骨を知る
骨格標本好き
縁があって、骨格標本を扱う仕事のお手伝いをすることになりました。以前から骨格標本には興味があって色々調べたり作ろうとしたりしていました。
ここでは本物の骨格標本を使って触ったり学んだりするイベントを行っています。
標本は全部本物です。(何の骨かは敢えて記さないようにしておきます)
生き物の絵を描く時、その骨格を意識すると上手になると聞きました。
そうですよね、この骨に肉が付いて体が形成されているわけだから。
鳥の場合はこの胸から腹にかけて突き出した竜骨突起と呼ばれる大きな骨が特徴的。
大きな骨(支え)のあるところには大きな肉(筋肉)が付いている場所。
つまりその羽を羽ばたかせるための胸筋が付くところですね。
骨はいろんなことを教えてくれます。
この鋭い歯からするに肉食であることに間違いない。
骨はまるで精密なプラモデルのようで、しっかりかみ合ってハマる部分もあれば、逆にゆるゆるで余裕、余白がある箇所も存在します。穴の位置、大きさ、、、その構造の全てに、理由があるんです。
顎の関節
上顎を動かすタイプのか、下顎を動かすタイプかがわかります。
歯の構造から食べ物を想像できます。
知識の空白
いろんなことがどんどんわかってきていますが、一方で未だに専門家でもわからないこともまだまだたくさんあるんです。いわゆる「知識の空白」ですね。
だからまた面白いんです!