セッター&ポインター

犬猫

ヨーロッパを代表する’猟犬’

第7グループの犬

今回はポインター&セッターについて深ぼってみます。
これまで同様、犬種を並べるのもいいのですが、
もじゃもじゃ犬白い大きな護畜用犬種スパニエルなどと違って
ちゃんとグループとして存在し、まとめられています。

そこはJKCホームページ第7グループをみてください。

ググって出てくるところは他所に任せ、
ググっても出てこない内容に特化していく所存です。
そこんとこ、よろしくお願いします。

このセッター、そしてポインターと呼ばれる犬たちは
本当に私も大好きなグループです。

が!

見た目がかっこいい、美しいからといって
安易に飼っていい犬種ではないと思っています。

もしかするとサイズ的にはセッター、ポインターの方が
小さいかもしれませんが、レトリーバーの方が
まだ、飼いやすい方だと思っています。

上級者向けの犬種ですね。
だからより憧れもあるんですけど。

 

何はともあれ、かっこいい!

ポインター:ポイントする者
セッター:セットする者
獲物を発見した時に獲物の位置を指し示す行為を指す。
ピットブル – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=81905712による

この、片足を上げた状態を「ポイント」と言うんですね。
伏せて獲物にロックオンした状態を「セット」と言うそうです。
伏せは教えられそうですけど、ポイントはどうやって教えるんですかね?

めちゃめちゃかっこいいですね。

ちなみに、セットはただ伏せている状態とは違います。
ちゃんと獲物にロックオンしてないと。
忍び足、獲物に向けられた耳と集中。
かつ、飼い主(ハンター)にも意識がないといけません。

この、セットの写真が、ありそうで、ない!
(犬種それぞれの行動、スタイル、形、
をまとめた写真集、需要があるのは私だけ??)

セット。耳と足に注目。
これはただ寝てるだけ

何はともあれ、このグループに所属する犬たちは
かっこいい、美しい。です。

アイリッシュセッター
ワイマラナー

セッター、ポインターは他の動物にもいる

セッター、ポインターということにクローズアップしてみると、
より野生に近い動物もやりますよね。

うっちん☆さんによる写真ACからの写真
このキツネの姿なんて、まさにポインターじゃないですか?

この猫たち、もう、セッターですよね!

なぜセットするのか。
この場合、瞬発力勝負の無酸素運動(嫌気性)ですよね。
セットから飛びかかるまでの時間・・・約8秒
筋肉を動かすためのATP再合成を待っている。
「ATP-CP系の持続時間は~8秒程度」
この8秒が大事な時間になっているのだと思います。

ここで注目したいのは、
1.イヌじゃないとダメだったことと
2.キツネも、猫も単独行動型の動物ということです。

1.やはり、イヌ。

ネコやキツネが狩りに長けた動物なんてことは
先史の時代よりずっとわかっていたことです。
それを飼いならすことも。

そして、なんとか彼らを利用して狩りに活かせないかと
考える(私のような)変人も、長い人類の歴史の中で
多くいたであろうことは容易に想像がつきます。

それでも、ダメだった、ということです。

おそらく彼らはハンティングは優秀でも
まず自分のお腹を満たすために食べてしまうのだと思います。
そしてお腹がいっぱいになると、もう狩らない。
利用しようとしても利用できなかった
コントロールがしにくかったのではないでしょうか。

あくまでも私の考察です。

やっぱりイヌじゃないとダメだったんでしょうね。

2.単独、あるいは少頭で行われる狩り

「猟犬」と一言でいっても、
何を狩るのか、どうやって狩るのかで
違ってくるということですね。
今回取り上げたポインターやセッターは
基本、少頭数で行う狩りで使われる犬種です。

対照的なのは嗅覚ハウンドですかね。
こちらのサイトを参照ください。
めちゃめちゃ数がいますよね!
たくさんの犬を使って、吠えて獲物を
追い出し、それを馬で追って狩るパターンでしょう。

ポインター、セッターは
一人のハンターに対して数頭程度で
狩りを行っていた犬種だったに違いありません。


なので飼い主(ハンター)には忠実であっても
割と排他的だったり、多くの犬たちと「つるむ」のが
苦手な子が多いのかもしれません。

犬種特性

分離不安

先日、ペット防災の時に話題に上がりました。
飼い主と離れ離れになると
不安からパニックになってしまう子もいると。
いわゆる「分離不安」ですね。
全ての犬に起こりうることではあるものの、

やはり犬種による差が現れるのも事実。

wikipediaのワイマラナーの項にも、
分離不安についての注意が書かれていました。

この特性も昔からの狩りのスタイル、
ハンターと猟犬が1対1で強い絆で繋がっていたという
歴史が深く関係しているのではないかと思いました。

 

犬猫

Posted by kyotako

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