農家見習い、頑張ります!
稲刈りの季節
無農薬・生物多様性の田んぼ
先日に引き続き、また同じ無農薬田んぼの稲刈りバイトに来ました。
農家見習い、頑張ります。
「将来、田んぼもやるんですか?」
と聞かれましたが多分、なんでもやろうと思っています。
前回の田んぼよりも更に泥が深く、太ももまでズッポリハマるほどの田んぼ。
ポケットに入れていたスマホが少し泥に晒され危う壊れるところでした。
※下半身の強化と体幹がめちゃめちゃ鍛えられます。
豊かな動植物の生態系
メダカの魚影がちょろちょろ走るのが見られます。
冬でも水を抜かないので水生生物が生き延びれるのですね。
田んぼには雑草がいっぱい。
でもだからこそ、害虫が分散して稲が狙われにくいとも言えます。
稲を食べに来るスズメや野鳥も少ないなぁと思っていたら
森の入り口にフクロウの巣箱が見えます。
猛禽類がいるのでスズメも少ないのだそう。
ちゃんとバランスを取っているんですね!
植物と昆虫の世界
今回は参加された若者の一人が植物マニアで
水田にあるいろんな植物について教えてもらうことができました。
ホテイアオイと思いきや、コナギという種で稲作と共に渡って来たとされる史前帰化植物。
紫の綺麗な花を咲かせますね。ホテイアオイより小さい。
日本産キクモ
別名金魚藻とも呼ばれる植物。でもホームセンターとかアクアリウムショップで
売られているものとだいぶ見た目が違います。
実はあれは西洋キクモ(アンブリア)でこの日本産キクモとは別らしい。
ミズニラ
ニラという名前がついているけどシダの仲間で花は咲かない。
もう絶滅危惧種となっているらしい。この田んぼにはいっぱい生えてたけど。
※こちらの写真、ミズニラではなく、イヌノヒゲという植物でした!
ごめんなさい!
ミゾソバ
別名「牛のひたい」葉の形が牛の頭みたいな形だから。
「蓼食う虫も好き好き」で知られる、タデ科の植物
その、蓼を食ってた幼虫を前に盛り上がる人たち。
泥だらけだけどみんないい笑顔。
田んぼに来ていたオオスズメバチ。写真ではわかりにくいけど
5センチ近くあった巨大な蜂。今が最も獰猛で危険な時期。
水を飲みに来ていたようだ。
老齢のシオカラトンボ。簡単に捕まって、
飛び方もふらふらしていた。もうそういう時期だ。
飛んでいるトンボを見て、あれはアキアカネか?いやナツアカネかも。
なんてマニアックな会話がされるのは本当に楽しい。
田舎のおじいちゃんおばあちゃんだとこうはいかないかも。
トンボはトンボだろ?!で終わりそう・・・
これはもう新しい文化が出来上がってると言っていいと思う。
生き物や生態系が大好きな人たちが集まっているので
一旦そういう話になると盛り上がってしまう。
小さいコミュニティを作っていこう!
そんな中でも共通の趣味や趣向を持つ人たちで
個人個人が小さいコミュニティを持っていく時代だよね!
というオンラインサロンの話も出て来ました。
もうフォロワー数が何万とか何千とか、数がものを言う時代は終わりました。
その中で本当に自分をフォローしてくれるのは何人いるのか。
真のフォロワー数が大切になって来ます。
値段や質だけを見るだけの「顧客」を相手にしては
巨大資本企業が乗り出して来たときに太刀打ちできません。
その人だから応援するよ、と言う「キャラ」が重要になって来ます。
みんなそれぞれいいキャラしてるけどなー
この日の収穫で一番大きかった内容かもしれません。
3日間連続で田んぼ、手伝って来ます!楽しみ!