チワワをふかぼり

犬猫

犬種について勝手にマニアックに深堀りするコーナー

犬が好きだから犬のことを書く

さて早くも2回目。
(1回目はトイプードル
いかに私の集中力が足りてないかがわかります。
(勉強の気分転換に書いてます)

今回は、

チワワです!



犬なんだけど、その存在は特別!

巷では世界最小犬種

ネットでググれば基本情報は溢れるほど出てきますから
今回は別の視点で進めます。

ご存知な方はご存知だと思いますが、

チワワには泉門が成犬になっても残ります

泉門とは、頭蓋骨にある隙間のことで、
通常、(ヒトでも)産道を抜けるために
頭蓋骨は完全にくっついていなくて各所に隙間が
あるようになっています。
幼齢(だいたい2ヶ月くらいまで)の間、
泉門があったとしても、成犬になるまでに
(チワワ以外の犬種は)皆ふさがります。

指で触れば、簡単にわかります。頭蓋骨がない部分は凹んでるので
犬猫業界では「ペコ」と呼びます。その大きさにより、
「小ペコ」「大ペコ」のように。

頭頂部が多いのですが、側頭部にもできる可能性はあります。

あまりに隙間が大きいと水頭症のリスクもあるので要注意。

とにかく

大人になってもペコが許容されているのはチワワだけ!なんです。

多頭飼いに向く

パーソナルスペースが弱い

犬は群れ型の動物、猫は単独行動型の動物です。
群れ型の動物にはパーソナルスペースが存在し、
あまりくっつくとストレスになります。
これは犬でも同じです。
群れで生活するからこその特性ですね。

ところが、チワワだけはこのパーソナルスペースが弱く、
成犬になってもくっついて寝れる子が多いんです!

ちょっと残念な要素も

咬傷事故が多い

小さい犬ほどよく吠えると言われていますが、
チワワは最も咬傷事故が多い犬種としても知られています。
体が小さいのでそこまで重大な事故になっていないのが不幸中の幸い。

犬種の特性上、どうしても、気持ちの容量が小さめなんです。
体も小さいし、力も弱いので、警戒心も強くなりがち。
すぐいっぱいいっぱいになりがちなんです。
でもそれも含めてチワワの魅力だと私は思っています。

結論

チワワは「ネオテニー」ではないか説

世に数百あると言われる犬種の中で、
「チワワだけはこうなんです」
という特例をいくつか挙げましたが、それに共通して言えるのは

子犬の特性

なんです。

つまり、チワワこそが、犬のネオテニーではないかと私は考えています。

ネオテニーとは
幼体成熟:子供の特性を残したまま、
繁殖能力などを備えて成体になったもの。
ウーパールーパー(アホロートル)などが有名。

犬の馴致特性から犬そのものが
オオカミのネオテニーではないかという説も
昔はありましたが、今は否定されていますね。

いずれにせよ、見れば見るほど、興味が湧いてくる犬種です。



犬猫

Posted by kyotako

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