愛の形
愛の形
好きになる
ムツさんが亡くなって、考えることが多くなった。
あの人は、間違いなく、「愛の人」だったなぁと。
ライオンを愛し、象を愛し。ヒグマ、ワニ、ミミズ、アメーバ、、、
「生き物を目の前にするとそれになりたくなっちゃう」と生前仰っていた。
アメーバにまでなりたいと思ってしまう感覚はちょっと想像つかないけど
それがムツさんの、深い、愛の形なんだと思った。
その「愛」は生き物だけにとどまらず、学問でも、文学でも、スポーツも、麻雀にまでも。
深い愛があってこそ、あそこまで追求できたんだと思う。
もっと平たくいうと「そういうのが好き」ってこと。
「勉強」も「仕事」も「人」も、好きになっちゃった方がずっと楽になる。
嫌いでイヤなものを続けることほど地獄的で辛いものはない。
とことん、好きになっちゃえば、愛しちゃえば、何でもOK!になるんだと理解した。
愛の形は色々
ムツさんはいろんなものを食べてた。
ミミズも食べてたし、ナメクジも食べてたし、アメーバも増殖させて食べてた。
ちょっと難しいけど、食べることも、愛の形の一つだと思った。
ムツさんは野生動物に喰われたいとも言っていた。
食う、食われるのも愛の形の一つ、そう、教えてくれた。
仏教の逸話でうさぎが自ら火に飛び込んで僧侶に食べられる話を思い出した。
ちょっと難しいけども、ムツさんはそれを体現していたと思う。
愛の形は自由で、複雑で、多様だ。
好きになれたらいいのに。
好きになるって、愛するって、なんなんだろう。
なんか流行りの歌の歌詞みたいですね。
最近流行りのAIではちょっと真似できない人間ならではの深奥のスキル。