道を探しに
道を探しに
秋風が通る谷津田
動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
毎日365日こうやって活動報告や思ったことを記事にしています。
動物王国をふかぼり
2021年抱負
道といえば、昔ムツゴロウ動物王国のファンクラブ会報誌があって、そのタイトルが「LOOP」という名前でした。意味は「道」。アイヌ語から取ったそうです。
「道」を探しに出かけました。
青空と谷津田のコントラストが美しい。
風になびく緑の絨毯。そして未舗装の道路。
こんなところを馬に乗って歩けたら、風に乗って駆けたら、どんなに気持ちいいことでしょう。他に何が要るでしょう。
LOOP。道。
でも、すぐにそういう展開ができるわけもなく。馬の調教ももちろんのこと、
近隣の方や自治体の理解がないとトラブル・撤退なんていう事態も引き起こしかねません。
日本ではまだまだ、動物たちの社会的地位が他の先進国に比べて低いです。
犬猫ですら、公共の施設やデパートに入ることが難しいのが現状。
保護活動だけを海外の状況と比べてもダメな気がします。
そもそもの文化から変えていかないと。
同じくらい、馬が公道を歩くというのも難しいことになっています。
法律上、馬は軽車両=自転車ですが、やっぱりそうは簡単には行きません。
イギリスには騎馬警察が街を闊歩していますし、ロサンゼルスではウォールマートの駐車場に普通に馬が繋がれていたりするそうですから。
里山から馬文化がなくなって数十年。取り戻すにはまだ時間がかかりそうです。
旧舎へ
数十年前、馬を飼育していた方の所へ行きました。
先代が北海道に視察しに行き、真似して作ったサイロと牛舎とのこと。素敵ですよね!
当時、こんなスタイルのものが関東にあるのは珍しく、たくさん取材に来たそう。
競走馬(サラブレッド)を生産して地方競馬に出走させたこともあったと!
生産牧場兼、育成牧場兼、馬主、ということになる。すごい。
廃墟というには状態があまりにも綺麗な牛舎。
ご主人が体調を壊したのをきっかけに撤退したと。
ピークには数百頭の牛が買われていたそうだ。勿体無い。
誰か継ぐものがいれば・・・と思ったのですが、まだまだ博労(ばくろう)と呼ばれるブローカーが活躍する世界。家畜の良し悪しを見抜けぬ素人が参入してもカモにされるのが関の山。この業界は下積みして勉強しないとやってられない。想像以上に敷居は高い。
2haを超える牧草地。今はヤブカラシが繁茂していて牧草には使えない。
今のうちにこれのいわゆる雑草を一旦潰して抑えれば、これから、いい牧草が生えてくると教えてくれました。
ヤブカラシじゃだめさ。この「葉草」ならいい乾草になるよ。
なるほど。ハクサ=メヒシバならいい牧草になるのか。
経験者のお言葉は金言。勉強になる。
たくさんの籾殻。床材に使っていいよと言ってくださってる。
「籾殻はおしっこを吸収しないからあまり良くないって聞いてますが・・・」
「なぁに馬くらいならどってことない、使ってみれ」
余っている資源を有効活用することを考えて行きたい。
先日の強風でまたビニルが禿げてしまったハウス。
3度目の正直。
ケチらず部品を購入してしっかり張り直してみた。
これからの草はしっかり保管できるようにして行きたい。