ペットシャンプーバーを手作りする

犬毛糸, 犬猫

現代人は生き急ぎすぎ

毛のこだわり

おかげさまでヴォルガのお店は盛況をいただいております。
ドリームキャッチャーがたくさん売れて。ありがとうございます。

新しく製品を作ってはアップしておりますので引き続きよろしくお願いいたします。

https://kyota.base.shop/

 

次に注目しているのが、犬用のシャンプーなんです。

「毛」繋がりでいいでしょ?

実は海外セレブの間では手作りの犬用固形シャンプー、“シャンプーバー”が流行ってるんですって。

ヒト用とペット用の違い

良くも悪くも、ヒト用シャンプーとペット用シャンプーは「別物」です。

人間用

 

犬の毛はヒトよりもキューティクルが薄くて繊細なため、
犬をヒト用シャンプーで洗うと「ギシギシ」になっちゃうことが多いです。

 

だから犬用の方がヒト用よりも品質が良いか、というとそうとも限りません

ヒト用のシャンプーは化粧品、あるいは医薬部外品で、製造販売は許可が必要です。しかし、ペットは残念ながら日本では「モノ」扱い。モノを洗う洗剤は「雑貨」なのでその製造・販売に許可は不要で、使用成分の安全の確保や表示義務が定める特別な法的規制はありません。何かしらトラブルがあったとしても回収の義務なども伴わないそうです。 (あくまでも法律・刑罰の話であって、一般的にはそれで済まされるはずはないですけど)

 

何を使ってもいいし、それを表示しなくてもいい。 ペット用のシャンプーは何でもアリの無法地帯であるってこと。

ペット関連用品はフードも含めて、

ペット目線<<<<<飼い主目線優先

いい匂いがする(ペットには負担)
めちゃくちゃ泡立つ(脂を落としすぎる)
価格が安い、使いやすい・・・etc

だから、海外セレブたちは自分たちで作ったものを使うんですね!

オーガニックが高いのは、その素材からして、全てが
手間がかかる・時間がかかるからなんです。

だから、自分で作っちゃえば、手間はかかるし、時間もかかるけど、安価でいいものが作れます。

毛つむぎと似てますね!

石鹸はいろんな種類、作り方がありますが、私が挑戦するのは

コールドプロセス製法と呼ばれるものです。

なんと出来上がるまでに1ヶ月以上かかるんです。

 

普段、当たり前のように使っている石鹸やシャンプーですが、本当にナチュラルに作ろうと思ったらそんなに時間と手間がかかるって知ってましたか???

 

最近特に感じるんです。

現代の人たちは急いで生きすぎてるんじゃないかと。

野菜づくり、石けん作り、発酵食品、毛つむぎ、、、

時間と手間暇がかかるものばかり。

でも、そもそもヒトとか動物はそのくらいのペースで生きるように設計されていたんじゃないかなと。

この手間と時間をショートカットしようとすると、いろんな裏技を使わないと行けなくなるわけです。それが、添加物だったり、農薬だったり、遺伝子組み換えだったり、あんまり体に良くないのではと疑われるものなんですよね。

 

こだわったポイント

・残留油脂となり悪臭の原因となる「不飽和脂肪酸」をできるだけ少なくする。
・犬の皮脂はヒトとは違います。犬の皮脂に近い、ラードを積極的に使用

国産の豚肉を買ってきて自分でラードを作りました。

・泡立ちを高めにする
・ディスカウント(余剰油脂)は少なくする(5%)
・ワックスとしてミツロウを使う
・クレイや炭などは使わない
・抗菌作用が期待できる厳選オーガニックティーツリーオイルのみ使用

高品質のティーツリーオイルを使いました!こういうのは安いの使うとダメ。

 

勉強になった参考サイト一覧

手作り石鹸用アルカリ計算機

オイルと使用量を入力すると蒸留水や苛性ソーダの量を算出してくれるサイト。
個人的には使用するアクリルモールドの大きさを案内してくれるのがとってもとってもありがたい。
何グラムとか言われても大きさとかピンとこないじゃないですか。

鹸化価表

使用オイルの鹸化価とその特性が一覧になってる便利なサイト。
めちゃくちゃ参考になります。
http://www.ajiwai.com/otoko/zeal/sekk_kenka.htm

ペットソープを作る 石けんライフ

ヒトとペットの皮膚の違いや問題点を的確に示してくれており、ペット用石けんのポイントがまとめられています。
不飽和脂肪酸を少なくする、動物性(ラード)を使う、ディスカウントはできるだけ小さく、ワックスを使う。
http://sekken-life.com/life/HM_Soap19.htm

 

 

犬毛糸, 犬猫

Posted by kyotako

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