名前の話

犬猫

ネコは自分の名前がわかる!

日本の研究チームが論文を発表!

2019年4月に発表された上智大学の論文で
ネコは自分の名前を聞き分けることがわかりました。

ネコは自分の名前を聞き分ける
~ヒトの発する「自分の名前」と「他の名詞」や
「同居ネコの名前」を区別する能力を実験的に証明~

実際に飼っている人にとっては、
「え?何をいまさら?!」
と思われるかもしれません。

でも実際、犬、猫はあまりにもヒトに身近すぎて、
ちゃんと研究したり論文を出したりされ始めたのは最近のことなんですね。

それがまた日本の研究チームが世界に発表したというのが
ちょっと誇らしくないですか?

 

名前という概念

ヒトにとっては当たり前?

ところでこの名前という「概念」ですけど、
よくよく考えるとすごいことで、

一人称(私)と二人称(あなた)以外に登場人物が出てこないと

あいつ、あの人、あの犬、あの猫

名前が必要になるシチュエーションってないですよね。

動物園でも、よく名前が公募されたりしますけど
どこまで彼らが自分の名前を理解しているのか謎。

 

なんかすごく哲学的で難しくなりそう!でも不思議!

匂いによるコミュニケーション

土に残されたマーキングの臭い、
お互いお尻の匂いを嗅いでの挨拶

彼らが「匂い」でコミュニケーションをとっていることに間違いはない。
そして彼らのコミュニケーションの中で、

そこに存在しない誰か(三人称)が登場しているようなシーンを見たことがない。
そこに名前など不要だったはず。

言語によるコミュニケーション

しかも、しかもですよ?

犬猫たちの聴覚がいいのは確かですが、
こと、言語、発音に関しては人ほど自由に話すことはできません。


インコやオウムは舌の仕組みがヒトと似ていて話すことができる。

お互い、「おい、金之助」「ん?なんだい銀次郎」
とか呼んだり発音することが全くできないのに、
名前を理解するとはこれいかに。

 

全く知らない、発音が難しい外国語の名前を付けられたとしたら?
自分では全く発音できないんですよ?相手も発音しない。

名前という概念だけが備わっている。

うわー考えれば考えるほど不思議すぎる。

皆さんの愛犬、愛猫の名前は?

よっしー(つなよし)

私が最初に自分の犬として迎えた犬は、
トップ画としても使われている、つなよしこと、よっしーです。

江戸検定のマスコットとして兄弟の柴犬が動物王国にやって来ました。
「江戸犬つなよし」ですね。
名前をそれぞれ「つな」と「よし」としてお互いをお互いの影武者として
イベントに登場していこうという狙いでした。

ゆきち(雪吉)

よっしー亡き後にうちに来たのが、
販売不可となり引き取ったマンチカンのゆきち。

その日は3月ももう下旬だというのに珍しく雪が降った日。
よっしーから一字もらって、雪吉=ゆきちになりました。

レン(蓮)

王国時代に面倒を見ていたウィペットのトン

2012年、今から8年前
トンの兄弟、ジルが子を産んだというニュース。
縁あってその子を迎えることになりました。

ジルを面倒見ていたのが、王国仲間の「ふうちゃん」
そこで思い出したのは道東は野付半島にある湖、風蓮湖でした。
ふうちゃんとこから来た、蓮です。

蓮、もう8歳になりました。

クリン、マルフィノ


動物王国で生まれたクリン(写真右)と、
クリンの姉妹の子=姪のマルフィノは、サモエドの原産国ロシアの都市の名前から。

そして今年、新入りが来ます!

4月3日亡きクリンの実家とも言える石川家で産声が上がった。

今、イシカワさんちは3世代のサモエド親娘が
出産&育児中で大わらわになっています。

2020年のこの予想だにしなかった未曾有の事態の中で、
「希望」があふれています。

クリンが亡くなり、マルフィノは12歳。
ゆきちは10歳を迎え、蓮も8歳を過ぎた。
そろそろ、そろそろ、もう1頭若い子を迎えようと思っていました。
(こんな状況になる前に)昨年心機一転、
会社を辞めて新しいスタートを切ろうとしていたところ。

ぜひこの機会に、新たな時代を共に歩んでいく新しい子を迎えようと思いました。

他の子犬たちは既に行き先が決まり、名前も続々と出て来ています。

家族会議をしてずーっと悩んでいました。いや、ホントに。

新入りの名前

やはりサモエド、原産国ロシアにちなんだ名前を付けたいなと思っていました。
毎年もっとも大きなサモエドオフ会では100頭弱のサモエドが集合し、

多くの「名サモエド」もいて、できれば、
同じ名前になってしまうのは避けたいなと思うわけで。
私の中で「その名前は永久欠番!」なのがいくつもあるのです。

そしてロシア語ってあんまり可愛い地名って少なくないですか?!汗
いや、そんなことを言うとこれからそう言う名前をつけようと思っている方に失礼。
動物王国には「オビ」「エニセイ」とロシアの川の名前から付けられた子もいます。
最初聞いたときはえ?と思っても、長くいると、もうその子しかいない。
耳慣れない、聞き慣れないだけなのかもしれない。
しっくり来ちゃうんですよねー。不思議。

知り合いが多くなれば多くなるほど、いいサモエドに出会えば出会うほど
いい名前は既に付けられているというジレンマ。

多分これはどの犬を飼われている方でも同じだと思います。
つまり、、、早い者勝ち的な部分もあり。

あ、それ今度来る子につけようと思っていた!という人もいるかもしれません。

※この名前は永久欠番!と思っているのはあくまでも私の主観であって、
他人にそれを強要する気は全くありませんので悪しからず。

いいんですけどね!
ヒトの名前だって同じ名前になることは多々ありますから。

考え過ぎて気持ち悪くなっちゃいますね。

新しい子を迎えようと思ったのが昨年の夏ですから
そこからぼんやり考え始めてはや8ヶ月。

ようやく、ようやく、決めました。

 

新入りの名前

ヴォルガ(Волга)

にします。

ヴォルガ川はロシア西部を流れる全長3,690kmにも及ぶ大河。

CC 表示-継承 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1122527

大河のようにいろんな街や人を繋ぐような子になってくれればと思います。

これまでうちに来た子たちの中で濁点が入る子はいませんでした。
「え?珍しい、そんな名前をチョイスしたんだ?」
「随分大きな名前にしたなー」
と思われる方もいるかと思います。
それだけこの子に対する新しさ、新時代への思い入れ、意気込みを
汲んでいただければと思います。

よろしくお願いいたします!

犬猫

Posted by kyotako

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