ヒト、犬を仲良くさせるには(トレーニング)
犬とヒト、犬と犬を仲良くさせる
犬とヒトが仲良くするには?
先日、「新しく迎える犬」と「人間の子供」との相性について質問を受けました。
動きが読みづらく、手加減がわからない子供(乳幼児)は多くの犬猫にとって、
「苦手な存在」「嫌いな存在」ということを大前提においた方が良さそうです。
大型犬など一部の心優しい犬たちの中には
子供に毛や耳を引っ張られても、
「嫌だなぁ」「困ったなぁ」
という顔をしながら、じっと我慢している。
そんな微笑ましい映像を見ることがありますよね。
あれは「特別」だと思ってください。
多くの犬種はそんな広い寛容な心を持ち合わせていません。
最近人気の小型犬や和犬は特に、咬傷事故が多いです。
犬種や状況によっては思わぬ事故にもつながりかねません。
仲良し具合に限らず、事故はいつでも起こり得ます。
いずれにしても子供と犬を大人が不在のまま一緒にすることは
避けた方が良さそうです。
信頼はしても、信用はするな、は会社内だけの話ではありません。
隔離(サークル・ケージに閉じ込める)
お留守番や、ちょっと手が離せないとなった時は事故防止のために
サークルやケージを用意して閉じ込めるべきでしょう。
ヴォルガを来た日に柵で仕切りをして隔離しました。
しつけの悩みで多いのが「無駄吠え」ですね。
犬は無駄に吠えたりしません。何かしら理由があります。
今回についてはある種のしつけ法によると
「要求吠え」
に分類されると思います。吠え方の分類はあまり意味をなしません。
来てまだ日が浅く、みんなは自由なのに自分だけ閉じ込められたら
そりゃー鳴きますよね。とてもシンプルなことです。
時間があれば話を聞いて抱いてあげればいいし、
お仕事で出かけなければならないならば
結果として(ここ重要)無視するしかありません。
おもちゃやおやつをある程度用意してあげるくらいしかできません。
でも、主張する相手がいなければ、ずっと鳴き続ける事はしないと思います。
そのうち泣き疲れて寝てしまうでしょう。
人間の赤ちゃんの泣き声も同じだと思うんです。
赤ちゃんだって夜泣きくらいしますよね。
生活の中で当たり前に発生する音が
「騒音」とされてしまうことに問題があるんじゃないかなぁと思いました。
犬と犬
うちには先住犬のサモエド、マルフィノがいます。
10歳を超えてくる頃から子犬は「ウザい存在」になるようです。
気に入らないわけです。ちょこちょこして。
自分食べた後のご飯食器をのぞいてみたりして。
イラっとしますね。
閉じこめれば泣く、出せばトラブルが起きかねない。
さて、どうしましょう。
リードでつなぐ
犬だけに限らず、
「柵に入れられる」「リードで繋がれる」
など、行動に制限がされた動物は危険です。
あのムツゴロウさんも
「柵越しでは動物と合わない」
という禁を破って、柵越しでライオンと触れ合ったが為に
指を喰われるという事故を起こしてしまいました。
強気になったり、緊張感が増したり、興奮しやすくなったりします。
(心拍数を測るとまた面白いと思います)
リードでつなぐと、まだ行動に制限は残っていますが、
柵越しよりはまだマシになります。
ヴォルガ、サークルから解放され、吠えるのは収まりました。
リードがあるので、ある程度事故予防にもなります。
外で会う
これも犬だけによらず、馬のしつけ(調教)でもよくやりますが
場所と時間を変えること。
外に出すと比較的温和になります。
一度、ケリをつける
まだ若いうちに犬同士上下関係の厳しさを教えておくのも良いかもしません。
こういう時に怪我をすることはまずありません。
ビックリしたんでしょうね。ピーピー泣き続けていますが、
怪我をしたわけではありません。
この5分後にはケロッとして遊んでいましたから。
子犬はこのリカバリーの能力と時間が早い。
成犬同士だとこうはいきません。
お互い不倶戴天の敵になりかねません。
以上、ヴォルガの成長記録報告も兼ねて
人と犬、犬と犬の付き合い方をまとめてみました。