感動のブルーベリー

国づくり, 植物

夏は草刈り

炎天下続く

動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
毎日365日こうやって活動報告や思ったことを記事にしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負

ただいま、馬を導入するクラウドファンディングに挑戦中です。
残り16日!
目標までまだまだ先は遠いですが、全力でやり切ります

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さて、もう言うまでもなく、関東地方は連日の夏日が続いていますね。
日々、熱中症の危機に晒されながら働いています。

農家の夏の仕事って、ざっくり言って「草刈り」って言っちゃっていいと思うんです。
特に自然農や無農薬でやっている人は、畑や田んぼがこの季節の雑草にあっという間に飲まれていきます。

畑では雑草は邪魔者ですよね。苦労して野菜を育てようとしますよね?
一方、雑草はほっておいてもバンバン育って生えて来ますよね?

ヤギを見てると、雑草をそりゃー美味しそうに食べるんですよ。

バリッ、ムシャムシャ・・・バリッ、ムシャムシャ・・・
非常にリズミカルに、淡々と、マイペースで食べ続けます。

そう、まるでサラダバーのようなんです。
雑草を食べるようにすれば苦労せずともバンバン生えるじゃん!
山菜の延長ですよね!

狩猟と農耕の間

で、そんなに美味しいもんかね?と思って、


彼らの大好物の一つである、エノキの葉を食べて見たんです。

不味!!!まっず!!!

まるで紙を食べているような感覚です。パサパサでずっと口に残る。
よくまぁこんなものを美味しく食べれるなぁ。。

と言うわけで雑草をサラダにするのは難しいことがわかりました。

草刈りに戻ります。

この日は地域の区長さんも一緒になっていろんなところの草刈りをしました。

ヒトと自然の関わり

ここはクヌギの木があってカブトムシやクワガタが集まるポイントでした。

ところが、ご覧の通り。藪に覆われて木に近づけすらできません。
この状態ではカブト、クワガタもなかなか育たないんですって。

昔は落ち葉を堆肥として集めて使い、間伐材を薪として使い、
森林に適度に人が関わることで良い環境が維持できていたのです。
人から隔絶された「聖域」を作ることが自然を守ることではないと言う良い例だと思いました。大切なのは「共存」

先日、ある無農薬の田んぼに行った際、雑草がかなり少なかったんです。
よっぽどマメに除草をしているのかと思いきや、そうでもありませんでした。

雑草が生えてきてこれから育つぞ!というタイミングで根を浮かせれば
(何度も除草せずとも)雑草の発生を効果的に抑えられる。

もちろんどのタイミングがベストかは、それぞれの地方、地域、田んぼによって違います。
作物を植えるタイミング、草を取り除くタイミング、これをしっかり抑えれば無農薬でもある程度労力を抑えられるということ。例:アブラナ科の野菜は夏は虫に食べられやすい。

今はマニュアル化され、決められたタイミングで農薬を撒くだけ。
これでは完全に思考停止ですね。自然と向き合うことをしていない。

自然を良く観察すること。
欠けているのはそういうマインド。

草刈りをしてご覧の通り。

この日、参加した、と言うか偶然居合わせたボランティアの人も一緒に草刈りをしました。炎天下で大変だったんです。立っているだけでも全身汗だくになる気温でした。

半日草刈りを終えて帰るとき、区長さんが経営するブルーベリー園にを通ったんです。

「みんな、頑張ったから、食べていいよ!」

ご好意でブルーベリーを食べさせてもらったんです。

重労働の後の甘酸っぱいブルーベリーの美味しかったことと言ったら!!

人生で一番美味しく感じたブルーベリーと言ってもいいと思いました。

一緒にいた人の中には感動でぽろぽろ涙を流していました。
そのくらい、美味しかったんです。
もちろん、その前の辛い草刈り作業があったからというのもあります。
でも、涙が出るほど美味しいものを食べた体験ってそうないですよね。
そういう体験って、貴重ですよね。
こういう体験を、たくさん作っていきたいと思いました。

国づくり, 植物

Posted by kyotako

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