犬のしつけと犬種特性

ムツゴロウさん, 犬猫

犬のしつけ

原点回帰

以前、ドッグトレーナーの歴史について記事にしました。

『ドッグトレーナー』と呼ばれる職業が生まれたのは
戦後、軍用犬が必要とされなくなってからですね。

現在公開中の映画「ビッグリトルファーム
に、「レトリーバー」と「ピレニーズ」が登場し、
ピレニーズのトレーニング場面が何度か登場します。
ネタバレになるので詳細は避けますが、
そこにドッグトレーナーの存在はありません。

ムツさんは以前クイズを出しました。
ムツさんクイズ
なぜ牧場で飼う犬に
レトリーバーとピレニーズを選んだのか。

映画をみれば答えは自ずからわかると思います。

仕事を通じての犬の在り方、
犬種特性と環境がさらに犬種を形成していくのです。
(くどいようですが映画を見て欲しい)

同じ犬種でも、個性があるのに、
異なる犬種を一律に「しつけ」をすること自体が
ナンセンスであることにそろそろ気づいて欲しい。

軍用犬のしつけの名残

軍用犬を扱っていた人たちは
戦争が終わり、軍用犬は必要とされなくなったので
家庭で飼われている犬をしつけするようになりました。

 

ただ、その方法は軍用犬という特殊な犬たち
しつけるには有効だったかもしれませんが、
それを一般家庭で飼われる犬種
流用してしまったのが間違いです。

全てのオーナーが自分の犬たちを軍隊に入れたいとは
考えていないと思います。

未だに、軍用犬時代の名残で、
「コマンド」を命じ、
一列に座らせてしつけ、
「上下関係」や「服従訓練」を
教えているところがあるのには驚きました。

小中学校でもそうですよね。
集団行動、整列、行進。右へ倣え。
影響がまだ強く残されています。

犬種特性をみよう!

犬をしつける、飼う前にその犬種の特性を
知るところからスタートするのが良いかと思います。

番犬、牧羊犬、愛玩犬・・・

昔の人たちが「仕事」を通じ苦労して作り上げてきた、
彼らの特性を見ていくと、理解が深まっていくのではないでしょうか。

柴犬

有名なポチパパチャンネルの動画でwす。
柴犬は本来そんなに「飼いやすい」犬種ではないという部分では同感です。
ペットショップでは原価も安く、見た目可愛くて親しみやすく人気もあるので
安易に勧めるところも多いのだと思います。

柴犬とひとまとめにするのではなく、
「幾つかタイプがある」という考えもあるか、と思いました。
本来柴犬は美濃柴、山陰柴、信州柴など全国各地にいた柴犬を
ひとまとめにしたものなので、多くのタイプがあるというのも一理ありますね。
ただ、古いタイプの犬種=オオカミに近い=攻撃的というのは違うと思いました。

トイレトレーニングは不要です

前にも記事にしました。
犬にはトイレトレーニングは不要です

この記事に通づるところがありますが、

先日ショップでキバタンを見ました。
下のトレーは食べかすとトイレで汚れています。

鳥も猿と同様、樹上生活なので
垂れ流し生活が当たり前なんですよね。
トイレを教えることはほぼ不可能です。

また、食べ方も非常に雑で
美味しい部分だけをかじってあとはポイ!です。

きれいに食べなさい!ってヒトなら思いますが
彼らがこうやって捨てた部分を、
木の下で待っている動物たちが本当はいるんですよね!

そしていつかそこからまた芽が出て植物が育つ。

鳥が全部きれいに食べてしまったら
そこで循環が止まってしまうということですね。

生き物を観察していると勉強になることばかりです。

ムツゴロウさん, 犬猫

Posted by kyotako

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