欠点?いや、個性でしょ

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ヴォルガ観察

色素

サモエドは他の多くの犬種と違って、ほぼ、真っ白。
あるのは目と鼻と口の「点」だけ。

どうしてこれだけで見分けられるのか、
サモエドを知らない人たちにとっては「???」かもしれません。

サモエドの似顔絵を書く人も大変ですよね!
目鼻口のわずか4点で特徴を捉えなければならないので。

ところで、この「黒」ですが、人間で言うところの
日焼け、メラニンの仕事です。

できればこの目、鼻、口の黒がハッキリ出てくれた方がいいな
思うのが全国数千万人(?)のサモエドファンの願いです。

ヴォルガは美犬さんになってくれますかねー?(親バカ)

なかなか思い通りには行かないことも。
(人間の容姿と一緒ですよねー)

生まれつき色素があまり豊富でなかったり、
子犬でまだ色素沈着が十分でなかったり、
逆に高齢で色素が抜けてきたり、
冬、浴びる紫外線の量が少なかったり(※)、
様々な理由で、鼻の色が薄くなることがあります。

※冬だけ鼻の色が薄くなるのをウィンターノーズと言います。

ウィンターノーズとは

子犬の頃、お腹を見ると茶色い点々がありますね
色素を持っているかどうかの一つ指標になるのかも?と思います。

ところでこれ、
ダルメシアンみたいな斑点なんですよねー!!
サモエドの子犬をツルツルに毛を剃ったら
ダルメシアン見たくなるのかなぁ。。
(絶対やらないけど)

高齢になると色素が抜けていくのが犬です。
人間は逆にシミとかできてくるのに・・・なんで?

足の裏はピンク色だと可愛いですけど、
色素がを持っているかどうかでいえば黒い方が良い。

一時期、犬猫にも手相とかあるかなー?
と思って足の裏を見て回ったんですが、
外を散歩するようになると角質化してきて手相も何も
なくなっちゃうってことに気がつきました。

ここはピンクがいいとか、ここは黒いのがいいとか
人間は自分勝手ですねぇ・・・

狼爪(ローソウ)

犬の指(爪)は前足は5本ですが、後足は原則、4本です。

後足の親指に当たる爪は退化してなくなっているんです。

ただ、稀に、特に古いタイプの犬種では
後足の親指の爪がある子がいるんです。

その後足の親指の爪を「狼爪」とかいて「ローソウ」と言います。

ヴォルガには両後足に狼爪があります。

バーニーズマウンテンドッグやグレートピレニーズなど
山で生活していた犬たちはこの狼爪がある方が普通だったりします。

ダブルクローといって狼爪が2本ある子もいるくらいです。
(ヴォルガの兄妹にダブルクローの子がいました!
サモエドでダブルは珍しいと思います!)

すごいですよね!

サモエドもソリを引きながら斜面や険しいところを走っていたからかな?

などと思いを馳せるのもまた一興。

現代では絨毯に爪が引っかかるとか、
時々巻き爪になってしまって炎症を起こしてしまったりとか
厄介者扱いをされ、切除してしまうことも多いようです。

生後数日の間であればブリーダーさんがパチンと切っちゃうみたいですが
それを逃すと手術になるので不妊・去勢のタイミングで行うのも一つかと。

ちなみに私は特にトラブルがなければそのままにしておこうかなーと思っています。

でべそ

これは哺乳類に共通して起こりうることですが、
「ヴォルガちゃん」は「でべそちゃん」です。

中央の出っ張り、わかりますか?

へその緒が付いていた部分で、
ここで繋がっていたので「穴」が空いている状態です。

その穴がちょっと大きくて中身がちょびっと出ているのがいわゆるデベソ。

その、「ちょびっと出ている」を医学用語で「ヘルニア」と言います。
デベソはヘソ(臍)からちょびっと出ちゃってるから
「臍ヘルニア(サイヘルニア)」と呼びます。

これが足の付け根、そけい部からちょびっと出ちゃっていたら
「そけいヘルニア」ですね。(数年前父がそれで手術しました)

ヘルニアと聞くと、椎間板ヘルニアを思い浮かべる人がいますが、
椎間板からちょこっと組織が出ちゃってるから椎間板ヘルニアなのです。

このちょびっと出ている部分が何か、によって
手術が必要かそうでないかが変わってきます。

もし、腸の一部だったりすると、腸閉塞にも繋がるので要手術。
でもたいがいは脂肪のことが多いです。
成長するにつれて腹筋が付き、「穴」がふさがってくると
目立たなくなってくるので様子見が多いと思います。
不妊・去勢手術のタイミングで一緒に閉じるケースもあります。

臍ヘルニアの手術の場合、多くは「美容整形」に分類されるので
保険に加入していても、下りないことが多いので確認が必要です。

まとめ

ペットショップや、オークションでは
(サモエドが出てくることは滅多にありませんが)

「鼻赤い」「狼爪」「小デベ」

などと特記事項として書かれることがあります。
(他にも「涙やけ」「噛み合わせ」「フケあり」など多項目あります)
それだけ、そこを気にして買うバイヤー(ショップ)がいるってことですね。

先の二つはほとんどスルーされますが、デベソに関しては
将来手術が必要になる可能性もありますので、神経を使うみたいです。

良くも悪くも、オークションやショップでは
「製品」「商品」として見てしまっているからですね。

それがあるのとないのとで値段が変わったり、
クレームになったり、時に「返品」されたりということが起こるのです。

私個人としては「欠点」があるとかなしとかに関係なく
返品するなんて考えは1ミリも湧いてこないのですが・・・

「そんなの私もそうですよ!」
「当たり前じゃん!」
って思う人、たくさんいると思います。

でもこの感覚、オークションやショップ(ビジネス)においては
理解されないでしょうね。

 

 

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Posted by kyotako

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