犬はどこからきたのか
いまだに謎多きテーマ
一番好きな動物は何かと言われたら多分犬と答えるでしょう。
世の中には、犬が嫌いな人、犬派?猫派?で言ったら猫派と答える人もいるでしょう。
でも、好き嫌いのレベルを超越した、「ヒト」と「イヌ」という生きものとしての付き合い、DNAに刻まれてるような、そういう存在なんです。
それくらい犬という動物は他の動物とは一線を画している生きものです。
もう誰の記憶にもなくなってしまっている原始の時代、ヒトと犬は出会い、契約を交わしたんだ。
あまりにも身近すぎた犬。それもあってか、ヒトとイヌがいつ、どのように出会って、いまのような関係性を築くようになったかは未だに謎が多く残されています。
有力なのはオオカミを飼いならしてイヌにしたという話。
でも現代においても、オオカミの子を飼いならすというのは非常に難しく、専門の施設でないと飼うことは難しいのに、果たして昔の人がそれを実行できたのでしょうか。
最近はオオカミの血が入ったウルフドッグを飼育したいと考える人が増えてきているようです。
どういう意図があってそうしたいのかはわかりませんが、これだけははっきり言えます。
イヌとオオカミは別の生き物です。
犬の延長、かっこいい、そんな安易な気持ちでウルフドッグを飼うと痛い目をみると思います。私なら普通に犬をオススメします。
これだけ身近な動物なのに、遺跡や資料など決定的な証拠が足りない、見つかってないんですね。おそらく中東とか西アジア、その辺りが起源だと思うのですが。
この本は昔、東京ムツゴロウ動物王国時代、夜にムツさんがお話しするという、「夜話会」「ティーチ・イン」を行なったんですが、そのお話をまとめて1冊の本にしたものです。
あれから16年の年月が経ちました。
ムツさんの最新の犬はどこから・・・がききたくなりますよね。
今度はyoutubeという形でお話が聞ければいいですね。