農薬と病気の話

国づくり, 生きもの

農薬は何にどれくらい害なのか

農薬と病気について

自然循環の農業や畜産をやりたいと考えていますが、
健康厨でも自給自足を目指しているわけでもありません。
あくまでも、どう、共存・共生していけばいいのかを
つきつめて探っていきたいだけです。

こんにちは!きょうたです。
動物王国のような場所を作りたいと日々活動しています。
動物王国をふかぼり

身内がガンにかかったり、パーキンソン病を患ったりすると、
やはり、健康というものを考えるきっかけ、時間が増えます。

パーキンソン病と農薬

まずは今年9月にあったこちらの記事を

EUで使用禁止の農薬が大量に日本へ

え、、えぇ?、、えぇぇぇ?!と目を疑う内容ばかり。
以下、記事内容より抜粋しながら考察をすすめます。

輸出と輸入

・EU内で使用が禁止されている農薬の輸出量
1位イギリス(全体の4割)2位イタリア3位ドイツ
・EU内で使用が禁止されている農薬の輸入
1位アメリカ2位ブラジル3位日本
(2018年欧州化学物質庁(ECHA)や各国政府への情報公開請求を通じて農薬メーカーや輸出業者が届け出た書類より)

イギリスが一番輸出してるんですね。そしてドイツが3位。なんか意外でした。
輸入でアメリカが多いのはまぁなるほどと思いましたけど。
中国が出てこないのは不思議でした。
(中国は自国で農薬を作っているのかな?)

記事にもありますが、農地面積を考えれば
日本の農薬輸入量はかなりの量であるというのは間違いありません。

EUで禁止されてるのに日本では許可しているのはおかしい!
と主張される方もいますが、

各国で使われる農薬の安全基準が違うのは当然といえば当然です。

風土も気候も作物も環境も違うので。

とはいえですよ。。。
それに続く内容は看過できませんよね。

パーキンソン病との関連の可能性

輸出量が最も多かったのは、
除草剤のパラコートで28,200トン。
次が殺虫剤の1,3-ジクロロプロペンで15,000トン。
2種類で全輸出量の5割強を占めた。
日本は2018年、
1,3-ジクロロプロペンを4,000トン、パラコートを250トン、
いずれも英国から輸入したことになっている。
(以上、先述のリンク先より引用)

1位パラコート 2位ジクロロプロペン という農薬で、

パラコートはパーキンソン病との関連を疑われており、
ジクロロプロペンは発がん性と土壌地下水の環境を乱す疑いがあると。

まさに、ズバリ、じゃないですか。。。

パーキンソン病と農薬

200年前にはパーキンソン病は稀であったにも関わらず、
現在では2番目に多い神経変性疾患で2004年のこちらのリンクでは
パーキンソン病と農薬
10万人中50〜100人と書かれていますが、
パーキンソンスマイルnet
こちらの記事によると厚生労働省 平成26年度(2014年)患者調査で
10万人中100〜150人と1.5倍から2倍近く増えてることに。

しかもどうやら
遺伝因子のみの役割は小さく、環境因子の関与が強く関心を持たれている
とのこと!
その最有力容疑者が、先に出てきた「パラコート」という農薬らしい。

もう一人、容疑者はいます。

ロテノン(農薬)とパーキンソン病について

こちらの記事にあるように、「ロテノン」という農薬だ。

パラコート、ロテノンとはどういう農薬か

パラコート
調べてみると、ハリーポッターにおける、
「名前を言ってはいけなあの人」のような気持ちになってきました。
知ってはいけないパンドラの箱。
各国で使用禁止の流れができているだけあって、猛毒。

細胞内のタンパク質やDNAを破壊し、植物を枯死させる。
パラコートは、触媒的に何度もこの反応を繰り返し起こすので、
少量でも強い毒性を示す。NADPH は動物体内にもあるため、同様の反応を起こす。

流石に日本でも生産中止のものがほとんどでした。

ロテノン

もう一つの容疑者、ロテノンは
マメ科ロンチョカルプス属という植物からとれる天然成分の
殺虫剤で以前は有機農業にも使われていたそうです。。。
パラコートほど悪人ぽくないのでより、怖い。

現地ではゾウカブト、ヘラクレスオオカブトが集まる木らしい。

なんとかその姿をと、一つのブログを発見致しました。

アマゾン~ジャングルの恵み! Amazon:blessing of the jungle!

天然成分だから安全というわけではないのですね。

農薬、使わないに越したことはない

先日、無農薬の田んぼの稲刈りイベントに参加しました。

こちら、夏に一度草を刈っただけで、無農薬、無手間。
雑草は多めですがちゃんと立派に育っています。

一方、先日丹波篠山で収穫してきた黒枝豆

こちらは試験的に無農薬の畑もやっているそうですが
除草や害虫駆除を人の手を恐ろしいほどかけないと
ほとんど収穫ができないそうです。
「減農薬」が限界とのこと。大豆は難しい。

「これでも(減らしながらも)除草剤は使っているんです」
という畑で、雑草がぼうぼうに生えていましたから。

作物の種類、品種、タネでも無農薬でできるものと
難しいものがあるんですね。

鳥の保護と農薬

ちなみに、無農薬田んぼ稲刈りでお世話になった
アサザ基金では霞ヶ浦にトキを呼びたいという活動を続けています。

アサザプロジェクトの100年計画

日本で絶滅したトキ。中国から輸入して繁殖させていたのですが
なかなかうまくいかなかったのは、
農薬のせいだったのかもしれないというのが以前、
ニュースになっていました。

【東京新聞 1月20日朝刊記事より要約】

先日、アサザ基金の代表の方とお話しする機会があって、
代「ポツンと一軒家に知り合いが出るんだよー」
と言ってまして
私「え?私の知り合いも出るって聞いたんですけど・・・?」

代・私『シマフクロウの保護をしている・・・』

え?!

なんと、共通の知り合いでした。

絶滅!?シマフクロウを救え…おしどり夫婦が守る北海道の森

代「そこにも出てたあの白い大きな犬を飼いたいんだよー」
私「うちにいますよ!(テレビに出ていた子の)姪っ子になります!」

世界は狭いですね!

国づくり, 生きもの

Posted by kyotako

1つ星 (3 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...