大切なお知らせ

国づくり

申し訳ありません

事業計画断念のお知らせ

これまで、私が憧れていた動物王国のような
生物多様性ファームを作るべく、奈良や丹波篠山などを巡って
動いてきましたが、これまでの活動で出させていただいた結論が2つあります。

・建設事業計画断念
・オンラインサロン解散
です。

いろんなご意見があるとは思いますが、
私なりに色々考えて出した結論ですのでご了承ください。
堅っ苦しくなくいうと、

「ごめんなさい!仕切り直します!」

ということです。
ここからめちゃくちゃ長くなるので、
「は?どうしてよ!」と思う人は読み進めてください。

また、
「そんなことも理解してなかったのか?」「今更かよ?!」
と失望し、イライラしちゃう部分も多々多々あるかと思います。
閲覧注意です。先に謝っときます。ごめんなさい。

デキが悪くて怒られようが罵られようがそれが事実。
そこをごまかしたり、隠してもしょうがないので。

「そういうこともちゃんとわかってる、デキル人」
という自覚もないですし、
(むしろ予想以上に自分はアホだなと自覚しましたけど)
頭で考えててもやってみないと理解できないカタブツで。

ただここまでやってきた以上、
ちゃんと書いて終わらないと余計ダメかなと思って恥を忍んで書いてます。
その辺りをどうか、汲んで頂いた上で読み進めていただければ幸いです。

二人の事業家さんとの話

先日、複数の事業をやられている経営者さんたちと話ができました。
脱サラして以来、事業など一つもやったことがない私からすると
もうベテランもベテラン、大先輩です。

私は丹波篠山の物件(500万円)を購入して、
そこを拠点として多様性ファームをスタートしようとしていたところでした。

そこで私の事業の全貌というか計画の話をしたところ、
お二人が出した結論は、
「その高さ(500万円+動物たち)から飛び降りたら間違いなく死ぬよ?」
ということでした。

私はここで丹波篠山の地域おこし協力隊に入って企業支援などを
受け取りながら進めていこうというぬるい考えでいたのですが。

地域おこし協力隊に合格しなかったらどうやって生きていくの?
農家さんのアルバイト?なくなったらどうするの?

間違いなく自滅の道をまっしぐらのところでした。
勝手に自ら崖に落ちて行くだけなのを、親切なお二方が見るに見かねて
「そっちは崖だよ?危ないよ?命落とすよ?」
と、ギリギリのところで助けてくれた感じです。

事業は何百もの挑戦から一つくらい

そもそも生物多様性ファームでどんな収益が得られるのか。

昔私が憧れていた動物王国は畑正憲という稀代の天才が
生命を賭けてその才能と資金、情熱を惜しみなく注ぎ込み、
テレビというメディア、広告、スポンサー、運、
様々な要素が重なりあって成り立っていた理想郷でした。

私『畜産物や農産物が出来てそれが商品となって、
観光に来る人があって、ライブによる収益があって・・・』

事「ニワトリ1羽育てるのにいくらかかって、
肉にして売るならキロいくらで売れるの?」
に即答できない現状。

まだまだ事業計画が甘いのは当然自覚していたことで
協力隊やアルバイトで食いつなぎながらしっかりしたものを
徐々に作り上げていこうと思っていました。

「事業」は、
一つのこれ!と決めたものを成功させていくものではなく、
何百、何千と挑戦してきたなかの一つが成功すれば、成功。
失敗など恐れずに腐るほどやらないと成功などあり得ない。

これは、アドバイスをいただいたお二方だけでなく
どの事業で成功している方もみんなやってきてるし、言っていたことです。

本を読んだり人から聞いたりして知っていても、
ちゃんと理解していないからこういう行動になってしまうんですね。
頭デッカチ。

つまり多様性ファームという
事業1本を確実にヒットさせることを狙うこと自体が、既に無謀。

起業家の資質・覚悟があるのか

「とにかくなんでもやってみる」
「失敗しても何度もやってみる」
「大切なもの(動物)を守るためならやりたくないこともなんでもやる」

頭では理解できても、、、飛べない。

事業っていうのはバンジージャンプに似てるな、と思いました。
一歩踏み出すだけ。
それ自体はごくごく簡単なこと。でもそれができない。

「失敗なんかしたらだめ」
「借金をするなんてもってのほか」
「自分のことは自分でやる」
「自分のやりたいことに他人を巻き込んだりするのはよくない」
「石橋は叩いて渡る」

