ヴァーチャルヴォルガ川下り
新入り(♀)の名前
ロシアの大河 母なるヴォルガ
先日の記事で、うちにくるサモエド(♀)の名前をヴォルガという名前にしました。
濁点がついてちょっとイカツイ感じがしますけど、
「ヴォルガ」はロシアを流れる大河の名前。
「ロシアの母なる川」と呼ばれているようです。
こうなってくると、いつかロシアに行ってヴォルガ川を見てきたくなりますね。
ヴァーチャルヴォルガ川下りです。
Virtual Going downstream the Volga river (VGV)ですね。
今日はヴォルガを下ります。(世界の○窓から風)
発音とスペル
名前としては重要な発音とスペルですがー
ロシア語表記だと「Волга」になります。ナニコレ→「л」?
Bなら「ボルガ」な気もしますが。
英語表記だと「Volga」になり、「ヴォルガ」なんですね。
wikipediaを読むとわかるように、欧州最大の河川だけあって
様々な国、時代によっていろんな呼ばれ方をされています。(面白い)
ヴォルガ川下り
全体像
今回は全行程の中でも、源流〜ニジニノヴゴロドまでの上流まで。
(ハートがついている都市は後述の「黄金の輪」に入る都市)
源流〜上流
ヴァルダイ丘陵
ロシアの地図を見てみると、モスクワとサンクトペテルブルグの中間、
「ヴァルダイ丘陵」がヴォルガ川のスタートになっています。
国立公園になっています。
にしても、源流が海抜225mって低すぎません?
ルジェフ
源流から南下しいくつかの小さな湖を越えるとヴォルガ最上流にある街ルジェフに到達する。古い街ですが大戦でほとんど焼けて古い建物は残っていないそうです。残念。
ルジェフを過ぎたあたりからヴォルガは東北へと進路を伸ばし次の街に。
トヴェリ
トヴェリはトヴェリ州の州都。
wikipediaの前半で
「ロシア有数の古い歴史を持つ都市」
と書かれている一方でその歴史が書かれている節には
「トヴェリもモスクワもロシアでは若い都市であり記録も少ない」
同じページで矛盾が生じています。複数で編集するとこういうことは起きますね。
難しい歴史はさておき、ここ、トヴェリでもう一つ大きな川、トヴェルツァ川と合流します。
その先にはバルト海があり、交易の拠点となって栄えたようです。
貯木場の写真を見ると、さしずめ日本の木場、新木場みたいな感じですね。
クリン
ウグリチ
ウグリチは9世紀頃に建てられた古い街で後述の『黄金の輪』の一つ。見所のあるロシア建築が多く残る。ウグリチという名前も「ウグリチェ・ポーレ」(角の野原)から由来し、
ヴォルガ川湾曲する角にあるからとのこと。
ルイビンスクとダム湖
ルイビンスクは北からくるシェクスナ川との合流地点にあたり、古くから発展した街ですが1930年代に当時としては世界最大、現在でも有数の巨大なダム湖が建設された街。
ダムを作るとなると必然的に多くの街がダム湖に沈んだようです。
この湖を折り返すようにしてヴォルガ川は東南方向へと流れを変えていきます。
ヤロスラブリ
ヤロスラブリこれまで挙げて来た街の中で最も大きな都市。ヤロスラブリ州の州都。
市内には15世紀頃作られた多くのロシア正教会の教会が立ち並び、
2005年に世界文化遺産に登録されている観光名所。
コストロマ
コストロマも古くから栄える古都。複雑な歴史の話は別にして、多くの建築物がある歴史ある都市だって古都。
黄金の輪
ロシア都市を調べていて初めて聞いたのですが(世界史を真面目に勉強していなかった?)
ここまで紹介して来た、
ウグリチ、ルイビンスク、ヤロスラヴリ、コストロマを含めた12都市群は
「ロシア史、ロシア正教会における精神文化、芸術、建築などにおける源流が形成された地域として重要視され」黄金の輪と呼ばれているそうです。かっこいい!
ニジニ・ノヴゴロド
ニジニ・ノヴゴロドがヴォルガ上流域の最後の都市。
2018年のFIFAワールドカップ開催地の一つとなりました。
ここを本拠地にするサッカーチームが、「FCヴォルガ・ニジニ・ノヴゴロド」と言います。
ファンになっちゃいますね!
正直、どの都市も初めて聞く都市でロシアの歴史や文化もほとんど知らないことばかり。こんな機会がないと調べることもなかったと思います。
誰かが現地に行って撮影してVRで体験できるような日も近いように思います。
いつか、ヴォルガ川下をリアルに見に行ける日が来るといいなー