乳香の木 ボズウェリア・ネグレクタ

植物

久々に植物の話

日々成長

「動物」とはよく言ったもので
犬猫のような「動き」はあんまりないけど、
少しずつ変化する植物も好き。

とはいえ

12月19日撮影

このボズウェリア・ネグレクタほど変化に乏しい植物は
あまりないと思います。

むちゃくちゃ成長が遅い!

9月22日
9月27日
10月29日
12月19日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほぼ変化なし!

乳香が取れる木

ボズウェリア・ネグレクタ

ボズ・・・何だって?
多分初耳の人も多いかと思います。

  • カンラン科ボズウェリア属
  • ウガンダ、ケニアなど中東アフリカ原産
  • 暑さと乾燥に強く、寒さに弱い
  • 5、6mくらいの灌木に成る(ほんとかよ?!いつになるんだ!)
  • 古代より乳香が取れる木として利用されてきた

このボズウェリアを傷つけて得られる樹脂が乳香(フランキンセンス)。
もっとも古い天然香料の一つ。
アロマテラピーのルーツでもあり、
その歴史はなんと紀元前!
古代エジプトや聖書にも乳香は登場しているそうです。

昔はアロマ=儀式の道具
だったんですね。

当時強大な勢力を誇っていたエジプトは
交易品として「プント国」から「乳香の木」を
運んできた、とあるそうです。
その人は最古のプラントハンターでしょうね。

プント国の詳細な場所はわかっていませんが
この乳香の木があるソマリアあたりだったことが推測されますね。

香料の原点を訪ねる旅
FRANKINCENSE ROAD~乳香の道~

⇧こちらのサイトがとても面白かった!

いやー植物一つにもいろんな物語とロマンがありますね!
ゴツゴツした無骨で不恰好な木が
そういうのを知って、改めてこの植物をみると、
また違った魅力が出てきませんか?

12月19日撮影

そもそもどうしてまたこのボズウェリアを記事にしたかといえば
ナショナルジオグラフィックのこちらの記事

乳香の木が減っている、イエスに贈られた伝統香料

樹脂は傷を保護し、治す、かさぶたのようなもの。
それを取るために傷つけられるんですね・・・
変に擬人化して「かわいそうだ!」と叫ぶつもりもないですし、
利用されてこそ、これまで繁栄してきたとも言えます。
でもこれ、動物だったら大変なことですよね、、、
ゾッとします・・・。
まぁ、植物で、よかった、ね。

いずれにしても、命は大事に。ありがたく。
大切に育てようと思いました。

植物

Posted by kyotako

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