種をその地に合わせて育てること。
地産地消
自分で作ることの意味
こんにちは!きょうたです。
動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
毎日365日こうやって活動報告や思ったことを記事にしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負
まだまだエコヴィレッジみよりで得た体験と考察です!
(どんだけ学びが多かったのよっ!)
ここは、地元から出てくる資材、廃材を集めて工夫をしながら、
ロケットストーブのみならず、家を建てるところから、自分で作られています。
(建築の法律があるので外側や柱、屋根などはプロの方が作っています)
その地で入手しやすいもので作る。
これもある意味「地産地消」農作物や食品だけに限ったことではないと感じました。
薪にする材料も同様です。
なるべく入手しやすくて、間伐材や廃材を活用するのがベストでしょう。
薪割りもやらせていただきました
意外とコツがいるもので、体力もさることながら、精神力も必要だとわかりました。
力を抜き、振り下ろす遠心力と斧の重さだけで割るのがコツです。
並べ方も大事だったりします。生活の知恵。
私たちが使うとするなら、竹、あるいは竹炭でしょう。
ただ、竹は燃焼が良すぎてすぐ燃えるのとススやタールが多いのが難点。
ロケストで燃料を竹でやっている人はいないようです。問題があるんでしょうね。
ペレットにすればそのあたりの問題解決に繋がるかもしれません。
梁の歪みがまた独特の優しさと造形美を生んでいます。ガラスも廃材。
自分で作ることによってその構造や問題に早く気がつくことができ、対処も取れます。
「家にストーブを付けるというよりは、家全体を一つの暖房器具として考えている」
家はその時その時の家族構成や年齢によって使い方が変化するのが当たり前です。
それに合わせて内部構造を作り替えたりアレンジしたりしているとのこと。
家は買ったら基本的にはそのままで、世代交代など大きな変化があった時にプロに頼んでリフォームする、そんな固定概念を見事に壊されました。
家具を移動させて模様替えするかのように、家の中の構造を作り替えながら生活していました。
家は、生き物だ。
地域雇用の問題
こういう山里に住む人たちはどうやって生計を立てているのだろうと疑問に思いました。
驚いたのは学校。
小中学校合わせて生徒7名に対し、先生が倍くらい人数いるのだそう!
マンツーマンを通り越して、マンツーツーです!
学校の先生、公務員、郵便局、道路&ダム建設工事などで働く人が多いようです。
が!ほとんどが都心からくる労働者が従事しているとのこと。
せっかく地元に仕事があるのに働く人はよその人という、、、
バランスが悪い。人材、仕事にも地産地消が進めばいいのですが。
鶏とトウモロコシ
ここでは鶏を育て、農業もやっています。
自給自足というより、自分たちで食べる分くらいは作ろう、という感じ。
電気も使うし、車(ガソリン)もないと生活に困ります。
「山で自給自足」
というと社会から隔絶された仙人のような変わり者が暮らしているようなイメージでしたが(失礼すぎる)全く違いました。
与えられた環境の中で、どうバランスを取って暮らすかを考えることが大切だと思います。
育てている鶏は雑種。
※写真はイメージです。
自然農法とは、
その地に合うように種(タネ・シュ)を育てて行くことだ
と仰っていました。昔からヒトはそのようにして暮らしてきたのでしょう。
興味深い話を聞きました。
トウモロコシは交雑しやすいから隔絶された地域で育てなければならない、と。
これは、、、
ペルー、アンデス、マチュピチュという標高の高く隔絶された地域で、
トマト、じゃがいも、トウモロコシ、カボチャ・・・
現在世界中で食されている野菜の多くがそこで生まれた理由もそこに秘密があるのかもしれないと思いました。
オススメされて思わずポチっちゃった本です。
様々な野菜の原産地を見に行く話です。
メープルシロップ!
イタヤカエデからメープルシロップをとる作業を見せていただきました。
冬、幹に溜め込んだ栄養を分解し、糖分にしてそのエネルギーを春の芽吹きに使うのです。
だから芽吹く前の今、この時期に採取をするそうです。
無色透明の液体。これを1/10まで煮詰めてシロップにするとのこと。
メープルシロップって黄色味がかったものだと思っていたのですが、実は透明な方が純度、品質が高いらしい。
イタヤカエデ、探そう!