石けんを考える
石けん、洗剤ってなに?
Covid-19の第七波が流行してますね。手洗い、うがい、世界中で推奨されていると思います。
さらにはご飯を食べた後の食器洗い、お風呂、洗濯・・・
石けん、あるいは洗剤のお世話にならない日ってないんじゃないでしょうか?
そんな身近で当たり前すぎる石けん、洗剤について、今日は考えたいと思います。
知ってるようで全然知らない石けんのこと
石けんは油にアルカリが加わったものです。
油+アルカリ=石けん
その歴史は古く、紀元前3000年頃の古代ローマのサポという場所にある神殿で
羊の肉を焼いて滴り落ちた油が、木の灰に混ざってできたのが始まりだそうです。
石けん百科より
木灰ってアルカリなんですね!
草木を燃やすとカルシウムやカリウムなどの酸化物が多く含まれるので水に触れると
水酸化カルシウム、水酸化カリウムとなり、OH−が多くなってアルカリになるんですね!
Ca(OH)2 → Ca2+ + 2OHー
うーんなんか昔、理科の時間に習ったな。
で、なぜ汚れが落ちるかというと、汚れ(油)と水を仲良くするように石けん成分が油を包み込むからなんですね。これを界面活性剤といいます。
牛乳石鹸ホームページより画像も引用
石けんと合成洗剤は似て非なるもの
最近多く流通しているいわゆる洗剤は第一次世界大戦中、脂が不足したために開発されたもので、石油を原料とし、複雑な化学合成を経て作られたものです。合成界面活性剤ですね。
合成洗剤は排水後も分解に時間がかかります。
一方、自然由来の石けんは分解が早く、自然に優しいと言えるでしょう。
これからは自然に優しい石けんを使おう!
今は、ちょっと探せば自然由来の優しい石けんがたくさん売られています。
シャボン玉
洗濯用と浴用で純石けん分のパーセンテージが変わるのでご注意を!
洗浄力が高い分、肌が荒れたりします。
自然に優しいってことは動物たちにも使えるってことですよね!
石けん作りワークショップ


