リアカー修理から透けて見える現代社会
押し寄せる使い捨て文化
チキントラクターその後
こんにちは!きょうたです。
動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
毎日365日こうやって活動報告や思ったことを記事にしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負
先日、チキントラクターがパンクしたことを報告させていただきました。
なんてことはない、古いリヤカーのパンク修理だったはず、、、。
大工さんに手伝ってもらい、車輪を外す。
やはり、素人がやるからパンクするんだろうという結論になり、
プロにタイヤ交換をお願いすることになりました。
プロって・・・どこ??
ホームセンター
一番最初に思いついたのは近所の大型ホームセンター「Y」
自転車用の空気入れを買ったのもここでしたから。
大工さん曰く、
「ホームセンターの自転車売り場担当はパンク修理がメインなんじゃないのか?」
ところが、、、自転車売り場に持って行ったらリヤカーのタイヤのパンク修理はやってないとのこと。。。タイヤが太いとか言われたけど、、オフロードバイクと変わらないじゃん。
リアカーや一輪車を扱う農業資材担当に確認してもらうも、チューブは取り寄せで1週間+料金+送料で3000円くらいかかり、交換はやれない(やらない)とのこと。。。
いや、自分でやったらダメだったからプロにお願いしようと思ってたの。
(片方は成功しているし!)しかもチューブ、ネットで買う方が安い!
扱うリアカーもこういう感じでとてもタイヤを直して使うようなものではなかった。
あんな鉄製の古い、重い、リアカーを使う人なんてもういないのか。。。
タイヤを直すくらいなら、本体、あるいは車輪ごと買い替え、交換するのが今は常識。
その後、ホームセンター「H」ホームセンター「J」も同じ対応。
使い捨て文化ですよね。ゴミが減らないわけだ。
望む、望まないに寄らず、もう、強制的に、そういう大きな波に少しずつ飲まれて行ってるんですね。気がつくと選択の余地すらもうなくなっているのが現実です。怖いですよね。
自転車屋・バイク屋
もう、ホームセンターはダメだ。専門店じゃないと。
と思って自転車専門店に当たるも、チェーン展開している有名なところはホームセンターと同じ対応。
田舎の個人店ならリアカー使う人もいるだろうし、パンク修理の需要もあるだろうと思い、googlemapで調べた個人店に片っ端から電話をかけてみた。
「すみません、昔はやってたんですが今は・・・」
「○年前に廃業しまして・・・」
効率化、大型化が進み、個人経営の町の自転車屋さんが生き残るのはとても厳しい。
10件以上かけ、もうこれで最後にしようと思ったところ。
「いいですよ。やりますよ。持って来てください」
おぉぉ!!!神か!と思いましたね。
私「古いリアカーを改造して利用しようと思っているんですが・・・」
自「あ〜イィですね!」
私「もうこんな鉄製の古いリアカーなんて誰も使ってないんですかね」
自「小学校とかにはまだあって使ってるところもあるみたいですよ」
私「ほんとですか!」
自「昔のものは重くてどっしりして丈夫でね、直して直して使えるんでいいものですよ」
救世主!😭😭😭
ただ、この日はチューブの在庫がなかったため、修理は後日に持ち越しとなりました。
今回は救われましたが、こういうところが確実に少なくなって来ているのには変わりません。
うーん。と思ったことでした。
チューブはやはりパンク。入れ方が悪かった可能性が高いとのことでした。
おまけ
先日、ニワトリ小屋で見かけた機械は「唐箕(とうみ)」と言うんですね!
(教えていただいた方、ありがとうございました)
イベントの時、別の農家さんから唐箕を持って来て稼働させてもらいました。
収穫した稲を
脱穀機で稲から米を落とし、
それを唐箕にかける
上の三角形のところから投入し、重いものは下に落ち、軽いものは横風で吹き飛ばされる。
右側は重いやつ。左は軽いやつ。左から出て来たやつはもう一度唐箕にかける。
ちなみに、このオレンジの受け皿のような道具が「箕(み)」ですよね。
昔はこれをザッザッと振るって、米とゴミを選り分けていました。
それが、唐から渡ってきたこの機会が効率よくやってくれるので「唐箕」
なるほど。
いいお米が取れました。
道具も文化も人間も、効率ばかりを追求して使い捨てにするのはよくない。
直して直して、長く使う方がいい。