乾草が作れない?

国づくり, 植物,

そうそう上手くはいかないぞ

早くもピンチ

動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
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動物王国をふかぼり
2021年抱負

前回、乾草を作る記事をあげましたが、ご近所のNさんがやって来ていいました

Nさん「これじゃあ、乾草は作れないな・・・」
私「え?」
Nさん「カビが生えるか発酵するかのどっちかになるわ」

えー!!

Nさん、昔、酪農をやられていた人なんです。
Nさん「特にこの地域は高温多湿で乾草を作るのが結構難関なんだよ」
そう、この茨城や千葉の高温多湿が特徴で昔から発酵文化が根付いている場所でした。

この辺に生える柿のほとんどが甘柿で渋柿がないのも、干し柿が作れないからでした。

Nさん「これだと毎日天地返ししないと難しいかも」

否!毎日攪拌しています。
それでもだんだん黄色くなって来てる・・・

 

じゃあどうすれば??

「もっと陽の当たるところに置いてガッ!と乾かさないとダメだ」

空き地に廃材で「すのこ」を作って草をおきました。

これで数日天日干しして乾いたものをしまうようにすればいいか。

天地返しすると下から湿った草が出て来る。

屋根が必要?

本来であれば、草の伸び始めであるこの5月に乾草を作るのが良いとされています。
最近は5月でも雨が多くなって来ています。気候が熱帯化しているんですね。

だからこそ、
透明な屋根の、風通しのいい、ビニルハウスのような「乾草製造場所」を用意したほうがいいと。

むむむー!

#余ってるビニルハウスください

単管で組んだ足場に透明な波板を乗せるだけでもいいか。


どのくらいの製造場が必要だろうか。6畳くらいかな。

許されるなら刈ってから数日天日に当てて水分を抜いてから回収するのがいいかもしれません。

この地域では天日干しで乾かしても、
せいぜい含有水分率20%程度までしか落とせないそうです。
それ以上は何かしらヒトや機械の手を加えないと自然には作り出せない。

青草(水分量約80%)→乾草(約20%)にすると重さは大体5分の1になります。

つまり10kgの乾草を作るには50kgの青草が必要

これはおおごとだ。

最近いろんなところに行っても、
「あれはいい牧草になるなぁ」
って目線で雑草を見てしまいます。

スギナの話

もう一つ残念なニュースとして、
スギナはあまり馬に与えてはいけない植物であることが判明。

農研機構ホームページ「イヌスギナ」
つくし(土筆)の栄養と毒性と副作用|スギナとの関係と食用にする地域について

どうやら「ニコチン」と「チアミナーゼ」が含まれるようです。
チアミナーゼはビタミンB1を破壊する酵素のこと。

ビタミンB1欠乏症は脚気(カッケ)になる原因ですね!
最近カッケなんてなるヒトはあんまり見られませんが。。。

脚気とは

かつて日本人は玄米を主食としていたため、自然とビタミンB1を補給することができていましたが、ビタミンB1を含まない白米食が普及した江戸時代から脚気の症状が出始め、明治時代から大正時代にかけては結核と並ぶ2大国民病と言われるほど多くの人が発症したと記録されています。

現代にもありうる病気じゃないですか?

ビタミンB1を多く含む食品

米ぬかを飼料に加えれば予防できるかもしれませんね。
また、チアミナーゼは熱で分解されるんですって!
天日に当てて乾燥させればその毒性は軽減しそう!

そこまで警戒しなくても良いかもしれません。

 

スギナを除去している最中に四つ葉のクローバーを発見。きゅんです。

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Posted by kyotako

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