みんなセラピードッグだよ!

犬猫

犬猫を飼ったらどんないいことがありますか?

すごく、シンプルなこと

先日、人に聞かれました。
「犬猫を飼ったらどんないいことがありますか?」と。
そうですよね!みんなに飼ってほしいと思うなら
そういうのをちゃんと伝えたほうがいいですもんね!
実にシンプル、そしてわかりやすい。ストレート。
変に遠回りして、変化球を投げなくてもいい。

老老介護も悪くない

うちにいるサモエドのマルフィノは今年12歳になる。
サモエドは一応、大型にも分けられる種類で
12歳はだいぶシニアだ。
ヒトでいうと70歳とか80歳になると思う。

もう視力も衰え、聴覚も怪しくなってきた。
にもかかわらず、天気が良い日は散歩に行きたがる。
用があって出かける準備をすると、
当然自分も連れて行ってもらえるもんだと思っている。
(犬飼いあるある)


以前、会社に勤めていた頃、
シフト制で休みも不定休だったにもかかわらず、
休みの日をちゃんと認識していました。
(犬飼いあるある2)

期待に溢れるその顔を見ると、無理にでも出かける用事を作って
外に出かけたくなるのが飼い主の心理。

知り合いは匂いで確認
ご機嫌な顔

出不精解消&リハビリ

持病があり、昨年は鎖骨骨折もした父。
もし、犬がいなければ、出かけることもしなかっただろう。
今でさえ、テレビの前にかじりついて、出不精。
これで犬がいなくなったら今より酷くなるのは明らかだ。

健康な人でも定期的に運動をすることが難しいから
パーソナルトレーナーに付いてもらったり、
ジムに通ったりするのに、
年齢によって、病気によって
体が不自由なのに積極的に体を動かすなど、
相当強い意志を持たないとできないことだ。

それをさらっとやらせてしまうのが犬の力でもある。

ヒトに合わせる・・・?否。

マルも年をとって日々の動きが遅くなってきた。
力はまだあるけれど、走るスピードはもう遅い。
ロングリードにしなくても、フレキシブルリードで十分。

かといって完全に父に合わせるわけでもない
グイグイ引っ張ってちょっと頑張って歩かないと追いつかない。
体が思うように動きにくくなっている
父にはちょうどいいリハビリだ。

視力、聴力が衰えてもお散歩の時は
どんどん先に行こうと頑張るマル。
例え初めて訪れる場所であっても、だ。
いったいどこへ向かうのか。

ヒトのスピードにピッタリ合わせてもらっては
リハビリにはならない
ちょっと辛いくらいじゃないと意味がない

偶然の産物かもしれないけれど、
今の父にとっては、老犬のマルくらいが
「ちょうどいい」のである。

犬の世話はお散歩だけではない

散歩から帰れば足を洗うし、
ご飯を食べてたら隣に来て、
よだれを垂らしてねだってくるし、
散歩に連れてけ!撫でろ!遊べ!と
いろんな要求をしてくる。
たまに一緒に横になって昼寝もする。

そういう日々のなんでもないこと、めんどくさいこと、
生活、日常、が全て、生きることだってわかるようになる。


たまに、俺もいるんだからな!と言ってくるやつもいる。

セラピードッグ

生きがいになるとか、
そういう壮大なかっこいいことを言うつもりもなくて、
ただ一緒にいるだけで、生活が楽しくなりますよ
心が豊かになりますよ

そんなゆる〜い感じです。
セラピードッグという資格を取るには
厳しい選抜試験を通過しないといけないそうですが、
普通に飼われている犬たち全てがセラピードッグだと思います
オーナーはみんなそれを知っています。
自分が飼っている犬たちにどれだけ癒されているか。

安易に命を引き受けることはできない。
ちゃんと考えている人ほど、慎重になる。
でもそういう「わかっている」人にこそ
飼ってもらいたい。

もっと、シンプルに、
犬猫と暮らせる世界が広がると、いいなぁ。

犬猫

Posted by kyotako

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