ムツゴロウさんを深掘り

ムツさん, 書評, 犬猫, 生きもの

私の基盤に欠かせないもの

ムツゴロウさん

私の中で大きな部分を占めているのは
ムツゴロウこと畑正憲と彼が作った動物王国です。

世代的にはテレビ番組
「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」
を見て、いきものに囲まれた生活に憧れたところから。

同世代の方は、一度は
「動物王国で働きたい!」
と思うことがあったのではないでしょうか。

元SMAPの木村拓哉さんもどこかでそう言ってたらしいです。(世代)

未だムツゴロウさんと言えば
「よーしよしよし!」と動物を
こねくり回しているちょっと変なおじいさん
というイメージが根強いですよね。
やはりテレビというのはそういうもので、
本来の姿より視聴者が求める物を提供するものですから。

ムツゴロウさんこと、畑正憲さん

まず、重要なこととして、今現在、ご健在です!
1985年(昭和10年)生まれ、御歳85歳です。

2017年には心臓を悪くして緊急手術までするほどでしたが
無事に乗り越えて闊達としているご様子です。

最新情報はムツゴロウ動物王国公式サイトでチェックしましょう!
ムツゴロウ動物王国オフィシャルサイト

昨年のロングインタビューの記事では貴重な幼少期のことが語られています。

御年84歳。波乱万丈すぎる鬼才「ムツゴロウさんの半生」を振り返る15000文字インタビュー

著書の中でもほとんど書かれたことのない内容で、正直、私も初めて聞くお話でした。
年齢や時代と共に、もう、話をしてもいいだろう、というご心境になられたのかなと推察されます。

基本的なプロフィール

基本的なプロフィールはネットにお任せして。

畑正憲(wikipedia)

今時学歴などあまり意味を成さないと個人的には思いますが
それを差し引いても当時の東京大学は尋常じゃなくすごいと思います。
受験もゲーム感覚で特に勉強をすることもなく、さらっと合格。
化学(有機化学)の教科書は一回読んだら暗記できたという話は有名。

嘘か本当かわからないくらいの話がバンバン出てくる。

私も含め近しい人たちはみんな「ムツさん」と呼びます。
あだ名の由来は諸説あるものの、
学生時代に研究室でのムツさんの寝姿を見た同級生が付けたという話になっています。
実際は本を出版するときの出版社が付けたという話もありますが、
いずれにせよ、当初本人はあまり気に入ったあだ名ではなかったようです。

ムツゴロウは有明海に住むハゼの仲間

職業は作家

私も入り口はテレビ番組でしたが、より深く知るようになったのはその著書です。
周りからは動物学者、タレント、プロ雀士、などいろんな言われ方をしておりますが、
ムツさん本人はあくまでも本職は「作家」であると言い続けています。
その著書は数百冊にも及びます。
そのうちの半数くらいは私持ってます。

文春文庫シリーズが一番数が多いですね。
古本屋やECサイトを巡ってかき集めました。

 

何がすごいって全部です

ご高齢になって流石にテレビに出たり、派手な活躍は難しくなりましたが
それでも彼の頭の中には未だ世に出ぬ
「生き物についての造詣」「引き出し」
が無限にあり、泉のように湧き出しています。

およそ、いきものにまつわる多くの分野にまたがる
海のように深い知識
世界を回ってそれを裏付けてきた
山のような経験
両方を兼ね揃えた人を私は他に知りません。

分子生物学、解剖学、発生学、神経科学、行動学、心理学、考古学、人類学、語学・・・

どの分野においても足元どころか地中深くにも及びません。

オススメの本

犬の本

あまりにも著作が多いので、絞りきれません。
自称ムツさんマニアの私がジャンル分けしてオススメの畑正憲の本をご紹介します。
まずはなんといっても、「犬の本」ですね。

第3位ムツゴロウ先生の犬と猫の気持ちがわかる本


初心者からベテランまで幅広くお勧めできる基本の1冊。
迎え方、食事、別れまでぎゅっと詰まっているのに
読みやすくてすっと入ってきます。

第2位ムツゴロウの犬めぐり (ムツゴロウとゆかいな仲間たちシリーズ)


世界を巡って出会ってきた犬たちのエッセイが詰まった一冊。
コモンドール、ベルガマスコ、オーザレクなど
今でもレアな犬種が掲載されている興味深い一冊。

第1位犬はどこから…そしてここへ

2006年東京ムツゴロウ動物王国で犬の起源についての
ティーチイン(学問討論会)が行われた際のムツさんの話をまとめた本。
当時に比べDNA分析技術向上や遺跡の発見が進み、
犬の起源についての情報が新たに出てきているため、続編が望まれている。

