若者はもちろん、これから起業しようとする人も

国づくり, 書評

堀江貴文氏推薦

「アノ人」もオススメする本

本の帯には堀江貴文氏推薦とある。
この手の方たちはとても「信用」を大事にしていて
むやみやたらと「オススメ」はしないことで有名だ。

つまり、本当にいいよね!と思うものしかオススメしない。

この方が推薦しているということは
アノ人もアノ人もアノ人も、
多分読んでいるはずで、
「いいね」と思っているに決まっている。

推して知るべし。

1980年〜2000年頃の話

著者である加藤さんの名前は私も正直、知らなかったけれども、
(ある程度年齢の言っている方は)
「ダイヤルQ2」は聞いたことくらいあるかと思う。
当時著者を含めた大学生たちがベンチャー企業として立ち上げた
「株式会社リョーマ」という会社の関係者たちが立ち上げたサービス。

当時はインターネットが普及しはじめの頃で
急速に時代が変わってきていた。
(windows95が出た時はすごかったもんなー)
広告やプロモーションのあり方が
次々と塗り替えられ、入れ替わる激動の時代。
その激流をトップで走ってきた著者の半生が書かれている。

今、その「リョーマ」にいたほとんどが社長か上場企業の役員になっているそうだ。

環境が人を造る

異常なところにいると異常が当たり前になる。
なるほど。

私が会社を止めた時、いや、今でも。
「今はどこの会社にいるんですか?」
「次はどこの会社に勤めるんですか?」
と聞かれる。

「会社に勤めること」が前提になっている。
いいとか、悪いとかそういうのではなく、
これが環境が人を造るということかと思った。

会社に勤めていればそりゃ見渡せばみんな会社員だし。
人を見たらどこの会社の人かな?と思う方が普通だ。

海外に行こう

ウミガメは海に出た後、産卵するために生まれ故郷に戻ってくるらしい。
ほんとかどうかはさておき、それに例えて
海外で起業して成功して自国に凱旋する人たちのことを
「ウミガメ」と呼んでいる。

少子高齢化、人口減少、今の日本で戦うより
海外にでて戦った方がいいんじゃないの?
っていうかこれからはもう世界で戦う時代じゃないの?

そう、呼びかけている。

事業や会社は伸びているところに行けば、自然と伸びていくし
衰退産業に参入してしまうと苦戦するに決まっている。

今、日本自体が衰退していると言える。

もともと日本人は世界にでてたたかう力が弱い。
英語が話せない人が多いのもそれを顕著に表している。
このままではあっという間にアジア諸国に追い抜かれてしまうよ。

いろいろと考えさせられる本でした。

とりあえず、英語くらいは使えるようになろう。

国づくり, 書評

Posted by kyotako

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