早い梅雨といきもの

植物, 生きもの, 野鳥

梅雨が早い

早いだけじゃ済まされない!

動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
毎日365日こうやって活動報告や思ったことを記事にしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負

まだ関東地方は梅雨入り宣言がされていないようですが、
時間の問題であるのと、もはや宣言を待つだけで実質梅雨だよね?

でもまだ5月ですよ?もう少し鮮やかな新緑が映える気候が続いてもよろしくて。
1ヶ月近く早い梅雨がやってきています。
梅雨が早くなるってことはそれ以降の旬も前倒しになるかなー?と思いまして。
ホタルだって1ヶ月前倒しで見られるのかしら?

ホタルを見に行く

完全にSNS(Clubhouse)で聞いた内容の受け売りなので、こっぱずかしいのですが。

いわゆるみんなが知ってるホタルは、ヘイケボタルかゲンジボタルで、
水辺に生息する少数派のホタルなんだそうです。

えー!知らなかった。

日本産ホタル10種の生態

ほとんどが森に住んでいるんですね!

幼虫の時だけ光るホタルや、光らないホタルもいるらしい。
(光らないホタルは、、、ただの虫じゃないのか。。。)

そして今のこの時期に旬を迎える、ヘイケやゲンジに先がけて姿を見せるのがヒメボタルなんだそう。関東(茨城)はヒメボタルの情報があまり見つかりません。
存在しないのか、観察する人がいないのか。

特に東海・中部・近畿圏では、バス通り裏の小さな緑地にも生息している

ゲンジやヘイケよりも環境的には見られやすいですが、
光る時間が遅いことがあるらしく、知名度は2種に比べるとかなりマイナー。

日中雨が降っていたのですが夜に止んで、風が収まった絶好の日和を狙って、
夜、徘徊してきました。

結論から言うとヒメボタルは見られませんでした。
いなかったのか、見つけ方が悪かったのか、タイミングがあわなかったのか。
一応森や竹林を複数箇所回ったんですけどね。

深夜の森や竹林はかなり不気味です。

日中ならほとんど気にならない小さい虫や蜘蛛も、気色悪さが増しています。

ホタルをはじめ、夜行性の生き物に気を使ってライトは控えめ。
赤いフィルムを貼るといいそうです。

フクロウ

代わりと言ってはなんですが、アオバズクとフクロウの声を収録できました。

両者が共存している地域、環境があると言うのは豊かさの象徴かと思います。
生態系の頂点ですもんね。

ちなみにフクロウはネズミやモグラなどを食べ、アオバズクは昆虫中心に食べるそうです。

ビオトープに咲く花たち

ヒツジグサの花が咲きました。茨城県では絶滅危惧I類になっています。

まるで油絵のような美しさがありますね。
カキツバタはもう花が終わりそう。

万葉集にも登場する日本古来の花であるのに絶滅危惧II類という。
詳しい場所を明かすと盗掘の恐れもあるそうで、、、誠に残念至極です。

早いで済まされないかも

もしかすると、「今年は本当に梅雨が早いね」で済まされない事態も起きつつあります。

桑の実が、、、

通常ですとこんな感じなのが、

白化して死んでしまう事態に。もっとひどくカビているのもありました。

田んぼの周り結構桑の木が多いのでチェックしてみるとかなり被害が出ています。
楽しみにしているのに、、、

調べるとこれはキノコの仕業らしい。
日本植物病名データベース

「キツネノワンタケ」で調べると各地で桑の実被害報告が見られます。

例年より梅雨が早いのも影響していると思います。

虫や植物、微生物たちは季節にあわせて成長していくものなので、大きな被害がでる可能性があるそうです。カビ類にとっては好条件なんでしょうけど。
何事もバランスが大切ということ。

これの駆除にはやはり農薬が勧められています。
最近、環境について考えて活動していると、農薬に対して
脊髄反射的にダメなものって思ってしまうんですけど。
こういったケースに限らず、脊髄反射でNOを出すのは
ちょっと危険な思想なのかなと思い直して見たり。

農薬って文字通り、農の薬。
病気になったり体調崩れたら薬、飲みますよね。
駆虫薬、飲みますよね。
薬なしでは生きていけません。
動物と植物とを並列にはできないですが、、、ちょっと自己矛盾デス。

 

 

植物, 生きもの, 野鳥

Posted by kyotako

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