はちみつ、みつばち、養蜂をふかぼり

生きもの

はちみつ・みつばち・養蜂をふかぼり

いきものは数珠つなぎ

先日、自宅のレモンの実を収穫した記事を書きました。

レモンの保存方法として割とメジャーなのがハチミツ漬けですよね!

レモンのハチミツ漬けの作り方

無農薬レモン、表面の痛んでいる部分などを除き、
なるべく清潔な容器(熱湯消毒が好ましい)に入れる
輪切りなどにして、はちみつをひたひたになるまで入れる。
冷蔵庫に一晩置いたら水分が出てきます。

どうせ使うなら、いいはちみつを使いたいですよね!

いいはちみつ、、とは?

そのはちみつ、本物ですか?

はちみつについてあまり知られてないこともあると思います。

いわゆる、はちみつと呼ばれるものにはいくつか種類があった(過去形)
ようで、つい最近(令和元年の5月)になってからこれが改正されたそうです。

* 令和元年5月の規約変更により、①加糖はちみつ、②精製はちみつ、③はちみつに精製はちみつ、ローヤルゼリー、花粉などを添加したものがはちみつ類の定義から外されました。これは、加糖はちみつ及び精製はちみつが一般消費者向けの商品ではなくなったこと、CODEXではこの3つのタイプの製品は「はちみつ」の定義に含まれていないこと、公正競争規約の対象から外しても食品表示基準による適正な表示が可能であることを踏まえて規約を変更したものです。(全国はちみつ公正取引協議会より

つまり、今までは、

色や香りなどを除いた、
「精製はちみつ」に「はちみつ」を加えたものも、
「はちみつ」に別の安価な糖を混ぜてカサ増ししているものも
「はちみつ」と呼ばれていたということ。

あれまぁ、、、それってどうなの?

せっかく無農薬のレモンだったのでどうせなら本物を使いたい。

蜂蜜屋本舗

近所にあったホンモノのはちみつを扱うお店を探しました。
蜂蜜屋本舗

いろんな種類のはちみつが扱われていました!
花の種類によって全然色味も風味も違うんですよね!


色の濃いものはコクがあって癖があるものが多く、
色が薄いものはさらっとして食べやすいものが多い。

トチの花とかシナの花のみつは濃かった。。

トチノキ。栗みたいな実をつけますね。
これは樹木や花についてもふかぼりしていかないと!

今回ここでは「森の蜂蜜」といういろんな種類が混ざったのを買いました。
いわゆる、「単花蜜」ではなく「百花蜜」です。
年によっても、季節によっても、味や内容が変わるそうです。

お店の人の話によれば、「今年は出来がいい」らしい。

面白いですよね!

セイヨウミツバチとニホンミツバチ

ご存知な方も多いと思いますが、現在日本にいるミツバチには2種類あって、
日本に古くからいる在来種「ニホンミツバチ」と
養蜂用に外国から輸入されてきた「セイヨウミツバチ」がいます。

この春にうちの庭のブルーベリーにきたのは
ニホンミツバチであると信じたい。

セイヨウミツバチは

  • 集める蜜の量がニホンミツバチに比べて多い
  • 一つの花の種類から蜜を集める習性がある
  • スズメバチなど天敵に弱い
  • 飼育が比較的容易
  • 腹部分の縞々オレンジが目立つ

ニホンミツバチ

  • 集める蜜の量がセイヨウミツバチに比べて少ない
  • 複数の花から蜜を集める習性がある
  • スズメバチなど天敵に強い
  • 環境が悪いとすぐに引っ越す飼育が難しい
  • 腹部分の縞々が黒が多い

セイヨウミツバチは完全に人間に依存する形で「家畜」に近い存在であるのに対し、
ニホンミツバチは野生味があふれ、環境が悪いと自主的にすぐに引っ越すし、
天敵であるスズメバチなどから身を護る術も持っている。飼いならすことが難しい。

こういうことになりますね。へぇぇぇぇ

つまり、世にある養蜂場で育てられているミツバチはほぼ、セイヨウミツバチ。
単花蜜もセイヨウミツバチだからできること。

百花蜜と単花蜜

農業においても、一種類の花に付くミツバチの方が受粉効率もいいですもんね。

なるほどねぇ・・・

巣箱を置いて、たまたま、ニホンミツバチが住み着くこともあるけど、
長く居続けることは少ないとのこと。

実は別日に養蜂場にも伺って話を聞いてきたのです。

ONE DROP FARM

ONE DROP FARM

養蜂を通して里山を再生するという面白いところ。

燻製はちみつが話題になっていました。この日は出会えませんでしたが。

提携している牧場で作られたはちみつソフトが美味。
というかそもそも牧場直産の美味しいソフトクリームに
さらに美味しいはちみつをかけているだけ・・・。

9月はちょうどスズメバチが増えてきて、
セイヨウミツバチが危うい時期なんだそう。
1日で捕獲シートがスズメバチでびっしりになるくらいらしい。。

ヒィィィ!

これ、家畜として育てられているセイヨウミツバチがたくさん日本に
流入したからそれを餌とするスズメバチが増えているとは
考えられませんかねぇ・・・?

だとするといくら対策を持っているとはいえ在来種のニホンミツバチは
たまったものじゃないですよね。減少の一因になっているのかも。

今時期は花が少なく、キバナコスモスが大事な蜜源になっているそうです。

ミツバチが蜜を取れない花もあるんですね!

 

養蜂やってみたいよね

移住が進んだら養蜂もやってみようと思っているんです。
効率や家畜としてならセイヨウミツバチですが、
やはり私が目指す生物多様性ファームは効率ではなく、多様性。
どうせ育てるならニホンミツバチがいいですよね

このサイトが勉強になります。

ニホンミツバチの飼育・養蜂を始めたい方へ 養蜂キットもあります

いやー面白いですねー!

大阪梅田では養蜂研修を行ってくれるところもあるらしい。

NPO法人梅田みつばちプロジェクト

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感想(0件)

養蜂を始めるにはハチを集めなければなりませんよね。
「蜂」「誘引」で調べると、捕殺用ばかりヒットします。

ミツロウを塗るのがいいそうですが、

これはセイヨウミツバチのミツロウです。

ふーむ。

ニホンミツバチだけを効率よく集めるには・・・?

 

キンリョウヘンがあるといいそうです。

キンリョウヘン・・・?

キンリョウヘン(金稜辺)

キンリョウヘンとは金稜辺と書く、日本の山野草、ランの仲間です。

ニホンミツバチの働き蜂だけでなく、女王蜂や分蜂群も呼び寄せる
とても不思議なランなんです!へぇー!

ご覧のように、蘭といってもそんなに見た目が綺麗ではないので
養蜂をする人ならみんな知っていますが、園芸の方では
ほとんど流通しないようです。

さらに、花を綺麗に咲かせるために交雑種、いわゆるニセモノも
出回っているようなので注意が必要とのこと。

キンリョウヘン(金稜辺)の入手方法、価格、通販、販売情報

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花から育てるのは大変なので、やはりそれを集めたミツロウを
使うのがベストでしょうが、、、

待ち箱ルアー(単品)

そんな世界が広がっているとは本当に面白いですよね!

参考サイト

週末養蜂のはじめ方 京都の養蜂家らしい。丹波篠山から近いですね!

はちみつ大学

NPO法人梅田みつばちプロジェクト 大阪も比較的近い!みに行きたい。

伊豆の養蜂家みつばちのーと

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Posted by kyotako

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