのサイズまで。

だから取っては食べ、取っては食べ、のちょこちょこ食いスタイル。
もちろん、狩りをする動物なので天候が悪い日などは失敗が続くこともあるでしょう。
ただ、犬のように数日何も食べられないというような飢えに耐えるとは考えにくい。

ドライフードは置きっぱななしにして食べたいときにちょこちょこ食べられるようにしています

という猫飼いさんもいます。

ところがどうして、最近は嗜好性や食いつきなどにフォーカスしたフードが多く出回っているせいか、美味しすぎて「与えたら与えただけ全部食べちゃう」子も多いんだとか。

ペットの肥満が問題になっているのはご承知の方も多いかと思います。
にも関わらず嗜好性、食いつきが悪い、食べが悪い、と悩む飼い主さん。
増えるペットの肥満、健康問題。

食糧難と肥満問題が共存する人間世界の縮図を見ているようです。

長くなるので次回の後編に続きます。

ヤギ, 犬猫

Posted by kyotako

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