虫と植物の話
虫と植物の話
ミツバチと天敵
スズメバチ
動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
毎日365日こうやって活動報告や思ったことを記事にしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負
ニホンミツバチの養蜂をやるにあたって、日々、勉強、インプットしているわけです。
ハチのようにたくさんいる群れる生き物ってやっぱりそれを餌にしたり利用する生き物が多くいるってことですよね。
天敵であげられるのが、スズメバチです。
ニホンミツバチの熱殺蜂球
ただ、ニホンミツバチが数を減らすに連れ、それを餌にする大型のスズメバチも減少傾向にあるようです。
スムシってなに?
もう一つが、「スムシ」と呼ばれる寄生虫です。
私は養蜂について調べた時に初めて耳にした虫でしたが、養蜂家の中ではよく知られた存在のようです。蜂の巣や巣箱をボリボリ食べちゃうみたいですね。
ハチノスツヅリガ(外来種)とウスグロツヅリガ(在来種)の2種類の蛾の幼虫で、
詳しい生態はまだわかってないことが多いようで。
非常に面白いですね。
「スムシの親(蛾)が巣に侵入しても妨害されない」
というのを見て、アリの巣に侵入して共生?寄生?する「好蟻性昆虫」を思い出しました。
アリとハチってその社会構造も含めて似てますもんね。
スムシは「好蜂性昆虫」と呼べるかもしれません。
しかも、ブドウ虫!釣りする人にはおなじみの餌ですよね。
ハチと一緒に養殖するのも一つかと。
ハチにとって迷惑な虫なのかと思いきや、放棄した巣や壊れた巣を掃除してくれる大切な虫なんですね!これらの虫にやられる巣はある意味「不健康な巣」「弱い巣」を間引く意味もあるのでしょう。すごいですねぇ〜。
ハチノススズリガを調べると、なんとプラスチックを食べてくれる虫として研究報告があげられていました!
プラスチック食べる虫を発見、ごみ処理には疑問
「ベルトチーニ氏の使用したビニール袋のポリエチレンと蜜ろうは、似たような炭素の鎖を持っていた」
最大の天敵は、ダニ?
以前養蜂の時に書きましたが、私の地域にいたニホンミツバチは、ダニにやられて全滅したと聞きました。これは外来のアカリンダニというダニで特定の地域だけに限らず、全国的に広がっていて深刻な問題になっているようです。しかもセイヨウミツバチは対策がある程度なされているのに対し、ニホンミツバチは慣れてないのもあってやられてしまうと。
ニホンミツバチは外来ダニをうまく払い落とせない
-日本固有種への被害はなぜ起こったか-
セイヨウミツバチはアカリンダニとの付き合いが30年近くあるのでその対策ができている個体に淘汰されてきたという話を聞きました。セイヨウミツバチも一朝一夕で対策を身につけたわけではなかったんですね。。
ニホンミツバチ、早く慣れてくれ!頼む。
ダニ対策はLメントール
これらダニに効果があるのがLーメントールなんだそうです。
これからヤギなどの家畜を飼育するにあたり、そのノミ、ダニ対策にも有効です。
このLメントールを最も多く含む植物が、なんと、ニホンハッカなんだそうです。
管理している谷津田にニホンハッカの群生地、あったなぁ。。。
(プランターに移植してこようかと思います!)
もう一つ有効とされているのが、クスノキ。
クスノキは樟脳の原料であり、防虫剤としても利用されていました。
クスノキの幼生、どっかに生えてないかなぁ。。。
他に、イブキジャコウソウ、レモングラスなんかが有効らしいです。
虫と植物の関係、面白いですねー
ハーブ、育てよう!