仕事と生活と生業と

国づくり

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にんにく

動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
毎日365日こうやって活動報告や思ったことを記事にしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負

早朝3時半。まだ外は真っ暗。
ある古民家にいる老人とおじさんの二人。
寡黙ならかっこいいんだけど、残念ながら二人とも良く喋る男。仕事のこと、動物のこと、畑のこと、発酵のこと、ヒトのこと、ビジネスのこと。
話し始めたらキリがない。

話しながら手はチマチマと動かし続けている。
以前このサイトでも通販していた幻のにんにく

にんにくは干しておけば保存が効くから良いですね。
普通の野菜だと、旬のうちに売り切らないと全部傷んじゃう。

干して取っておいたにんにくのうち、小さくて種にもならないやつを皮むきしているのです。

「こんな作業なぁ、一銭にもなりゃあしないけどな」
Gさんがぼやく。

でもせっかく作ったのに、このまま捨ててしまうのはもったいない。
味は良いのだから、剥いて醤油漬けにでもすれば良いおかずになる。

しかし、、手作業でひたすら剥く作業。
できたものをいくらで売っても割に合わない。

「こんなのを『仕事』としたんじゃあ、もたないよなぁ・・・」

サスティナブルとは言い難い。
※サスティナブル(Sustainable)とは、「維持できる」「耐えうる」「持ちこたえられる」を意味する形容詞です。

畑作業もそう。
まだ明るくなる前から畑に行って畝を作ったり、雑草を抜いたり。

「これは仕事?趣味?」

「仕事っちゃぁ仕事だけど収入にはなってないなぁ。でも趣味でもない」
「将来的に自分たちが食べて行く分を育てる畑だ」

今年はどこも栗が豊作らしい。

古民家の裏にもいっぱい落ちてるし。
「いりますか?」
「いや、うちもたくさんあるんです」
「こないだ親戚のところからもらったばっかりだよ」
そんな会話が聞こえてくる。

栗の木があればいっぱい落ちててタダ(無料)でしょ?
拾い放題、お得だね!
なんて思う人もいるかもしれない。

けど、ものすごい数の蚊に囲まれながら栗を拾うのはそんなに楽な作業ではない。

茹でて、剥いて、という作業も自分で食べるなら頑張れるけど、
時給換算にしたら相当高価な栗料理になってしまう。

お手製モンブランは美味しかった。

昔の農家さんはそんなこと考えなかったのかもしれない。
みんな個人事業主だったから。雇い主・サラリーマンなんてのはほとんどなかった。

これからそういう時代がまた来るのかもしれない。みんな個人事業主。

結局高くつくのは人件費。事業を考える上で重要なところ。

ヤギたちのご飯を探していたらヤマイモのツルにムカゴがあるのを発見。

ムカゴご飯、好き。

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Posted by kyotako

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