ペットは家族になれるか。

国づくり, 犬猫, 生きもの

気づきと疑問の数々

いろんな方と話を重ねて気づくこと

ネガティブキャンペーンは誰も得しない

昔、ムツさんは
外で鎖で繋がれて犬を飼う日本の文化を
残念に思っていたそうです。
海外では当たり前のように家の中で、
家族のように暮らす動物たちを見て、
「ぜひこの文化を日本でも!」
と思ったそうです。

その際、
「犬は外で飼うな!」「鎖で繋いで飼うなんてひどい!」
と叫んでも、賛同者は増えません。

ムツゴロウとゆかいな仲間たちという番組で
人も犬も猫もフクロウも猿も、、、みんな普通に家の中で
「家族」として暮らす動物たちをありのままに見せることで

あ、こういうの、いいね!

という賛同者が徐々に増えていったんですよね。
ムツさんだけとは言いません。他の要因もあったでしょうけれども
家の中で犬猫を飼おうという人が増えた一因になったことは
間違いないことでしょう。

減らないネガティブキャンペーン

世の中の様々な問題に対して、
ネガティブキャンペーンは一向に減る気配がありません。
地球温暖化、貧困、戦争、犬猫保護・・・。

「自然を守れ!」「戦争反対!」「殺処分反対!」

惨状を暴露し、悲しさや怒りの感情を煽ることで
自分の正当性を誇示する方法は、
たとえ内容は正しくても、上策とは言えません。

みんな関心が薄いとか積極的に動く気がないだけで
自然は守ったほうがいいし、戦争や貧困はないほうがいいし
殺処分は無いほうがいいと思っている。
だから気持ちや感情にしつこく訴えると
「うざいな、わかってるよ」
って思われがち。

戦隊ヒーロー「世界平和のために戦う!」
いや、もうその時点で平和じゃない。

参考サイト
未来を作りたいなら『戦犯』を作るな
意思が弱いダメ人間の生存戦略

どうすればそうなるのか?が大事。
アプローチの方法の違いだけ。どう攻略するか。
(え?いまさら?って感じですよね汗 バ○なんです)

賛同者を増やす=ポジティブな共感を作ること

賛同者を増やすにはポジティブな共感を作り出すことにあると思います。
「自然を守れ!」ではなく「自然っていいよね」
「戦争反対!」ではなく「平和ってサイコーだね」
そういう「ポジティブ共感」を作り出すことが大切。

「殺処分反対」に対して言えるのは
「命って大事だよね」ってことかと。

命の大切さ、どこでどう学ぶか、、、

それは、、逆説的ですけど
「飼うこと」じゃないですかね。

続・いきものの話

様々な事情で
「飼えない」「飼えなくなった」
という状況を作らないようにする。

そのための活動を始めます。

この指とまれ!

ペットは本当に家族ですか?

言葉だけが一人歩き

少なくとも私は犬猫を家族のように考えているのですが
言うのは簡単で、でも実際はそうでないことの方が多い。

小さなお子様がいました。
おもちゃ箱から積み木やブロックおもちゃ、
カードなどあらゆるものを出して、盛大にぶっちゃけました。


話に夢中になっていた大人たちは
「あらあら、元気ね!」
「ごめんね!大人たちの話はつまらないよね」
「かまって欲しかったのね」
周りにいる大人たちは目を細めてその子を見守り、声をかけます。

そんな様子を見ていた
遠くの玄関に繋がれていた犬が
「ワンワン!」
と吠えました。

「そっちばっかりじゃなくて、私もかまってよ!」
そんな気持ちでしょうか。

すると、
「こらっ!」
「こういう時はどういうしつけが正解なのかしら」
「そういう時はかまってちゃんになっちゃうから無視しないとダメよ」

そんな会話が聞こえてきました。

犬はどうしても大人と同じような行動、振る舞いを
求められちゃうのかなー。

やはり人は人、犬は犬か

「ペットは家族」という割には
服従訓練とか無駄吠えとか無視とか

え?人間の子供に対してだとそういうことする?
って思うことがあるんです。

私は、犬猫を家族のように思い、暮らしていますが、
他の人たちに犬を人間扱いして欲しいとも思っていません。

犬は犬。人は人。

過剰に擬人化するのも好ましくないと思っています。
でも、今一度、

「その子が人間の子供だったらどうかな?」

と考えてみると、気づくこともあるんじゃないかなと思いました。

国づくり, 犬猫, 生きもの

Posted by kyotako

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