人を助ける、支援する
ただ一つのハンバーガーを買いに行くだけの話
東京の潮見というところにSkipper`sというハンバーガー屋さんがあるんです。
ここのオーナーの東條って男がこれがまた面白い男で。
今年はアメリカ、ダラスまで行って世界大会に出場したり。
ハンバーガー世界選手権出場
その味はもちろんのこと、この、試行錯誤して挑戦し続ける男が作るハンバーガーが本当に面白美味いわけです。
でもね、どこの飲食店もそうだと思うんですが、やっぱりコロナの影響もあって、存続が難しい状況にあるみたいなんです。
そして11月30日、月末。
「この日に○円売上なかったらもう撤退する!」
そんな瀬戸際の状況。
色々と考えるわけです。
私一人が買いに行ったってたかが数千円のもんです。
わざわざ交通費と時間かけて他人のことを気にかけて支援している場合か?
介護の話
私の知り合いが介護のお仕事をしています。心身共に、すごく負担の大きい、大変なお仕事だと思います。今、介護の求人がかなり多いですよね。
私の親、親族にもそういう話が出て来るタイミングです。
高齢化社会ですから。
でもその人は自分の親がそういう状況になっても自分が介護するのは難しいと言っていました。近すぎるとダメなんですかね。
仕事として、お金をいただいて、誰かの親御さんだからできることなのかもしれません。
すると
AさんがBさんの親を介護して、BさんがCさんの親を介護して・・・
結局Aさんの親も誰かが介護をする、というような、ループドミノ構図が出来上がります。
それぞれが自分の親を面倒みればいいじゃないか、とはならないんですね。
なかなかそうはいかないし、そうしてしまうと、経済が回らなくなるんです。
なるほど。
自分のことを棚に上げていかないと、経済は回らないんです。
選挙の話
私一人が選挙に行ったって、一票で世の中が変わるわけがない。
そう思う人たちがいるから、なかなか世の中が変わらないんですよね。
私一人の売上で何か変わるわけはないんです。
でも、
買い物は投票だ
とよく言われますよね。
私は、Skipper’sに、一票入れたいと思ったんです。
別にお店のためとかじゃなくて、今日、買いにいかなくてSkipper’sなくなっちゃったら後悔するだろうなと思ったのよね。結局、みんな、自分主体で動いているってこと。
お店に行ったらやっぱり私と同じように考えるファンとか常連さんがいて。
美味しいハンバーガーを食べに来ているのもあるんだけど、やっぱりそれ以上に東條さんの挑戦を見たいと思って来ているんだって言ってました。私もそうだなと思いました。
面白いよね、たかだかハンバーガー、一つ買いに行くだけの話なんだけど。
ここまで考えさせられるってそれだけでも面白いでしょ。