妊娠犬の駆虫
妊娠犬の駆虫
犬の駆虫について
犬を飼ってる人なら常識かもしれませんが、まずは犬の駆虫(くちゅう)についておさらい。ヒトと同様、犬にも様々な寄生虫がいます。軽症なものから命に関わるものまで。
有名なところだと、フィラリア症です。蚊が吸血する際に蚊のお腹にいるフィラリアの卵が犬猫の体内に侵入、血管内で大人になると、ニョロニョロとした姿になって脳や心臓、肺などに達すると犬猫が死んでしまう恐ろしい寄生虫です。
昔、若くして無くなる犬猫が多かったのはこのフィラリアが原因だったそうです。
ちなみに、温暖化が進む前の北海道ではこのフィラリアはなかったそうですよ。
フィラリアのような内部寄生虫の他に、ノミやダニなどの外部寄生虫もいます。
これらを投薬で駆除するのが、駆虫と呼ぶものです。
駆虫の方法もいろいろあって、
春、虫たちが出て来始める前に注射1本打ったら一年中効き目があるものや、
体に滴下したりスプレーして防虫するもの(人間と同じ感じですね!)
(フロントラインはミツバチ大量死の原因であるネオニコ系だから嫌い)
最近だとおやつの形状になっていてそれを食べることで体内から予防する方法などがあります。
最近はこの月に1回、おやつタイプのものを食べさせる方法が主流のようです。
→犬飼いのみなさんはどの方法を選択していますか??よかったら教えてください。
ちなみに、駆虫についての法的なルールはありません。現状、法律で義務付けられているのは、
狂犬病予防と、マイクロチップ装填
だけです。これに加えて、
混合ワクチンと駆虫をするのが一般的です。
日本では数十年も流行のない狂犬病や、マイクロチップよりも、犬猫の健康に直接影響するので飼い主さんたちは積極的にこれらをやります。
ヴォルガの駆虫
これまで蓮とヴォルガは毎月食べさせるおやつタイプの駆虫をしていました。
おやつタイプなんですけど、これが彼らの口には合わないらしくて、なかなか素直に食べてくれなかったりする・・・
ところが、です。ふと気になって調べて見たら、
繁殖に用いる犬、妊娠中あるいは授乳中の犬に対しては、安全性が確認されていないため、使用を避けること。(上記リンクより引用)
なんと。ヴォルガはこれじゃあダメってことです。
もう季節は夏。すでに数ヶ月駆虫してしまってるいま、注射をするわけにもいかず。。。
犬が妊娠中でも使える駆虫薬
いろいろ調べた結果、妊娠中でも使える駆虫薬というのがこのレボリューションです。
ちなみに、これの進化版、「レボリューションプラス」になると妊娠中には使用できないものになるので注意が必要です。進化前のレボリューションだけです。
思えば、私も今のネクスガードを使う前はこのレボリューションをもっぱら使っていた記憶があります。子犬子猫の駆虫にも利用していました。
で、です。
あぁ昔使ってたなぁって感覚でかかりつけの獣医さんのところに行ったら、、
なんとこのコロナ&戦争の影響でこのレボリューションはほぼ、流通がないとのこと。。
えー!!
じゃあ妊娠中の犬たちはどうしているの?
さぁ、、、そもそも一般で繁殖させる人なんてほとんどいないからねぇ。。。ブリーダーによってはやってないところもあるだろうし、注射で済ませてるところも多いと思うよ・・・
えー・・・
結局
昔の仕事の職権を利用してなんとか駆虫薬を入手することができそうです。(ホッ・・・)