プルメリア交配計画

植物

プルメリア開花最盛期

前回のアデニウムに続き

前回、アデニウムの交配についての記事をあげました。
同じキョウチクトウ科の植物で私が好きで育てている
プルメリアもまた、(うちでは)花は咲くけど実はならない。

そのプルメリアがこれから花の最盛期を迎えます。

artificial fertilization of plumeria.
鸡蛋的人工受精
플루 메리아의 인공 수정
การปฏิสนธิเทียมของลีลาวดี
pemupukan buatan plumeria

猛毒注意

今回扱うプルメリアも、花木を傷つけると白い乳液が出ます。

主成分オレアドリンは青酸カリ以上の毒性がある猛毒。
目に入ると失明したり、
キョウチクトウの木で箸や串を使ってBBQをして死亡した例もあるらしいです。
燃やした煙にも毒成分が含まれているそうです。こわっ!!
取り扱いには十分注意しましょう。。。

プルメリアの原種、増えかた、交配種

にわかプルメリアファンがちょっと調べた程度なので
もっとベテランで詳しい方には怒られるかもしれませんがご了承ください。

園芸品種として数多くの種類が存在するプルメリアは
花の色や姿、香りで「これ」と言う品種名を特定するのは
もはや不可能、ナンセンスと言われています。

そんなプルメリアの原産地は中南米のメキシコ🇲🇽やキューバ🇨🇺。

そこにあるのは、園芸店で見かけるプルメリアの印象とはまた違う、
街路樹である「キョウチクトウ」に近い低木の雰囲気。

キョウチクトウ

全体が有毒であるためか害虫が少なく、他の花があまり咲かない盛夏に
色あざやかな花を咲かせるキョウチクトウは街路樹に最適。
千葉市の花でもあります。よく見かけるわけだ。

原種は大きく分けると白系の「オブツサ種」カラフルな「ルブラ種」の二つ。
他にアルバ種などもありますが、色がつくのはルブラ種だけらしい。
原産地では圧倒的に白が多いそうです

ところがこれらのプルメリア、同属なら自然界でも異種交配するそうです。
(オブツサ×ルブラとかができちゃうってこと)

えー。
#種(しゅ)とは?

原種同士、自然交配でも異種交配になりますから、
できた種はもう原種とは呼べません。こういうのを
「プライマリー種」「プライマリー交配種」「原種系」
などと呼ばれるそうで、強健で地植えすると大きくなるそうです。

なんで交配しない?

それにしても原産地では異種交配自然交配がされているのに
なぜうちで咲くプルメリアは咲くだけで終わってしまうのか。

・花粉を媒介する虫が存在しない
・花の構造が複雑すぎる

ということらしいです。

一体どんな虫なんだー!きになるー!
(調べても出てきませんでした)

媒介する虫もいないのですが、その花の構造にも問題がある
ということで、アデニウムの時と同様に花を解剖してみました。

花びらを開いてみても雄しべ、雌しべは見つけられない

あれ?何にもない??

え?なんか根元の方に雄しべも雌しべも区別つかない何かがある程度。。。

まだ未熟だったのか?

いずれにせよこんな状態では確かに交配は難しそうです。

こんな奥の花粉をつけたりするには、細なが〜〜〜い棒でもないと
難しいですよね!

そう!あの生き物です!

メキシコではモナルカ蝶が有名ですし、中南米は昆虫の宝庫です。

プルメリアの毒もものともしない、ながーいストローを持った
美しい蝶が人知れずプルメリアの受粉を行なっているのでしょう。
ロマンチックですね!

蝶のように(人工授粉)

プルメリアの受粉は
今回のように花を一つ潰すのも手ですが

こんな専用の受粉具もあるんですね!
複数花が咲いたら挑戦してみようと思います。

みんなの趣味の園芸 プルメリアの受粉
YOGAさんのプルメリア受粉の仕方

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Posted by kyotako

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