こんなタイプの私は
そもそも事業を行うのに向いていない性格ですね。

500万円の物件も、初めは賃貸を探していたのですが、
犬猫たちと屋内で暮らすのに賃貸では難しいということが判明し
なんとなく、「購入しなきゃ」になってきていました。
(「なってきていた」じゃねーよ!って突っ込むところです)

事「空き家バンクに登録したり、駆けずり回って物件探し切った?」
私「えっと・・・不動産屋には全部電話して」
事「電話しただけだよね?」
私「はい・・・(ここでようやく気づく)」
事「じゃあ空き地にテントでもプレハブでもいいじゃない」
私「・・・」
事「え?本当にこの事業、やる気・・・ある?」

過去の王国での生活からして
ボロ屋やプレハブみたいなところに住むことに特に抵抗もないですが、
そういうところに真剣にちゃんと向き合っていたかと言われると。

私はいつまで雇われサラリーマン体質でいるのか。
シンプルに、言い訳が多くて覚悟が足りない。

ここで事業家さんは私を潰しにきているわけではないということは
賢明な読者さんはわかっていると思います。
むしろ厳しい言葉の裏に私を助けてようとしてくれる優しさだったり
過去に自分が苦労した経験を味あわせたくないという想いが詰まっていました。

もし、私と同じように夢を追う人がいて同じ状況にある人がいたら、
何かヒントになるかもしれないと思って、恥を忍んで書いています。

バンジージャンプは死にませんが、事業は失敗すると下手すると死にます。

事「え?失敗するのが怖いんですか?」
私「え?!失敗することが怖くないんですか?」

事「失敗してもまた挑戦すればいいんです」
事「失敗体験がないと成功は有り得ません」

絶対に成功させる!という気持ちでのぞみ、
一方で成功率は1割(かそれ以下)ということも知っている。
どこか矛盾があるのだけど、それが事業を成功させている人たち。

事業をやられている方はどこかそういうブレーキというか
ストッパーみたいな頭のネジが飛んでないと成功はないのです。

私の頭のネジは、、、なかなか抜けない。

ニセモノの常識に騙されるな

「こうでなければならない」「こうするべき」

自分の中の勝手な「常識」にガチガチに固められてるような
そんな気持ちがしました。

「私はこの事業1本に生涯を賭けて望んできました」

と言えばすごく格好いいし理想的。
逆にいろんな事業を複数やろうとしている人は

「軸がブレてる」「本当にそれ自分がやりたいことなの?」

なんか、ダメな人、そんな風に見えていたところがありました。
でも事業をやってる人からするとそんな夢や理想じゃ生きていけない。

新型コロナもそうですが、それが来る前から、
「いつ、何時、今の事業が突然にもポシャるかもしれない」
そういう時代になっている今は

「できるだけ違うジャンルの事業を複数持っていないと
自分が抱える家族(私の場合は動物)や従業員を守っていけない」

あれもやる、これもやる、やれることはなんでもやる。

私が考えてやろうとしている世界とは全く違いますね。

過去に会ってきた人との会話が思い出される。

某「ブリーダーやればいい、今コロナの影響で儲かるよ」
私「いや、金儲けのブリーダーなんて絶対やらない」
某「じゃあ何で金儲けをするんだよ。お金がないと動物たちは養えない」
私「・・・」

某「保護活動とか混ぜたら寄付とか支援が集まるかもね」
私「そんな動機で保護活動なんてやるわけがない」

某「じゃあ動物以外のことで事業をやらないとダメだね」
私「動物以外のことでやりたいことなんて見つからないよ」

私はただのワガママな子供でしかない。あまりに未熟。

ダメ出しをされた上で、今後、どうしていくべきなのか。

困難は分割せよ

挑戦する「高さ」(金額)の問題

【例えばイベントやってみる】
例えば30万円かけてイベントをやり、集客や場所の予約、
セッティングなどを行って、それがまず成功させられるかどうか。
つまり、500万円の「超高層バンジー」に挑戦する前に
30万円の「低層バンジー」飛んでみなよ。
それが成功できなければ500なんて無理よ。という作戦です。

