ペットと毒物
ペットに危険な毒物、植物いっぱい!
ペット好きは植物好き
ペットが好きな人は自然が好きな人が多く、
犬に庭を用意しつつ、ガーデニングを楽しまれる方も多い。
また、親戚犬、友達犬が亡くなった際は
お花を送り合うことも多い。
最近ではハーバリウムやプリザーブドフラワーも。
相性が良いようで実際はそうでもなかったりする。
先にまとめ
留守番の時は閉じ込めよう
年齢、環境、個体差、いろいろありますが、
子犬子猫として迎えたばかりだったり、
イタズラ盛りだったり、心配だな、
と思うようなら、人が見ていられない間は
ケージに閉じ込めるのがベスト
です。危険は植物や誤飲誤食だけではありません。
人がいる間もできるだけ対策をとる。
薬類は必ず引き出しなどにしまうべきですし、
飾る植物は吊るしたり、置き場所を変えることで
ペットと隔離することを考えたほうが良いと思います。
あと、全てにおいて言えることは観察ではないでしょうか。
日々、愛する家族(犬猫)の行動を観察し、
性格を把握することで
危険や事故を予測することができると思います。
というニュースがありました。
詳細を見ていないので、あまり滅多なことは言えませんが、
幼児と一緒にご飯の皿を下げる際に事故が起きたとのこと。
犬の興奮しやすさ、
餌に対する執着、皿を守ろうとする反応、
幼児の犬に対しての行動、幼児に対する嫉妬・・・
予兆があったのではないかと思います。
見落とした飼い主の責任ですよね。
犬で起きる事故は人災だと私は思っています。
観葉植物の多くには毒があります。
ペットの有毒植物一覧
毒を持つ観葉植物は非常に多いです。
調べたところでは700種類にも及ぶとか。
こんなに毒に囲まれてるんだなぁと再認識。
トリカブトとか聞くと、
「うわ!猛毒!危ない!」
ってイメージしますけど、それは世代。
(1980年代にトリカブトを使った殺人事件ありました)
他にも猛毒植物はいっぱいあります。
こちらのサイトによれば
キンポウゲ、ツツジ、トウダイグサ、
ナス、バラ、ユリの仲間が危険とのこと。
私が好きなキョウチクトウ科のアデニウムやプルメリアも有毒。
というか、「猛毒」の類です。調べたところ、
キョウチクトウの毒成分はオレアンドリンというもので
青酸カリよりも毒性が強いものです。
枝を燃やした煙にまで毒成分が含まれ、
キョウチクトウの枝を使ってBBQを行って
死者が出た例もあるとか。(まじかよ!)
とはいえ、ペットと毒性植物に関しては
毒を含む部位、毒の強さ、
使われたり、飾られたりする頻度、誤食しやすさ、
ペット(犬猫)が興味を示すか
でだいぶ差があるようです。
よく見ると、
モモやリンゴも入っていますが、
未成熟の果実、種が有毒とあります。
そこは食べないでしょ、さすがに。
ポトスも有毒植物として有名ですよね。
シュウ酸カルシウムが多く、
たくさん食べると結石ができやすくなったり
腎臓や肝臓に負担がかかることになりますが
舌がピリピリする(らしい)し、
たくさん食べなければあまり心配は要らないかな、
と思いました。
幸い、うちのネコはあんまり興味がないのか
いじったりかじったりすることはありません。
先代猫は植物を直接イタズラする事は
ありませんでしたが、
植木の「土」を堀り起こす癖があったので
部屋中に土が散乱する事に・・・
ガムテープのベタベタ側が上になるように
土面をカバーする事で予防していましたが
それだとせっかくの観葉が台無しです。。
植木鉢のカバーを手作りしている方もいらっしゃいました。
海外では売られてるんですよね。
お取り寄せ販売しましょうか。
ペットポイズンヘルプライン
海外のペット毒物中毒専用サイト
海外のサイトですが、身近にある危険な毒物ランキング。
「ペットポイズンヘルプライン」なんてあるんですね。
ここに問い合わせがきた件数やデータベースに基づいて
上位10位にくる毒物ランキングが挙げられています。
有毒なのは犬猫共通でも、ランキング結果は大きく差がある。
とっても不思議。
- 1.チョコレート
- 2.殺鼠剤
- 3.抗炎症剤
- 4.キシリトール
- 5.ぶどう・レーズン
- 6.抗うつ剤
- 7.アセトアミノフェン(解熱剤)
- 8.ビタミンD過剰摂取/li>
- 9.覚せい剤
- 10.肥料
キシリトール
虫歯の予防や甘味料として使われるキシリトールに対し
人はインシュリンを出しません。
なので糖尿病の人に使える甘味料として重宝しますが、
犬は逆にキシリトールに対して過敏にインシュリンを出します。
つまり低血糖を引き起こすものなんですね。
猫に対しては不明です。
猫は甘味を感じにくいのでそもそも誤食しないんだと思います。
ぶどうはメカニズムは不明ですが、
急性腎不全を発症して亡くなるケースが報告されています。
続いて、
- 1.ユリ
- 2.犬用スポット剤ダニ除け剤
- 3.家庭用クリーナー
- 4.抗うつ剤
- 5.エッセンシャルオイル
- 6.抗炎症剤
- 7.殺鼠剤
- 8.覚せい剤
- 9.玉ねぎ&にんにく
- 10.ビタミンD過剰摂取
犬とはガラッと変わりましたよね!
チョコレートやキシリトールがランクインしないのは
甘味感受性の違いからくるものと推測されます。
エッセンシャルオイルとか
玉ねぎにんにくがランクインです。
犬に対しては、
「昔玉ねぎ入り味噌汁とかあげちゃってたよ」
って話も耳にしますが
ネコの方が要注意なんですね。
猫の方が犬に比べて肝臓(解毒作用)が弱いと
聞いたことがあります。
海外は大型犬飼いも多いでしょうから
体重が軽いネコに影響が出やすいものが
入っているのかもしれません。
ビタミンD過剰は犬猫両方に入っていますね。
この栄養素、カルシウムの吸収に作用して
骨の形成などには欠かせないので、
海外では子供用のビタミンDサプリが結構あるようです。
が、いかんせん許容量が狭い!
すぐに欠乏・過剰になってしまうのです。
昔、キャットフードでビタミンD過剰症が
発症したのがニュースになりましたね。
食べを良くするために内臓エキスを大量に使ったせいです。
そしてやはり、抗うつ剤や覚せい剤など
「薬物」がランクインしています。
犬猫共通で言えることは
人用も動物用も「薬品」は厳重管理が鉄則ですね。
そして何と言っても、、、
ネコの危険毒物はユリが1位
日本の獣医さんも警告!
これ日本の獣医さんも警告しておりました。
ねこにとって【ユリ科の植物】は猛毒です。恐ろしいことに、たった花びら1枚でも死に至ることがありますし、花瓶の水を飲むだけで中毒を起こすこともあります。ユリを食べたと聞くと獣医も震え上がります。
他にも700種類以上の植物がねこにとっては毒なので、観葉植物は置かないほうが無難です。
— 獣医にゃんとす🐾猫の情報発信中📡 (@nyantostos) March 22, 2020
他にも有毒植物はあるんですけど、様々な毒物を
差し置いて1位ということはよほどのことなんでしょう。
犬にも有毒なはずなのに、犬はランク外。。。
どういう違いがあるのか謎ですね。
ペットを飼われている方の間では誕生日や命日などで
お花を送り合う習慣がありますが、ペットに優しい花の種類だけで
アレンジを作ってくれるところがあると嬉しいかもしれません。