今日はダービーめでたいな!
第87回東京優駿
ダービーの由来
2020年5月31日(日)は日本ダービーが開催されます。
正式には東京優駿競走というのですが、
競馬をよく知らない人でも「ダービー」という名前は聞いたことがあると思います。
ダービーは爵位の名前
昔々、競馬発祥の地、イギリスで競馬発展に貢献した偉い人、
ダービー伯爵とバンベリー準男爵との間で
レースの冠名をコイントスで決めよう!となったそうです。
勝ったダービー伯爵はバンベリーの名前をレースに付けようとしたそうですが
田舎のレースに自分の名前を入れたくないと断られ、
結果ダービーステークスが生まれましたとさ。
ところで、ダービーというのは「爵位」なので、
「ダービー伯爵」は歴代ずらっといっぱいいます。
ダービーステークスの名付け親となったのは
第12代ダービー伯爵 エドワード・スミス・スタンリーさんです!
サッカーが好きな人は「ミラノダービー」というのもありますよね。
共にミラノに本拠地を置くサッカーチーム、
インテルナツィオナーレ・ミラノとACミランの公式戦をそう呼びます。
と思われる方もいるかも知れませんが、昔の競馬では
「どっちが速いかケリをつけようぜ!」
と2頭立てのマッチレースもよく行われていたらしいですよ!(豆知識)
歴史がずれたらダービーじゃなくて「バンベリー」になっていたかも。言いづら。
競走馬がデビューするまで
競走馬は春に生まれてその年の秋くらいに、離乳されます。
そこから約1年間は基礎体力作り。
1歳の秋頃(生後1年半)から手綱をつけたり、鞍をつけたり、
人を乗せたりする練習をします(=馴致・ジュンチ・という)
ここまでが、生まれた牧場で行われることで、
人を乗せられるようになると、
今度はトレーニングセンターに場を移し(入厩・ニュウキュウ・という)、
調教師が競走馬としてのトレーニングを行なっていきます。
そして2歳の春、晴れて競走馬のデビュー戦が行われるのです!
一生に一度の晴れ舞台
数あるレースの中でも、なんでダービーがこんなに言われるのかという理由の一つが
一生に一度しか出走できない
というところにあると思います。
2歳でデビューしたあと、年が明けて3歳になり、
ある程度の実績(レースの賞金)をおさめた馬か、
トライアルレースと呼ばれる前哨戦に入選した馬か、
運よく抽選で滑り込めた馬か(運も実力のうち!)
いずれにせよ、その年に生まれた約1万頭のサラブレッドの中うち、
18頭しか出走できないという超狭き門、それがダービーなのです。
よく、「1万頭の頂点を決める!」とか言われますよね。
馬で3歳というと人でいうと17歳くらい。馬齢対応表
そう、例えていうならダービーは甲子園みたいなものなのです!
(厳密に言えば高校野球は3回チャンスがありますけど汗)
実際、ダービーを含めたクラッシックレースと呼ばれるレースは全部
一生に1回しか出られないのですが、やっぱりダービーだけは特別なんですよね。
春の高校野球と夏の高校野球では、やっぱり夏の方が!っていうのと同じかも。
馬好き、牧場好き、競馬好きのための漫画
牧場のこと、馬のこと、知りたい!と思う方にオススメの漫画がこれ。
いや、そうじゃなくてもオススメ。
じゃじゃ馬グルーミン★UP!(1) (少年サンデーコミックス)
内容は一応フィクションですが著者も無類の馬好き、競馬好きとあってか、
めちゃくちゃ丁寧に取材をしていて、内容が正確かつ、丁寧。
そして漫画だからわかりやすい!
北海道の牧場、憧れたなー。
え?予想ですか?
私、パドックで走る直前の馬を見て買う主義なんですー。
でも、馬好きとしては、
まずは全員、無事完走してくれれば、
みんな頑張ったね!って言えれば、ヨシとします。