家畜とペットについて考える

国づくり, 犬猫, 生きもの

カワウソカフェに行ってきました!

LOUTRE~カワウソと過ごす時間~

大阪で落ち合った知り合いが行きたいという提案に乗っかって
カワウソカフェに行ってきました!

コツメカワウソは最近ペットとしても人気になっている一方で
密輸や乱獲が問題視され、ワシントン条約による規制が厳しくなりました。

コツメカワウソがワシントン条約で取引禁止(WWFのホームページより)

正直、家畜以外の野生動物(特に哺乳類)を
ペットとして飼うことに対して、私は懐疑的です。
いわゆる、エキゾチックアニマルというものですね。

最近では、アライグマがよく知られいていることで、
ペットとして買ったアライグマが凶暴でとても手に負えなくなる話や、
それが原因で捨てられたアライグマが野生化して生態系を乱すなど。

やはり野生動物は安易に飼えるものではない。
というのが私の認識です。

アライグマ、安易に飼い「流血の日々」 次第に見せた「野生の顔」(外部リンク)

今はモモンガやチンチラなどが
普通のペットショップにも出るようになっていますが、
ちゃんと飼い方を知らずに飼い始めてしまったり、
診てくれる動物病院が少ないというインフラが整ってない問題もあります。

これは犬猫でも同じことが言えますが、

可愛いからといって安易に飼って後悔しないように!
「こんなはずじゃなかった」と誰も得しない、
みんなが損することにならないように!

家畜とは何か

選りすぐりのエリート

地球上にいる哺乳類は諸説あるものの、4000種以上になるそうです。
その中で「家畜」になったのは、
羊、牛、豚、馬、ヤギ、ラクダ、犬、猫、、など10種にも満たない。
長い人類の歴史の中で、いろんな動物を家畜にしようと
チャレンジした変わり者はたくさんいたと思います。
それでも、家畜にできたのはわずか10種程度しかいなかったということです。

個人的に驚いたのは、シマウマは家畜化できないという現実。
シマウマって乗れないそうなんです。シマウマって馬じゃないの?!

なぜシマウマには乗れないのか

我らがムツゴロウさんは、その昔、飼っていた
シマウマに乗って颯爽と走る姿がテレビで放映され
世界中の専門家を驚かせたそうですが、、、それは例外。。

それくらい、
家畜ってとってもとっても選りすぐりのエリートなんですね。

家畜になる(なれる)要素を列記してみました。

  • 餌を選ばない
  • 気候・環境の変化に強い
  • 繁殖が容易
  • ヒトになれる
  • ヒトの役に立つ

結構ハードル高いんですよね。

カワウソはどうか

最後がポイント

さて、カワウソですが、

  • 餌はキャットフード
  • 暑い被毛で気候・環境の変化に強い
  • 繁殖は比較的容易
  • 多少ヒトになれる
  • ヒトの役に立つ?

落ち着きがない

終始落ち着きなく走り回り、遊びまわり、
じゃれ合い、甘え、動き回ってました。

完全にコントロールは難しい

おもちゃやおやつに集中している時とかに手を出すと
怒ったり、噛んだりするようです。
おそらく、本気噛みじゃなく、「いやだよ!」という牽制だと思います。

飼育環境的には難しくない

トイレは決まったところでやるみたいです。
1日2回程度お風呂に入れてあげればOK。
カワウソ=水と云うイメージですが、意外と少なめ。
ハーネスをつけて外へお散歩も可能。
イタチ科と聞くとフェレットを思い出し、
臭いがきついイメージでしたが、
全く臭いがないといえば嘘になりますが、
少なくとも私は気になりませんでした。

飼育環境的にそこまでハードルは高くなさそう。

慣れれば甘える

スタッフの方の腕に抱きついて鳴いて、
疲れたら寝はじめました。

繁殖と価格

京都店の子はお腹に赤ちゃんがいるそうで、
一夫一婦制らしいです。(いいやつやん)
片思いとか三角関係とか、浮気?!もあるとか(!)

ワシントン条約の規制が昨年できた関係で
もう外国からの輸入はできません。
国内繁殖のみになります。

価格は2020年1月現在で、最低でも170万円くらいだそうです。
安易に手を出せない、という意味では良いことです。

金さえ払えば飼える、と思われたくないですね。

結論

コツメカワウソはペットとして

まだまだ全部を知ったわけではありませんが、
カワウソはペットとして、

ナシ!ではない。

と云う結論ですね。(微妙〜)
可愛いのは可愛いですけどね。
毎日毎日あそこまでテンション高く遊ぶのに、
付いていけない人はいるかも。

その毛皮・肉目的で乱獲され
ニホンカワウソは絶滅したと言われています。
現代では、食も、衣服も別でまかなえるようになり、
「愛玩」が主な仕事になる世の中になりました。
技術も進んで温度管理や餌の確保も楽になりました。

そう考えるとカワウソ以外のエキゾチックアニマルも
ペットとしての可能性が生まれてきてもおかしくないですね。

どんな形であれ、
同じ地球に生まれた他の様々な生き物と、
どう共生していくかを考えていきたいです。

国づくり, 犬猫, 生きもの

Posted by kyotako

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