文化を創る(前編)
壮大な夢
動物王国の功績
動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
毎日365日こうやって活動報告や思ったことを記事にしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負
昔、日本では犬は外で繋いで飼うのが当たり前でした。
海外で、屋内で家族のように暮らす犬たちを見てきたムツさんはそれを残念に思っていたそうです。
「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」というテレビ番組で、屋内で動物たちと一緒に暮らす映像がお茶の間に流れました。びっくりした人も多かったのではないでしょうか。
あれから数十年。
今や、屋内で犬猫を飼うことは珍しいことでもなく、むしろその方が主流になりつつあると思います。
もちろん、動物王国の功績「だけ」ではないと思いますが、その一助にはなったはずです。
また、当時、動物をテーマにしたテレビ番組でゴールデンを飾るというのは前例がなく、「ハジテレビ」と揶揄されて凋落していたフジテレビとしても起死回生の一手であったことはあまり知られていないと思います。その後、次々と動物をテーマにした番組やドキュメンタリーが作られ、今日に至っています。
わくわく動物ランド、動物奇想天外、天才!志村どうぶつ園、坂上動物王国・・・
つまり何が言いたいかというと、
これは動物王国が、ムツさんが、「文化を創った」と言ってもいいのではないでしょうか。
なぜ馬を飼うのか
今回、馬を迎えることについての緊急ミーティングが行われました。
結局、
「迎えるタイミングを『暑くなる前(6月)』だったのを『涼しくなる秋(10月)』まで遅らせる」
という決断が下されました。その結論が下されるまでの経緯も色々あり、ミーティングは白熱しました。馬を迎えることを白紙に戻すという意見も出たり(ムムム)、『延期』にするのはいいけどその間の養育費はどうするの?とか、どこで夏を過ごすの?とかこれぞまさに丁々発止。
協議、決断、調整、交渉、・・・の繰り返し。
関係各所に連絡しまくって、ようやくの結論。
毎日、真剣勝負なんです
それはさておき。
様々な延期理由の中で私が一番大きいと思ったのが、
馬を迎える理由
でした。内外ともにそれをきちんと確認、発信した上で馬を迎えるべきだ。
なぜ私たちは馬を買うのか。
愛玩、マスコットのような感覚で馬を迎えるのかな?
と誤解されてるところも多々あると思います。
それは、全く、違うわけで。
在来馬の話
馬を迎えるにあたり、某在来馬を扱う所に複数問い合わせてみたことろ、門前払いにあった話がありました。数を減らして絶滅に追いやられるまでになってしまった在来馬の保護、育成を行なっているのに、それをまた馬耕、馬搬に利用するなどとんでもないと。
確かに理解はできます。
ただ、もうそれは昔ながらの、農耕馬としての姿ではなく、過去にそういうことがあったんですよーという博物館的、標本的な扱いになってしまっているなぁと。
今でいうと虐待だ!と言われかねない過酷な環境状況の中で、ヒトと共に農業を行なってきたおかげで、環境や病気、過酷な労働にも耐えうる素晴らしい農耕馬が残されてきたのですが。
温室で大切に育てられた観賞用のものをいきなり外に出したら枯れます。
そうしていくにしても、徐々に、段階を踏んで、強い個体を残していかないと。
後編に続く