アナログとデジタルの変遷

ムツゴロウさん, 国づくり, 生きもの

時代の変遷とともに

日本が遅れているのは

日本が世界に遅れをとった原因の一つは
元々日本がアナログ重視(アナログに強い)民族だったからとも言われています。

平成最後の時価総額ランキング。日本と世界その差を生んだ30年とは?

モノづくり、伝統、しきたり、わびさび・・・

いわゆる日本らしさ、日本の強みはみんなアナログです。
それがアップデートを遅らせてしまったのではないかと。

でもデジタルが進むからこそ、アナログの良さも際立ってくるもの。

腸内細菌学の父と呼ばれる光岡知足氏はその著書の中で

(腸内細菌の研究は)職人的な技術やカンが求められます。
(中略)
研究者は自らの手を動かし、経験を積んでいくことも忘れるべきではありません。

と述べられていますし、先日、NHKで放送された
SWITCHインタビュー 達人達」においては
ムツゴロウこと畑正憲氏は

動物との会話に重要なのは、手のひらの感覚、皮膚感覚だ

とも語っておられました。

オンラインで伝わるのは視覚と聴覚の情報しかありません。
それ以外(味覚・嗅覚・触覚)の需要が伸びてきますよね。絶対。

デジタルの流れを積極的に取り入れて受け入れる一方で
アナログの手を休めてもいけない、

ということですね。

商品、サービスでは差がつかなくなってきた

料理の世界でいうならば、クックパッドやYouTubeに
一流レストランで作られる料理のレシピが公開され、
誰もが簡単にハックできるようになってきました。

ハック(hack):セキュリティーを突破して内部に侵入すること

GAFAと呼ばれる巨大資本
(Google、Amazon、Facebook、Apple)がその業界に
真剣に乗り出してきたらまともに太刀打ちできるわけがないんです。

 

じゃあどこで勝負すればいいのか、

簡単に再現できないものを軸にしていくしかないですよね!

例えば、個々のキャラクター。
「あの人がやってるお店」はその人しかできません。

個人にファンをつける

以前からやっていたライブ配信アプリ「イチナナ

これはまさにオンラインのスナックです。
実際に新型コロナの影響で仕事を失った、
夜のお仕事をしていた人たちがライバーとして進出しています。

最近では「アーミー」と呼ばれる課金したコアなファン(親衛隊)だけに
向けた限定の配信機能もできました。
これはつまり、有料会員限定の配信、もはやオンラインサロンと変わりません。

(イチナナだけではなく、他の配信アプリもだいたい同じようなもんです)

ファンを絞る

少し前までは各SNSでもYouTubeでも、
登録者数やフォロワー数が重要になっていました。

でも今はどうでしょう?
単純にフォロワー数が多ければいい時代は終わりました。
よく言われる、『認知』と『人気』の違いですね。

お金を払ってフォロワーを増やしてくれるサービスもあるそうですし
もう、見せかけの数には騙されないぞ!
という段階に入っているんでしょう。

フォロワー1万人いたとして、果たしてそのうちの何人が
その人を「応援」「支援」してくれるでしょうか?

本当の意味でのフォロワー

そっちの数が重要です。

私のようなただの一般人が、しっかりと集められるフォロワー数って
MAXでも、100人くらいが限界じゃないかなと思うんですよね。

(多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ。集落くらいがちょうどいい)

近いうちに、ごくごく一握りの人たちだけを集めた
オンラインサロンを開設しようと考えています。

これからの時代を生き抜くには
小さくても自分のコミュニティをもっていかないといけないと考えています。

オンラインサロンの先にあるもの

非常に面白い対談でした。

この動画の中でオンラインサロンの先にあるものという話がありました。
「家族2.0」と表現されていましたよね。

今思い起こせば、

北海道にあってゆかいな仲間たちが放送されていた頃の
「ムツゴロウ動物王国」の姿はまさに「家族2.0」だった!
思うのは私だけでしょうか。

私が動物王国に仲間入りしたのはだいぶ後半だったので
ほんの少しだけ味わった程度ですが。

わずかな期間ではありましたが、それを肌感覚として
味わえたことは非常に貴重な体験でした。

そしてまた、当時は、ムツゴロウさんの執筆活動や講演、
テレビによる収益で運営していたことを考えると、
ベーシックインカムに近いことが行われていたとも思っています。

なんということでしょう。
今、最先端と言われているものが30年前に既に存在していたとは。
改めて動物王国はいろんな意味で最先端を行っていたんだなと思いました。

当然、技術も進み、30年前とはまた違う部分もありますが、
これから私が作ろうと目指す姿もそれに近い。
本当に小さなコミュニティと土地から、スタートしたいと思っています。

ムツゴロウさん, 国づくり, 生きもの

Posted by kyotako

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