犬学のススメ

犬猫, 生きもの

勉強が好きなんだな

犬のこと

ムツさんと会って話をして、また勉強したくなってきました。
もともと勉強が好きなんだと思います。

最近はなんでも「ググれば」答えがすぐ出てきてしまう。

新しく見つけたこと、
たどり着いたことへの感動がないと
学びの楽しさは見つけられない
実際に手を動かして、目で見て、
感動することが大事なんだ。

ってムツさんが言ってた。
シェアラボ使ってムツさんが講義してくれたら
絶対面白いと思う。

 

 

ヒトと「共生」の契約を結んだ唯一無二の親友

もっとも身近でありながら、もっとも謎が多い
犬(友達)のこと、もっと知っていこう。
多分、もっと好きになると思う。

犬の遺跡


犬、もしくは犬に近いイヌ科動物の骨が出土した
遺跡を地図にしています。
論文を調べ倒してやっているので骨が折れます。

犬の起源には諸説あり、東アジア(モンゴルのあたり)説や
多箇所同時発祥説などありますが、こと、遺跡に関しては
中東の出土が多い。気候や風土などによる保存も関わってくるのかな?

 

ラブラドールレトリーバーとグレートピレニーズ

先日、ムツさんと会った時のクイズ
ラブラドールとピレニーズの話題になった。

ラブラドールレトリーバー
ピレニーズ。現地では純白よりタンマーキングが入る子が多いらしい。
レトリーバーは物を回収したり、水鳥猟犬など
人の近くで仕事をする犬種。
一方、ピレニーズは「護羊犬」代表。
家畜をオオカミなどから守るためなら、
飼い主から離れて一人になっても
独自で判断して任務を遂行する犬種。
両者のバランスがいい。

(ムツさんからの正解はまだもらえてない)
しかし、答えの理由はそれだけではない。

多分、これだけだと50点。

バスク人

ラブ、ピレニーズ、この2犬種の成り立ちに「バスク人」は欠かせない。

ニューファンドランド・ラブラドール州にあるレッド・ベイ国定史跡は
16世紀バスク人が行っていた捕鯨基地の世界遺産だ。

参考資料:レッド・ベイ国定史跡(wikipedia)

行ってみたいー!!

クジラやタラ漁を行うにあたって、ニューファンとラブ、
大小の犬が役割を変えて活躍していたという話は有名。

彼らが水が大好きなのもそんな歴史があってこそだ。

ニューファンドランド
ラブラドールレトリーバー

遠くアジアで発生したとされる、
マスチフの血が、ユーラシア大陸を横断し、
大西洋を渡って北の果ての荒涼とした大地にたどり着いたのだ。

チベタンマスチフ

そんな彼らを、こんな地の果てまではるばる連れてきたのが

バスク人である。

 

バスク人はもともとどこから来たのかは不明とされている。
ただ、現存するバスク自治州はスペインとフランスの国境。

バスク地方そう、ピレネー山脈ですよね。

ピレニーズの生まれ故郷です。
連れてきてないはずがない!

ピレニーズも泳げるんだよ
余裕だぜ。なめんなよ。

山で羊をオオカミまもっていたピレニーズと
海や湖沼で水鳥猟で活躍したラブラドール。

一見何の接点もないようなこの2犬種は
バスク人を介して密接な関わりを
持つことがわかっていただけだでしょうか。

人類の歴史と犬。

勉強するとますます面白くなる。

 

マスチフがどうやってユーラシア大陸を横断してきたか
もまた気になるところですよね!壮大なドラマがあるはず!

犬猫, 生きもの

Posted by kyotako

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