雨といきものについて考える
いきものと雨の関係
雨の日はよく寝る
猫は普段からよく寝る動物で、「寝子」とかいてネコと呼ばれるようになったとか。
雨の日に眠たくなるのは気圧の変化が大きいようです。
気圧が低くなると酸素濃度が低下し、副交感神経が活発になると。
狩りの成功率も落ちるし、寝て体力を温存しておいたほうが有利ということでしょう。生き物と雨との関係についてゆっくり考えるいい時間かと思います。
犬は雨が嫌い
晴れの日はお散歩に行きたがりますが、雨が降ってるとわかると、途端に行きたがらなくなります。玄関で引き返すこともしばしば。濡れるのが嫌なんですかね。。
ウィペットのような毛が薄い犬種ならまだわかりますが、
サモエドのように毛で覆われていても、雨は嫌なんです。
気づきにくいと思うんですけどねぇ。
でもね、、、?濡れるのが、嫌?

汚れるのが・・・嫌?

どうも、「濡れる、汚れるのが嫌い」という理由だけではなさそうです。
上からポツポツと落ちてくるのがウザいのですかね。
雨の日のお散歩に
昔飼っていた柴犬のよっしーは雨だろうが台風だろうが
外に連れ出さないと絶対トイレをしなかったので苦労しました。
(柴犬あるあるです)
どうしても雨の日にお出かけするなら、カッパですよね。
これだと泥はねのお腹部分がカバーできない。長毛種にとって、お腹の泥はねは軽視できません!帰ってから洗い流すのが大変。
着せるのは大変かもしれないけどこういうタイプが良いかも。慣れないと着せただけで固まっちゃいますよね。笑
蓮の愛用はアルファアイコン。高いけど一生モノだと思えばね。


伸縮性があって運動を妨げず、風通しもあるので蒸れにくく、
撥水効果もあって、いろんなものをガードしてくれます。

蓮は5年前ドッグランで他の犬の歯が当たって数針も縫う怪我を負ってしまいました。
足が速くて毛が薄いサイトハウンドは枝や石などでも怪我をしやすいので
アウトドアに行く場合は着せた方が良いと思います。
長毛種には防汚、防雪効果がありますね!
低気圧と体調不良
最近天気が崩れると頭痛がしたり、だるさを覚えるようになりました。
以前はそんなことありえない!と思っていたのに。
SNSで「低気圧になると体調不良になる」と書いたら
多くの共感者がいらっしゃってびっくりしました。
気圧が下がると古傷が痛むとか昔から言われていますが、
「そんなこと考えられん!信じられん!」と思っていました。
よく考えれば、高山病も気圧と酸素濃度の変化によるものですし、
飛行機に乗ると耳がキーンとなりますし、
スナックの袋やペットボトルはパンパンに膨らみます。
潜水病(減圧症)も水圧の変化によって引き起こされるもの。
気温とか湿度に比べると直接的に感じにくくていまいちピンときませんが、
気圧も、気温や湿度同様に、私たちいきものに大きな影響を与えている
ということが、わかって来たのかもしれません。
陸上選手の高地トレーニングなんかは割と有名ですよね。
心肺機能を鍛えるためというのが一般的ですが、
それよりも気圧慣れの方が鍛えられている気がします。
他の生き物は?
犬や猫
先に挙げた雨の日に散歩に行かないのも、
寝ている時間が長くなるのも、気温や気圧など天候によって
副交感神経が優位になり、ホルモンバランスが変わるからですよね。
ヒトよりも五感が優れた彼らのこと、
私たちと同等かそれ以上に影響を受けるのではないでしょうか?
え?もしかしてだるくて寝てるの?
菌
昔、動物王国にいた時に、マッシュルームを作っている農家さんから連絡があり、
王国にいる馬たちのフンを分けて欲しいと依頼がありました。
マッシュルームは和名で「バフンタケ」 抗生物質など薬を使っていない
「無農薬馬糞」で育つマッシュルームは大きく、味も濃く、大人気でした。
その農家さんに教えていただいたのですが、台風や低気圧が近づくと劇的に成長が速くなるそうです。
キノコ(菌)は雨に胞子を乗せて広がり、増えていくもの。
低気圧の接近がわかるのも不思議なことではありません。
でも一体どうやって・・・?
他の麹や酵母なども同様に気圧の変化で増殖具合が変わるのかも。。。?
野菜・作物・植物
植物にとっては恵みの雨とも言われますね。
昔から園芸が大好きでいろんな植物を育てています。
最近はzoomでプロの農家さんたちの講座もあって
「プチ農業」も始めました。


屋内で水道水を与えるよりも、雨水の方が成長が早い、ということ。
雨水には空気中の窒素など微量な栄養素を含んでいるのが理由。
ムツさんが水耕栽培ではダメ!という理由も納得。
窒素、リン酸、カリウム
植物の三大栄養素ですもんね!
窒素を土中に固定するという根粒菌にも興味が湧いて枝豆を植えてみました。
根粒菌は無農薬りんごで有名な木村さんの著書にも出てきていましたよね。
奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
(この本も幻冬舎の本だったのね)
気温も相まってか冬の間屋内にいた植物たちを外に出したら
爆速的に成長してきていると思ったのは気のせいではなかった。

