世界遺産・高野山

国づくり

動植物の楽園を探しに

奈良県は吉野郡へ向けて

6月28日深夜にメンバー5人を乗せて関東を出発。
早朝の土山SAにて。

どんどん秘境へ。
梅雨時期の中、この日は奇跡的に快晴。
前日までの雨を受けて植物たちの勢いを感じます。
次々と目に入る緑の絶景にテンションは絶好調。

世界遺産 紀伊山地の霊場参拝道

高野山・金剛峯寺・熊野古道

車を目的地に進めると、「世界遺産」の看板が目に入る。

奈良県吉野郡でピンと来なくても(失礼)、
高野山・金剛峯寺・熊野古道はあまりにも有名。
しかも予定地まで車で約30分という近さ。

「高野山金剛峯寺の近くですよー」
って言ってくれてたほうがずっと「おぉー!」ってなるのにー。

当然ここまで来て、寄らない手はありません。

旅の本来の目的でもある、
「視察」「動植物の楽園建設目標」がうまくいくよう、
弘法大師こと空海さんにもお願いしていかなければ。

車から降りるとメンバーの一人が気づく。
「太陽みて!」

太陽周りに出る光の輪、
正確には「日暈(ひがさ)」「ハロ(Halo)」というそうです。

太陽の周りに虹色の輪!天気下り坂のサイン現る

また、それに合わせて雲が虹色に見える「彩雲」らしきものも見えます。

割とよく見られる自然現象のようですが、
なにせ目の前に高野山金剛峰寺が鎮座し、
除夜の鐘以来聞いたことがない鐘の音が響き渡ると、
スピリチュアルなことに全く関心のない私でも
「おぉ・・・」という気持ちになります。

さすが世界遺産。パワースポット。
「力がもらえる」
という気持ちも理解できる。

野迫川村

着いたのは、みんなが描く理想の
「田舎」「おばあちゃんのお家」がそのまま再現されたような場所。
今回ご協力頂いた方のご実家です。

眼前には清流。アマゴの魚影が見え隠れし、
目の前には神社。


広がるジブリの世界。どこを撮っても絵になります。

そして大人たちが子供のようになって遊び、遊び、遊び・・・

ここに、一つのヒントがあると思いました。

何もない?なんでもある

商品から体験へ

動植物の楽園で、一体何をするのか。

保存技術や物流が発達し、
「東京に行けばなんでも手に入る」
と言われるようになりました。
ネット通販が充実してくると、
もはや手に入らない「商品」はない。

でもここは?

何もないと言われてきた田舎には
東京では手に入らないものが溢れています。

何もないけどなんでもある。

山々に囲まれて吸う空気、透き通る清流と鳥たちの声

そう、ここには入手困難な、「体験」が溢れているんです。


アカハライモリ

東京都では絶滅危惧種ですが、
今はペットショップでも売られている
さほど珍しくはないイモリ。

水槽で飼うイモリを手に取るのとはまた違う。

苔の世界

印象に残ったのは、コケ。

自然が作り出す圧倒的な「美」のセンス。
いくつか持ち帰ってみました。(石は結構重い、ということを学んだ)

縁側に並べただけで絵になる。

増水後の川には流木、倒木。
これも、同じものが一つとして存在しない、
自然が作り出すアート作品。

 

アクアリウムショップAqua Art RIBELへ

その後、サロンメンバーの藤田さんが経営する
アクアリウムショップ、AquaArtRIBEL訪問。

こちらのお店、この6月に、
これまで町中にあった店舗から田舎に移転したばかり。

普通に考えたら、より人が多く集まる町中の方へ出店、
進出していくのが当たり前だと思っていましたが、
完全に逆行しています。

実際、移転後の方がお客さんや売り上げは伸びているらしい。
もう、動いているところは動いているんですね。

オーナーの藤田さん曰く
都会のショップでは商品があふれかえり、
実際に何が必要(重要)で、何が不要なのか、
アクアリウムで迷子になる方が増えているとのこと。


ここにもありました。コケリウム。

偶然が重なって

これから会う予定の人たちの中に、
今日、誕生日の人が何人かいることが道中判明し、
何かプレゼント的なものを用意したいね・・・
という話をしていました。

そうだ!朝取った苔を使ったらどうかな?

急遽、ワークショップ開催!

お店の方の多大なるご協力をいただき、、、


完成!

大変に喜んでいただけました。

改めて、AquaArtRIBELの藤田さん、
ご協力ありがとうございました!

朝、コケを取りに行くことから、
プレゼントを作って渡すようになるまでの一連の出来事、
全く予定していなかった偶然の積み重ねだったことが
一番の驚きです。

国づくり

Posted by kyotako

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