ブラウンスイス!トークライブ
ファームステッド[オンライン]トークライブ
便利な世の中になりました
今はいろんな人の話がネットを通して聞くことができるので
本当に便利な世の中になりましたよね!!
こんにちは!きょうたです。
動物王国のような場所を作りたいと日々活動しています。
動物王国をふかぼり
今回はFacebookで行われたトークライブイベントを拝見した
考察、感想記事になります!
以下イベントページより引用
ファームステッド[オンライン]トークライブ vol.12
北海道十勝で放牧酪農。ブラウンスイスに魅せられたブランド戦略とは?
(十勝アルプス牧場 / 北海道・十勝清水町)
今や希少となった放牧による酪農を実践している十勝アルプス牧場。広々とした放牧地でゆったりと過ごす、珍しいブラウンスイス牛の濃厚な生乳を使用したアイスクリームやミルクジャムが人気。なぜブラウンスイス牛なのか、あえて手間のかかる放牧を選んだのか、放牧とは土づくりにこだわることと話す橋本さんと放牧酪農とブランディングについてディスカッションします。
●トークライブ出演
橋本 晃明(十勝アルプス牧場)
阿部 岳(ファームステッド)
長岡 淳一(ファームステッド)
ブラウンスイス種について
日本全国で数千頭しかいない、(日本では)希少な種類。
日本にいる乳牛の95%がホルスタインなんだそうです。
残りの5%がそれ以外のジャージー牛や今回話題のブラウンスイス。
ブラウンスイスの特徴
- ゴツゴツして骨太の引き締まった体
- 運動能力が高い(歩かせるとブラウンスイスの後ろからホルスタインが付いてくる)
- 歩き回って草を食べる放牧酪農に向いてる
- 乳量は少なめ
- 脂肪分、タンパク質量の多い良質な牛乳を出す
- 成分は濃い割に飲み口スッキリ
放牧酪農
一般に、酪農と聞くと、
広い牧草地に牛がのんびり草をはんでるような。
アルプスの少女ハイジのような光景をイメージすると思います。
しかし、実際にこういう放牧酪農をしているところは
1割程度しかいないのだそうです。少なっ!
北海道にいくとよく見かけるように思うのですが、
そりゃー放牧しているから目立つだけですね。
牛舎に入れっぱなしでは目立ちません。
なぜ放牧酪農が少ないのか。
その理由は、めちゃくちゃ効率が悪いからです。
牛舎から地続きで放牧場がなければダメ、
頭数に対して必要な面積が多い。飼育限界頭数が少ない。
牛舎に入れっぱなしで草を買って与えた方が絶対効率がいいに決まってます。
冬は草がないので牛舎にいるようになりますが、
繋がれていることもなく比較的自由に行動していて、
夏の間4回も牧草を刈っておき、冬に備えているそう。
1頭辺りの乳量やコストパフォーマンスを追求すると
放牧酪農はデメリットしかない。
なぜ放牧酪農をするのか
以下、対談を聴きながらのメモなので
箇条書きのようになっていますが
言いたいことは伝わるかと思いますのでそのままにします。
農業は土からスタートするという意識。
土が健康でないと生き物も健康にならない。
土が健康であれば草も健康であり、牛も健康になる。
牛の体から無理やり作り出されたミルクとは違う。
それがミルクの美味しさに繋がっていく。
ゆったり食べて、寝て、牛舎に帰りたがらない。→手間が省ける
どういう草が牛にとって美味しい草か。
→栄養バランスが取れていること。雑草に負けない牧草。
フンをした周りに生えた草は食べない→緑が濃くて青黒くて苦い。
さらにその周りにはいい草が生える→グラデーションが大事。
ブラウンスイスのフンは硬い→草の栄養をしっかり吸収する。
アニマルウェルフェア認証
機械でぎゅうぎゅうに搾り取ると牛にストレスがかかる。
その牛本来のもつホルモンでぎゅっと乳を出させる。
「アニマルウェルフェア」を大事にしている。
牛が快適に過ごせるような環境を作っていくことで良い牛乳を作っていく。
清潔で快適な環境を作れば乳房炎などの病気も少なくなっていく。
経済的に成り立たせるためのポイントはなんだ
ここまでは理想的な話でいいことだと思いますし、
誰もがこの方がいいと思うもの。これを語るだけなら誰もができる。
私が循環型農業とか動物王国とか言ってるのと同じ。
でも現実はこうはいかない。本質はここじゃあないんだ。
頭の中で描く理想だけで経済は乗り切れない。
私がコメントで質問したのは以下の通り。
乳量が少ないとどうしても経済的に負けてしまいますよね。
だから多くは効率を求めてホルスタインを飼うのだと思います。
そこをくつがえすポイントはなんでしょうか。
高単価で販売する販路やコツはありますか。
ブランディング
やはり行き着くところはここですね。
ブランディングです。
重視されていたのは「ネーミング」と「デザイン」。
スタート時は
「橋本牧場」という名前で
町内限定のプレミアムアイス、クリームチーズアイス、ミルクジャムを製造。
これではなかなかバズらなかったという。
中身(製品の品質)が良いのは大前提として。
競合も多い→目に止めてもらわないと。
ネーミング
ブランド名「橋本牧場」では他との違いが出し切れない。
ネーミング大事。風景=日高山脈=日本ぽくない。
アルプスの少女ハイジの世界。
『十勝アルプス牧場』
ロゴデザイン
ブラウンスイスの顔をデザインにする。
色はたくさん使えない。単色で人の心を掴む表現ができないと。
これはもうプロの技ですね。
結果できたものはリンク先を見てもらうと良い。
橋本さんのまとめ
酪農は日々同じことをやる。初心にかえる。
原点に立ちかえることができるロゴ。牛の顔が可愛いと評判。
飽きがこない長く愛されるデザイン。
食べていただくとその良さがわかってもらえる。
そこに至るまではマークとかネーミングが大事。
人も牛もみんなが気持ちいいと思える牧場作りを目指していく
アイスクリームを作ってもらっている加工会社も
出会いと縁があって作ってもらっている。
→先日のコンパクト農ライフでの話と繋がる話
人が思い描く理想を追求していく。欲しいものを作る。
私のまとめ
理想を形にしていくをテーマに、
最近いろんなインプットをしてきていますが、
ジャンルは違っても行き着く先々で得られるポイントは
共通するものばかりですね。
余談
ちなみにここまでアルプス、ブラウンスイスとか言われちゃうと
アルプスの名犬、サンベルナールを思い出しちゃいますね。
最近の記事、インプットが多すぎてうまくまとめきれてない。
うまくアウトプットできてないですよね・・・。
それでも続ける意義はある。これも練習。頑張ります。