私の場合、レベル1の冒険を始めたばかりで
いきなりラスボスと戦おうとしている状態。

まずはスライムから倒していくべきでしょ。

おそらく、それすら、失敗する予感しかないですよね。
そして、それすら、失敗を恐れてやらなさそう。(見透かされてる)

どうも要因は高さ(金額)の問題ではないようだ。
逆に言えば、資金が豊富にあって土地や場所が入手できても
事業がうまくいかない可能性が高いということ。

資質・器の問題・覚悟の問題

会社を辞めて、元の仲間と三人で一緒に事業を立ち上げようとしていた時、
「私がトップに立って旗振り、リーダーとなり、人を集めて事業を進める」
という話が出たことがありました。

そもそも私には
そういうリーダーシップやカリスマ、トップを張る器と覚悟がない。
他の二人と違って私には「商品(とそのコミュニティ)」が一つもない。
とずっと断り続けていた経緯がありました。

そこから約半年、こうして仲間探し、土地探しをやって動いてきて、
改めて、ここで、やはり、その問題にぶつかった訳です。
「事業主、経営者として、向いてない」
「売るもの(商品)がない」
会社を辞めて1年間、右往左往をしながら進んできた結果が、
当初から自分で気づいていた資質の問題だった訳です。
事業家の方と話をしていて過去の想いがフラッシュバックしてきました。
気づくのが遅いし成長も絶望的に遅すぎる。
これは自分の成長を推し進めるだけでは寿命がいくつあってもたりません。
別のアプローチを考えなければならないという考えに至りました。

商品とコミュニティの問題

私を考えた時に、まず自分の商品とコミュニティがありません。

事業を立ち上げるにはコミュニティが必須と言われています。
コミュニティを作るためにはその基盤となる商品が要りますが

私にはそれが皆無でした。

これから売りになる商品を作り、それに対してのファンを作る。
米なのか、枝豆なのか、卵なのか、子犬なのか、
はたまた別のサービスなのか。

もしやるなら、それが必要になります。

事業にこだわる必要があるのか問題

今後の行動策は色々出ましたが、正直、どれもピンと来ませんでした。
というか今の自分の実力ではできそうもない。

人間には凹凸があって、例えば私にも
寝坊や遅刻はしないとか、毎日ほぼ欠かさずこうして記事を書くとか、
動物に関しての興味や勉強や追求ができるとか、
他の人にすごいね、頑張ってるね。と言われる力はあっても、
起業するには全く関係がない。

やはり資質は資質。私は所詮私にしかなれない。

「多くの人を巻き込んで、有名になってでっかい事業を立ち上げてやろう!」

という野心というか野望、ハングリー精神が非常に乏しいようです。
事業を目指すにあたっては致命的なことです。

ある人が言ってくれたように、私は「オタク気質」なんでしょうね。

「だとするならば、事業にせず、趣味からスタートすればいいんですよ」
そう言ってくれた方がいました。

なるほど。

勝手に私が理想とする「王国」を勝手にコツコツ作っていく。
誰に賛同を求めることなく、自分の理想をひたすら追求していく。

もしかしたら、それに賛同してくれるモノ好きもいるかもしれない。
ずっと現れないかもしれない。まぁでもそれはそれでいいじゃない。

うん、そうだな。そういうことか。

(相変わらず気づくのが遅せぇ)

バカだなぁ自分は。とつくづく思う次第。

ありがとうございました

会社を辞めてから1年間、右往左往してジタバタして来ましたが
どうやらここで一区切りのようです。

このブログも含めこれまでやってきたこと、
動き方、生き方を見直して、リスタートしていくタイミングです。

最後になりますが、この1年間私に関わってきた多くの皆様に
巻き込んだりお世話になったりしました。
これまで書いてきたような、こんなポンコツにお付き合いいただき、
この場を借りて御礼申し上げます。

ありがとうございました

なんだかんだ理由をつけて動かないよりは、
まずやってみよう!
とここまで来て、
自分の未熟さや覚悟、計画の甘さなどなど欠けている部分も含め、
見られなかった景色が見られたので
これはこれで一つの結果として素直に受け止めていこうと思っています。
会社員のままだったらこうは行かなかったでしょうし。

これを糧にこの先、どう進んで行くか。
悩んでいる暇はありません。
前に進むしか道はないので。

 

そっかぁ・・・ダメかぁ〜〜
いい夢だったんだけどなぁ〜

国づくり

Posted by kyotako

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