物事の価値。お金の話。

国づくり, 犬猫

モノの価値、コトの価値

ちょっと難しいお金の話

今回はちょっと趣向?を変えて、価値の話、お金の話。
私もまだまだ勉強中。


大人になって生きていく上で一番大事なことなはずなのに、
お金について、価値について、信用について日本では学ぶ場が少ない。
日本には「清貧」という言葉があって、
お金を儲けることに対して、とてもイメージが悪い。
お金をいっぱい稼いでお金持ちになることが、悪いことしているような。

お金を稼いでいる人ほどいっぱい税金を納めて日本を、経済を回してくれているので
本当は感謝しなくちゃならないのに。

年収890万円未満は"社会のお荷物"なのか

一方で、心の中で、みんな頑張ってお金を儲けようとしている。

自分の夢、やりたいこと、を実現するためには、
お金を稼ぐことは必須。それに向き合わないでどうする。

昔、東京にあった動物王国がそうだった。
どんなにみんなに共感をもらっても、
「絶対これがいいことなんだ!」「価値のあることなんだ!」
と大声で叫んでも。信じて努力しても。
お金を稼げなければ、継続はできない。

だからお金を稼ぐこと、モノの価値を考えることはとってもとっても大事なことなんです。

商品の値段

例えば、コンビニで「お茶A」を買うとき、ある店舗では150円だったのに
隣町の同じ系列のコンビニで100円だったら変ですよね。

原価も含めて、売価も既に決まった状態で納品されているはず。

「お茶A」は、別のコンビニで売っていたとしても「お茶A」なので、
賞味期限など品質に差がなければ、安い方を買いたいですよね。

犬猫の値段・価値

定価がない。常に時価。

ペットショップやブリーダーから犬猫を迎える際、
地域によって店舗によってタイミングによって、、、大きく変化します。

理由は色々あると思いますが、

一.生き物は規格品ではないので同じものが存在しない
同じ日齢の同じ犬種でも、サイズや毛色、欠点の有無で原価からして大きく違います。

二.地域、店舗によって人気種、価格層が別れる
都会に近ければ富裕層も多く、高額でも売れるけど、
田舎は外で飼える比較的安い柴犬や成長した犬が売れたりする。

これに関しては、オンラインが進む社会で若干崩れつつありますね!
リモートワーク、オンラインショップが進む今、
賃料が高い都心に事務所や店舗を構える必要性が薄まり、
地方で安いものを見つければネットで購入もできるようになってきました。

しかし、こと、犬猫に関しては動物愛護法により
対面販売が義務付けられています。(ネット販売禁止)

三.成長によって価格が変動

嫌な言い方を敢えて使うと、
「犬猫は究極の生鮮食品」
と言われています。1週間で値段が変わってきます。
「ペットショップで売れ残って安売りされてた」
というのはよく聞く話です。

ショッピングモールの犬猫はなぜ高い?

某巨大ショッピングモールにいくと
100万円近い値段が付いている子も時々見かけます。
その子と血を分けた兄弟が近所のホームセンターで20万で売られていたりします。


たとえ兄弟だとしても、オンリーワンはオンリーワンですから、
同じ原価でもいくらで付けて売ろうが自由です。

ショッピングモールにいくと、ハイブランドが並びます。
洋服1着、靴1足が数万円で売られています。
従業員のお給料もそれなりでしょうし、内装や土地賃料も
地方のホームセンターに比べたらびっくりするくらい高いと思います。

一方、ホームセンターは数百円単位の商品が並びます。
どちらかといえば質より量の商品が多い。

容れ物、サービス

100万円の宝石を、
ダンボールに入れて路上で売ったら売れるでしょうか。難しいでしょうね。
店舗、アフターサービスも含め「ハコ」にもちゃんとお金をかけて
それなりのものを用意しないと高額なものも売れないということです。

高級ないちごはビニール袋に入れて渡されません。
遅れてごめんね 母の日 ギフト 特秀 L玉 さくらんぼ佐藤錦 24粒 化粧箱入り カーネーション&メッセージカード付

一粒一粒丁寧に緩衝材に包まれて丈夫な箱に入れて渡されます。
いやらしい話、こういう手間暇や箱代も、お値段に乗ってるということです。

ホームセンターという「容れ物」に入れて出すのか、
ラグジュアリーな高級ショップに出すのかで、変わって来るということです。

単純にそれそのものの価値=値段というわけでは無さそうです。

山の上で売っている缶ジュースがどうして高いかはこの本に書いてあります。
新・魔法のコンパス (角川文庫)

特に犬猫に関しては従業員の接客や知識、アフターサービスも重要です。

若い方が価値がある?

8週齢の規制が法律で定められる理由もここです。

8週齢規制とは
あまりに幼齢な時期に母と引き離されると、それ以降の心と体の成長に支障を来すため動物愛護法により、犬猫は生後56日(8週)を超えるまで販売してはいけない。という規制。現状は、付則により49日(7週)を超えれば販売できる。

若い方が高い、成長すると価値が下がる

これが、一般的な犬猫市場の常識で、いろんな問題を生じる原因です。

でもなんででしょう?なぜ若い方が価値が高いのでしょう。

幼いがゆえのメリット・デメリット

先天性の病気のリスクも捨てきれず、
自律神経もまだ定まってないのでトイレも粗相しがち
いたずらもするワクチンが済むまでは外にも出せない

良いことは、唯一、幼くて可愛いこと、くらいでしょうか。

犬猫の成長は早く、小型・大型によっても若干変化しますが、
だいたい生後6ヶ月くらいでヒトでいう高校生くらいになります。
そのくらいになれば、ある程度成長も性格も健康状態も安定してきます。

わずか、数ヶ月です。

その数ヶ月間の可愛さだけを求めて
高い値段を払っているということになります。

ショップ、あるいはブリーダーである程度成長するまで
面倒を見るとなると、お世話をする手間も経費もより多くかかるので、
大きくなればなるほど値段が高くなるはずなんですけどね・・・

大きくなるにつれ経費がかさむうえに価値(需要)も落ちるとなると
加速度的に値段が下がってしまうのです。

鳥・小動物の場合

これが、鳥、小動物になると全く逆転します!

若いインコは安いですが、慣れさせて「手乗り」になると値段が高くなります。
倍以上になったりもするのです。
種類によっては、一人餌(一人で餌を食べられるようになること)に切り替えが難しく、
最悪亡くなってしまうこともあるため、一人餌になったら値段が上がるものも。

同じ生き物でも全然違うんですよね。

動物王国では

私が以前所属していた動物王国にはそれぞれの犬猫たちに「ファン」がいて
(実際に販売することこそなかったものの)
「お金を払ってでもその子を引き取りたい!」
という方は少なからずいました。もちろん、ある程度の成犬です。
それぞれの物語がありますからね。

国づくり, 犬猫

Posted by kyotako

1つ星 (5 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...