泥と友達になろう!

国づくり

田植えをすると泥だらけ

田んぼの泥

動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
毎日365日こうやって活動報告や思ったことを記事にしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負

最近、田植えやその準備で毎日毎日泥まみれになっております。

無農薬なので田植え前の除草を手でやります。
もう、胴長履いて、膝をついて、腰まで浸かってやります。
ちなみに胴長は蒸します。汗が飛ばないので暑いです。


ビフォー

アフター

 

その年の最初のプールって、入る時ちょっと勇気いりますよね?

田んぼに踏み込む一歩はまさにそんな感じ。

普通に生活していて、泥だらけになることは余りないと思います。
そして泥だらけになるのを良しとすることもないでしょう。

どうしても泥は邪魔者、厄介者として見られることが多い。

でもね、この泥の適度な保水力がないと田んぼの水路や畦も作れませんし、

苗をちゃんと立たせて植えるためには程よい柔らかさと硬さが必要です。

苗の育成に必要なのは水だけでなく、窒素やリンなどの栄養、適度な酸素をも含ませないとうまく育ちません。

さらにさらに、
稲はひとりで育っているわけでは決してありません。
適度に土をかき回してくれるオケラやザリガニ、
有機物を分解してくれるオタマジャクシやメダカ、微生物。

様々な生きものの生活環境を作り出しているのも全て

です。

無農薬、無化学肥料で何年もやってきたこの田んぼの泥。
谷津田からの湧き水を受けてミネラルや微量元素も豊富。
もちろんそれに合わせて微生物や水生生物たちの揺りかごになり。

そう考えると、この泥ってとってもとっても希少価値のあるものじゃないかと思うのです。

田植えボランティアに来てくださる方も、単に
「泥だらけになっちゃったー!最悪ー!汚いー!」
なんて思わずに、是非、この感覚を味わっていただきたいなと思います。

特に、うちの谷津田の泥は汚くなんかありません。むしろ綺麗です。
綺麗だからこそたくさんの生き物が住んでいるんです。

この際だから吹っ切って

泥と友達になりましょう♬

大人になって泥だらけになることなんてもうほぼ、ないんじゃないですか?

一応、胴長や田靴も用意するんですけども、↑の写真を見ていただければわかりますが、
そうは言っても泥まみれになることは避けられません。

ピチャピチャと跳ねる泥は上着や顔に容赦なく飛んで来ますし。
泥に足がはまって、手を付いたり尻もちをつくことも日常茶飯事です。

ちなみに、最初は泥パックだ〜♬ なんて思っていたんですけど、
泥って乾くと水分をめっちゃ持って行きますから、放置すると肌がカッサカサになるので要注意です。

国づくり

Posted by kyotako

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