牛を見てきた!

生きもの

千葉県の某牧場

引き寄せるチカラ

こんにちは!きょうたです。
動物王国のような場所を作りたいと日々活動しています。
動物王国をふかぼり

動物王国は事業として進めてしまうと失敗した時に
取り返しがつかなくなるので、一応、私の個人的趣味からの
スタートにしていこうという方針に転換しました。

事業計画断念のお知らせ

保護活動同様、どこか別に収入源となるものがないと
維持継続は難しいということです。
収入源を安定させつつ、かつ、夢を作っていくことも諦めず
という、二足のわらじ欲張り計画ですね。

そこで出会ったのが今回訪問見学させていただいた
千葉県某所にあるB牧場のYさんです。

正直、酪農家さんを舐めてました。

見学、アルバイト、研修を何件も断れていたこともあってか、
第一次産業に就いている人たちはやっぱり
保守的で考え方も古く、ステレオタイプな人たちばかりだ
と思っていました。

何件も申し込みをした中で
最初に見学訪問を受け入れてくれたのがこのYさんです。
電話をして即、日時を決めて見学OKを頂きました。

なんだかんだで、生き物や牧場、そして大切な経営についての話を
4時間以上、牧場内を回りながらお話ししました。
いや、正しくはYさんがお話するのを聞いてた、という方が正しいかも。

もはや、脱帽です。話がむちゃくちゃ面白いんです!

お話ししながら、
「サイコーっすね!!!」
「本を出した方がいいですよ!」
「いや、これ、YouTubeであげた方がいいんじゃないですか?!」
と何度言ったことか。

こんなタイミングでこんな方にお会いできたのは私の運でしょうか。

いきものを見る人の目

Yさんは目の輝きが少年のようです。
熱量が半端ないです。夢が溢れてるんですね。

Yさんお気に入りのレッドのホルスタイン

私のように、酪農経験がない人間が
(アポを取って行ったとはいえ)初めてお会いするのに、
牛のこと、経営のこと、どうやったらうまくいくか、
逆にどういうことをしたら失敗したか、など、

話すこと話すこと!
目からウロコが落ちまくりです。

特に、失敗経験は貴重でした。
思い起こせば私の兵庫計画を寸前で止めてくれたお二方も
ご自身の失敗経験を経て教えてくれたこと。

しくじり先生がヒットするわけです。

 

どうしてそんな手の内全てを教えてくださるんですか?
と聞いたら、

どんどん新規就農、就酪農を増やして、地域が盛り上がって、
Yさんに教えられた通りにやったらこんな大成功しましたよ!
なんて言われたらサイコーじゃないですか!!
ワクワクして生きていきたいんですよ私は。

生粋のGiverです。

動物王国の夢

私の動物王国のような場所を作りたいというお話も、
バカにせず真剣に考えてくださいました。
ちゃんとやれば10頭で黒字経営にできると。
もちろん乳牛の事業だけで、です。

観光や加工品など乳牛として以外の収入があればなおのこと。

乳量が多く(30リットル以上/日くらい)なると絞るのがしんどくなる。
あえて乳量が少ないものを選ぶのも良い。
ホルスタインのメリットとデメリット。

乳牛は餌や水が悪いと自分の体を削ってでも牛乳を作り出す。
肉牛に比べ乳牛はたっぷり水を飲ませる分、フンが柔らかい。

堆肥も見せてくれました。

匂いもほとんどなく、さらっさら。
水分が多いと発酵しないいかに水分を抜くか。
籾やおが屑を混ぜると発酵が遅れると言ってました。
勉強になります!

餌はこういうのがいいかもしれない、
とこ材はうちはこういうのを使っているけど
こういう風に工夫してもいいかもしれない、
多頭飼育しないのであればこういうやり方もある・・・

打てば響く受け答え。1を聞いたら10答えてくれます
また、遺伝子検査の導入や最先端の飼育法にもチャレンジしています。


通路が湿っている牧場は乳房炎など病気が多い。
乾燥しているのがポイント。

この人に付いて行ったら酪農だけで食べていける。
いやむしろ酪農むちゃくちゃ面白い!牛サイコー!
って危うく?王国の夢を捨てて酪農家一本でいいんじゃね?!
と思ってしまうくらい。(大丈夫ですギリ、踏みとどまってます)

いきものだから読めない・・・だと?

この言葉にはドキリとしました。
経営をやる以上、数字はとても大切です。
でもいきもの相手だと読めない部分も
多くあるのではないかと思っていました。

他の動物はさておき、こと、
牛は古くから家畜化された経済動物です
更新率、受胎率、乳量や寿命など、
ほとんどのことは数字で出せます。
読めない部分も含めて計算できるとのこと。

でも数字で把握していない酪農家が多いんですよ!

と嘆くYさん。
様々な挑戦はするけども「無謀」ではない。
きちんと計算した上で、ある程度勝算があるからこそ、勝負に出る。

この人は本当にすごい人だと感服致しました。
本当にいつか本を出した方がいいと思いましたね。

オンラインサロンとかYouTubeとかはじめたら絶対面白いと思います。

私も何らかの形で定期的にYさんにお世話になりながら、
勉強させてもらいながら、いつか牛飼いになることを心に誓い、
後にしました。

王国建国の夢の礎になる実りある1日でした。

生きもの

Posted by kyotako

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