世界は誰かの優しさで回っている

国づくり, 生きもの

優しさに触れた日

You made my day.

こんにちは!きょうたです。
動物王国のような場所を作りたいと日々活動しています。
動物王国をふかぼり

外国の友人に教えてもらったのですが
'You made my day.’
という言葉があります。
直訳すると、
「私の1日はあなたが作った」
になるのですが、意味としては、
「キミのおかげでいい1日になったよ!」
という感謝の意味を伝える言葉になります。
いい言葉ですね。私が大好きなフレーズです。

嬉しいことがありました。

人に優しくされると、
「うわー!ありがとうございます!」
って気持ちになって、
「頑張る頑張る!」
って気持ちになりますね。

その日、1日頑張る気持ちに繋がるので、まさに、
You made my day!
なんです。

この、感謝の気持ちをいつまでも自分のところに留めておいてはいけない。
感謝やありがとうは循環させ、世の中に回していかないと。
ここでちゃんと宣言しておきます。

私が皆さんから頂いた「ありがとう」は、
動物たち、そして、未来を担う子供たち全部使っていきます。

総合学習の授業

ありがとうのつながり

お世話になっているNPOの方が小学校に講義に行かれるという事で、
ボランティアスタッフとして同行させていただきました。
小学校4年生の2クラス。

小学校なんてね、何年振りでしょうか。

このコロナ禍の中、見学を許していただいた関係者の皆様に感謝致します!

その講義の中での最大のポイントは、

「ありがとうのつながり」が大切なんですよ!

というものでした。
まさに私が感じたことですね!

いきものや自然は、誰かからの「ありがとう」で繋がっていると。
ここでは生態系の循環のことを言っているんですが。
一緒だ!と思いましたね。

オーガニックハロウィンイベントでは
「ありがとうのつながり」についての紙芝居が読まれました。

木のくずや落ち葉が、地を這う虫たちに細かくされ、
それが微生物によってさらに分解されることで、
またそれが栄養となって木に戻って来る。
みんながもらったそのりんごも、
誰かからの「ありがとうのつながり」で食べられているものなんですよ。

答えのない授業ーみんなで考えようー

今回見学させていただいた講義は、
わからないことを聞く、質問の時間。

子供達の発想は本当に豊かで、驚きました。
そして、絵と字がとても綺麗。特に女の子!
小学校4年生にしてここまで男女差が出るとは驚きでした。

2クラス授業を見学させて頂いて、クラスの特色もだいぶ違うなと。
先生によっても雰囲気は変わる。もちろん生徒の構成によっても。
面白いなぁ。。。
(学校の先生って、ほんっっとに大変だなぁ。好きじゃないとできない)

Q.クワガタのアゴはどうして大きくなったのか
Q.ウサギとイタチは住む場所が似ているのはなぜか

小学生から「ニホンイタチ」って単語が出ること自体が、
あぁ自然豊かなところに育ってるんだなぁと思いました。

疑問、質問が100%動物に関することでした。
小学校低学年はみんな生き物が好き。
学年が上がると、環境問題や自然についての質問が増えるそうです。

成長段階において興味の対象が変わって行くんですね。面白い。

この授業では、疑問、質問が上がっても
「それは○○です」という答えは出ません。

質問を受けて、
「他のみんなはどう思う?」
って生徒に投げかけちゃう。笑

答えを出す授業ではありません。
疑問に思うこと、考える力をつけること、が大切。

受験のための知識を詰め込むだけの勉強は
子供たちから「考える」という大事な作業を奪っていきます。

最近の学習要項には考える授業も取り入れる内容に
変わってきているそうですが、
肝心の先生の方がアップデートについていけていないようです。

答えのない授業は学校や先生側から嫌がられるケースが多いそうです。
(生徒にはとてもとても好評)

授業後、どう収集をつけていいかわからない。
最後、どうまとめていいかわからない。

収集なんてしなくていいんですね。疑問はそのまま残っても。
まとまんなくていいんですよね。答えがその場ですぐ出せなくても。

なぜには2種類ある

ただただ、疑問を引き出して、他の生徒に投げるだけでは
ありません。考える時のヒントはちゃんと押さえて置きます。

なぜ?には2種類ある。


クワガタのアゴはなぜ大きいのか。
1.なんのために大きくなったのか(理由)
2.どうやって大きくしたのか(方法)

共通点と相違点

知能(IQ)テストのようなやつですね。
共通点と相違点に気づくことが大事。

クワガタのメスにはアゴはあるかな?
クワガタの幼虫にはアゴはあるかな?
なんでオスにしか大きなアゴはないんだろう?

なんだ、当たり前のことじゃん!
ってみんな思いますよね?

でも、そうやって考えられないオトナがなんと多いことか。
バカにできません。

仮説と検証と実験

あるタイミングで、子供が、
「僕は多分、こう思うんだけど・・・」という発言があった。
これがとっても大事。「仮説」だ。
ネットや本で調べたものは自分で考えたものではない。
どっかで調べたことを発表するのは勉強じゃあない。
でもそれをやっている人のなんと多いことか!(私もドキリとしました)

仮説を立てること、とても大切。自分の名前をつけちゃえ!と。
「田中説」「山田説」なんでもいい。

そして仮説を立てたからにはそれが正しいか調べて行く必要がある。
そこで検証や実験が行われる。

最近は結果が分かっている実験をやらせて、
なぜそうなったかを説明するような、よくわからない授業が多くなっている。
目的と手段がごちゃごちゃだ。

こういうのを教えるのも大切なこと。

いきものを考えるとき大事な三つ

暮らし・住みか・体の作り
この3つの共通点、相違点を考えて行くとわかって来ることも多い。

タカとフクロウは共にネズミなどの小動物を食べる猛禽類。

でも、昼と夜、その活動時間を分けることで、競合を避けています。
時間を分ける、場所を分ける、食べるものを分ける・・・

うまくできていますね。いきものから学ぶことは本当に多い。

森で発見した羽の残骸。おそらくキジバト。
食べたのはタカだろうとのこと。
フクロウは羽も一緒に食べちゃうので
ここまで羽が散らばらないらしい。

おまけ:焼き芋イベント

小・中学生と焼き芋を焼いたり、森に探検に行ったりする
イベントにもボラスタとして参加させていただきました。
私の役目は主に火の番。

竹の炭火で焼いた焼き芋は美味しい

森の探検では子供たちが遊ぶ遊ぶ
木のツタで作ったブランコは大好評。
みんなキャーキャーいうて順番待ちで乗ってました。

自然に恵まれた小学校、中学校で育つ子供はいいですね!
贅沢だなぁーと思いました。

国づくり, 生きもの

Posted by kyotako

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