人生読本

ムツさんの著書は動物の話だけに止まらない。
意外に思われるかもしれませんが、教育にも熱心で
教育や生き方、人生論に関する著書も多く出されています。
ムツゴロウの野性教育ムツゴロウの人間教育 学校さよならよ

第3位ムツゴロウの娘よ (文春文庫)

数ある教育関連の本がある中で敢えて選んだ一冊がこちら。
多分著書の中ではかなりマイナーなものではあると思いますが
一人娘、明日美さんに語りかけるような、
人間臭い父としての畑正憲が感じられる本です。

第2位ムツゴロウの放浪記 (文春文庫 (108‐22))

青春記、結婚記の三部作のうちの一つですが、
この放浪記がもっとも人間臭くて、天才ムツゴロウも
若い時はこんなに生き方に悩んでいたんだなと感動した。
医学の道を選ぶか、文学の道を選ぶかの生き方に悩み、
働き口を突っぱねたはいいがお金がなくて悩み、
純子夫人との付き合い方にも悩み、いろんなものが詰まっている。

第1位人という動物と分かりあう [ソフトバンク新書]


他の動物の成長を引き合いに出しながら心と体の成長について書かれています。
なんども擦り切れるほど読んでも飽きない。

世界の本

世界を巡ってきたムツさんは旅行記としても面白いものが多くあります。

第3位オーストラリ愛―ムツゴロウの世界漫遊記之内 (1981年)

固有種、有袋類の宝庫、オーストラリアは世界中の動物たちに会ってきた
ムツさんにとっても特別な存在だったようで、一つの国だけに絞って出された本は
この1冊だけになります。

第2位ムツゴロウの世界博物志 (文春文庫)


世界を巡ってきたムツさんのエッセイが57話も詰まった贅沢な本。
一つ一つが、「へぇ!」「面白い!」「知らなかった!」といちいちリアクションしてしまう内容。

第1位ムツゴロウ世界動物紀行

なんと850ページにわたる大作。
辞書のような厚さの本に小さい文字がびっしり。
これ一冊で1ヶ月は持つでしょうというくらいの圧倒的なボリュームです。
量もさることながら質も濃厚。
「アフリカ編」「南米・モーリシャス編」など、細分化されて
文庫本として再出版されたほどですからその量たるや推して知るべし。
内容はショートショートなので1話ずつ少しずつ読み進めてもOK。

その他番外編

第3位ムツゴロウとゆかいな動物たち―畑正憲画集


ムツさんが毎年のように銀座で個展を開いていたのを知る人は
意外と少ないのかもしれません。いきものそのものを見てきたムツさんの絵は
命が宿っているかのようです。絵は買えないけど見て見たい!という方に。
これに掲載しきれていない絵も多くあるのでファンは続編を待っている。

第2位ドクター・ヘリオットの愛犬物語

イギリスの獣医、ジェームズヘリオットが書いたAnimalStoriesをムツさんが翻訳したもの。
いろんな訳者の本を読んだけれども、やはりムツさんの訳が読みやすい。
英語の能力もさることながら、動物のことも理解し、文章を書くことにも長けてなければならない。
ムツさん以外に誰が適任であろうか。
原作ではなく、訳本なので番外編でランクインさせました。

第一位幻の犬、幻の馬を求めて (ムツゴロウとゆかいな仲間たち―畑正憲 珠玉の写真集)


最後もちょっとずるいけど珠玉の写真集シリーズ。
世界を回ったムツさんの貴重な写真が盛りだくさんで収められています。
世界の犬、馬、野生動物、、、文章がなくても写真だけで十分楽しめます。

ムツさんのトーク、インタビュー記事

つい先日(5/3)再放送がありましたが、
ザ・インタビュー
近年ある中では秀逸な内容でした。
だいたいムツさん✖️テレビとなると、
ライオンに指を食べられたシーンとか、
アナコンダに首を絞められているシーンとか
センセーショナルな部分ばかりがクローズアップされて
肝心の部分はほぼ出されることがないので。

2018年5月1日 朝日新聞のYouTubeチャンネル(音声+静止画)

2016年8月9日
ムツさんが名誉顧問を務める東京コミュニケーションアートのYouTube動画

2015年1月19日 脳科学の茂木 健一郎氏との対談

これはリアルタイムで見に行ったなぁ。
ムツさんは対談すると遠慮しちゃって深い話ができませんね。

好書好日
最近のムツさんのエッセイが読めます。

 

以上、まだまだ語りつくせませんがムツさんのことを詰め込んでみました。

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Posted by kyotako

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