命は作れない

国づくり, 生きもの

命をいただく

人工のご飯

動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
毎日365日こうやって活動報告や思ったことを記事にしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負

ビタミンとかミネラルとかサプリメント、ありますよね。
人工で作られたものだけでご飯(完全栄養食)が果たして作れるだろうか?

ズバリ、Noです。

命を育てるには、命が必要なんです。
自然由来の命から作られたもの無しに、いきものを育てることはできません。
それが動物だろうが植物だろうが、です。どんな主義、思考だろうがそこだけは変わらない。

人間のような多細胞の複雑ないきものどころか、アメーバのような単細胞生物ですら、餌として生きた微生物を与えないと育てることができないという事実。

「人工で作られたものだけでご飯が作られるかどうか」という疑問は、
「人工で命が作られるかどうか」と同義。それくらい不可能なことなんです。

SFの世界ですね。

そのくらい、わかってないことが多いということ。

昔の人は心臓が悪い人が動物の心臓を食べたり、肺が悪い人が動物の肺を食べたりしたそうだ。
それを聞くと笑ってしまう人もいるかもしれないけど、科学技術が進んだ現代においても、そういう考えは未だに根強く残っている。
それを証拠にお肌がツルツルになるためにコラーゲンを一生懸命食べたりする人がいる。

最新の研究では、コラーゲンを摂取すれば、たとえアミノ酸まで分解されても、コラーゲンとして利用される確率が高いという報告もあるようで。食べられる前の記憶が残っているのかと思うとゾッとしなくもない。

いずれにせよ、何かを摂取するのには複雑な消化・分解・吸収の機構が体には存在していて、
壊れた機械の部品交換のようにはいかないのが生き物の体なんだという事実を忘れてはいけない。

 

生命とは何か。その問いに答える著書。

そのタイトルのようにいきものは動的:ダイナミックに、平衡を保っている。
まるでヤジロベエのように、ある方向に傾くとそれを補正する方向に力が働くようになっている。

ホメオスターシスともいう。

だから「体を温めることが大事」ってことで、しょうが湯を飲むこともいいけども

体温が38℃とか40℃にはならない。
体が温まってきたら、汗をかいたりして体から水分を蒸発させて体を冷やすような働きがすぐにあらわれてくる。

同じように、レモン水やお酢や水素水を飲んでも体のpHが傾くことはないし、何かを食べるくらいのことで血液がドロドロになったりサラサラになったりすることはないのだ。

もし、そんなことが簡単に起きてしまうなら、体は大変なことになってしまう。

アミノ酸、タンパク質、ビタミン、ミネラル、電気信号・・・判明している生き物の「部品」や「数値」をどれだけ寄せ集め、積み上げても、命は作れない。

無機物から有機物を作るのは植物。
【細胞とエネルギー】有機物と無機物の違いってなんですか?

何かと話題のウィルスは生き物であるかどうかの意見が分かれているところ。

「細菌」と「ウイルス」の違いについて

生物を作ることはまだできないかもしれないけど、「生物と無生物のあいだ」なら作れるかもしれない。

生物兵器?怖いけど。

国づくり, 生きもの

Posted by kyotako

1つ星 (3 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...