茜収穫、茜染め
日本茜
11月も下旬にさしかかる頃。
このタイミングが最も、茜の収穫に適した時期ではないかと思う。
茜は日本に自生するアカネ科アカネ属のつる性多年生植物。
茜は「赤根」に由来し、日の丸の色も昔はこの茜で染めたそう。
冬になると種を落とし地上部は枯れ、根で冬を越します。
具体的な場所がわかっていればいいものの、地上部が完全に枯れてしまうと探すのは困難になります。
今のこの時期がギリギリ、地上部が残っていて茜が確認できる。以前より目をつけていた某所に向かうと・・・
茜、ありました。
イチゴのようにランナーを伸ばして這うように成長する茜は足を下ろした場所で新たな根を張っていきます。
大元の2年もの、3年ものの根を使って茜染を行います。
まだ完全に枯れきっていないので、ツルを辿っていくとそれこそ芋づる式に元が辿れます。
今回の収穫
野生物はどうしてもいろんな場所に根を下ろすので、途中でプチプチ切れてしまいます。
でもだからこそ、適度に根が残って、来年も再来年も茜を作ってくれるのです。
既に根が赤いですね。でもこれはおそらく1年ものでまだ若い。
若いやつはプランターに入れて来年以降、頑張ってもらおうと思います。
上手く育つかなぁ?
タネも収穫できました!これも植えて数年後には・・・
2年根、3年根を茜染に使います。わずか100g程ですが。
初挑戦!ドキドキです。
参考サイト
日本茜(ニホンアカネ)の染色実験 ~生と乾燥の比較実験
今日は140年ぶりとも言われるほぼ、皆既月食
月食とは何かをお皿を使ってヴォルガに説明中。